元夫の日系人 Brad -離婚- 37 | 自衛官一家に生まれて自衛官になった私が、ハワイでグリーンカードを取ってみた

自衛官一家に生まれて自衛官になった私が、ハワイでグリーンカードを取ってみた

自衛官一家生まれの元女性自衛官(敬礼)。
短大卒(英文科)→陸上自衛隊→貯金をはたき渡米→ハワイのコミュカレ卒(ホテル科)→米国永住権取得→某ブランドのセールス→現在、日本の地方都市で看護師兼予備自衛官兼お遍路さん。
日々、自衛隊に感謝しながら生きている。

Bradとの出逢いから国際結婚、

離婚までを綴っていきますクローバー

 

ディテールは少し変えています。

 

 

 

前回までのあらすじ

 

他人と過去は変えられない。

変えられるのは自分だけ。

 

 

 

 

 

 

 

日本に帰ろう…

 

 

そうは思いつつも、

今まで生活してきたこの地を離れること、

また独身に戻ること、

8年ぶりに日本で生活すること、

様々な不安があった。

 

 

そして、5年という時間の中で、

多少なりともBradへの情もあった。

 

 

本当にこの決断でいいのかな…。

 

 

自分のことなのに分からなくなり、

とうとう、母にメールをすることにした。

 

 

母は、Bradを初対面の時から

気に入っていなかった。

 

 

だからこそ、幸せな姿を見せて

”私の選んだ人は間違ってなかったでしょ”

という姿を見せ続けたいと思っていた。

 

 

きっと母は

離婚には賛成するだろうと思っていたので

最後までメールしなかったのだ。

 

 

今までの出来事、

そしてこの結婚生活にもう限界で

日本に帰ろうと思っているが、

まだ迷いがある事を送った。

 

 

母からはすぐに返事がきた。

 

 

 

『それを乗り越えても

一緒に居たいんだったらそれでもいい。

 

でも向こうはどう思うかな。


追いかけてすがっていくだけの価値が

あるのかよく考えて見て。


自分がみじめじゃないですか?』

 

 

 

・・・・・・

 

 

普段の母の性格からして、

”もう日本に帰っておいで!”

と言われると思ったのだが、

そうではなかった。

 

 

そうだね…。

 

 

親の反対や、大好きな日本や友人と

離れてまで追いかけてきた相手から

こんな仕打ち。

 

 

そうだ、私、今、すごいみじめだ。

 

 

メールを読み、その場で大泣きした。