Bradとの出逢いから国際結婚、
離婚までを綴っていきます
ディテールは少し変えています。
前回までのあらすじ
他人と過去は変えられない。
変えられるのは自分だけ。
日本に帰ろう…
そうは思いつつも、
今まで生活してきたこの地を離れること、
また独身に戻ること、
8年ぶりに日本で生活すること、
様々な不安があった。
そして、5年という時間の中で、
多少なりともBradへの情もあった。
本当にこの決断でいいのかな…。
自分のことなのに分からなくなり、
とうとう、母にメールをすることにした。
母は、Bradを初対面の時から
気に入っていなかった。
だからこそ、幸せな姿を見せて
”私の選んだ人は間違ってなかったでしょ”
という姿を見せ続けたいと思っていた。
きっと母は
離婚には賛成するだろうと思っていたので
最後までメールしなかったのだ。
今までの出来事、
そしてこの結婚生活にもう限界で
日本に帰ろうと思っているが、
まだ迷いがある事を送った。
母からはすぐに返事がきた。
『それを乗り越えても
一緒に居たいんだったらそれでもいい。
でも向こうはどう思うかな。
追いかけてすがっていくだけの価値が
あるのかよく考えて見て。
自分がみじめじゃないですか?』
・・・・・・
普段の母の性格からして、
”もう日本に帰っておいで!”
と言われると思ったのだが、
そうではなかった。
そうだね…。
親の反対や、大好きな日本や友人と
離れてまで追いかけてきた相手から
こんな仕打ち。
そうだ、私、今、すごいみじめだ。
メールを読み、その場で大泣きした。