冬の養生法をお伝えしています。
今日は3つ目。
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腎の働きを助ける食材をとる
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についてです。
まずは、前回の
を振り返ります。
(前回をお読みくださった方は飛ばしていただいて大丈夫です)
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冬は腎の季節。
これは中医学の五行論に基づいていて
冬も腎も水のグループに入ることを意味している。
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五行論
全ての物事は木、火、土、金、水の5つに分けられる。
それぞれがそれぞれの働きを促したり
抑えたりする関係にある。
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↑五行論についてザックリと
腎は
生命エネルギー(腎精)
体を温める熱源(腎陽)
体を潤す水(腎陰)
を蓄えている大切な臓。
腎は寒さ・冷えに弱く
不調になると
全身の冷え、むくみ、食欲不振、尿量が減る
などの症状がでる。
なので
冬は腎を冷やさないことが大切。
腎のある腰や冷えやすい足元を温める。
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ということをお伝えしました。
では、本題に入りますね!
冬は…
①黒いもの
②元気を補うもの
③鹹味
④寒さを吹き飛ばす辛味
を取り入れましょう。
①黒いもの
黒も腎と同じ水のグループに属しているので
黒い食材は腎の働きを助けると考えられています。
黒ゴマ、黒米、黒豆、ひじき、海藻類などです。
◦黒ゴマはパラパラとごはんにかける
◦練りゴマを和え物に使う
◦黒米は白米と混ぜて炊く
◦飲み物を黒豆茶にする
は私もよく使っています。
②元気を補うもの
春に向けてエネルギーを蓄えるためです。
山芋、えび、豚肉などです。
③鹹味(かんみ)
塩辛いという意味です。
鹹味も腎と同じ水のグループに入り、腎の働きを助けます。
しょっぱいものを食べればいいの?
と思われる方もいるかもしれません。
鹹味には
塩(塩化ナトリウム)だけでなく、
マグネシウムやカルシウムなどのミネラルも含まれています。
単に塩辛いものを食べればいいというわけではないのです。
◦塩も精製塩ではなく、天然塩を選ぶ
◦海藻類や魚介類から自然な塩味を摂る
ようにしましょう。
④寒さを吹き飛ばす辛味
辛いものは体を温めて血行を良くしてくれます。
ただし、汗をかくほどとってしまうと
逆に冷やしてしまうので、少量使うようにしましょう。
◦七味や一味をお味噌汁や鍋物にパラっと
◦生姜をすりおろしてスープやお味噌汁に入れる
は簡単にできます。
以上、冬の食材についてでした。
取り入れられそうなものはありましたか?
少しでも参考になればうれしいです。
次回は、
②頑張りすぎない
③汗をかきすぎない
をまとめてお伝えします。
お読みいただきありがとうございました!