2010年7月。



27歳で乳癌と診断されました。



どうやってこの乳癌が見つかったのかを書いておこうと思います。



最初にしこりに気がついたのは2009年10月でした。



ちょうどその時、私はインドにいましたぞう


7年間ダイビングガイドをしながら生活していたパラオを9月末日で引き上げ、帰ってきて早々、10月から2ヶ月間、タイ・カンボジア・インドを一人周る事を計画し、タイに2週間、カンボジアに4日、そして、その時の一番の目的であったインドに入国!!!


http://xxkanaxx.exblog.jp/12451455/



その矢先、ホテルでシャワーを浴びている時に、ふと右側の胸にしこりがあることに気がつきました。

大きさは2cmほど。普通に触っても気がつくくらいの大きさです。



ちょうど、日本では「余命一ヶ月の花嫁」という映画をやったり、何だかんだで乳癌の事についてTVでも取り上げられていた直後だったので、まず頭に浮かんだのは「乳癌?!」でした。



一瞬。


固まりました。



もう一度触って確かめます。



イボじゃないよね??(笑)ニキビじゃないよね??あ、20歳過ぎてるから吹き出物か・・。


なんてくだらない事を思いながらも、ドキドキしました。



早速ネットで乳癌について調べてみると、自分が乳癌ではなく「乳腺線維腺種」である可能性の方が遥かに高い事がわかりました。

(まぁ、乳癌で「ない」と言う確信が欲しくて調べていたんですね。)


理由は


・年齢(乳腺線維腺種は20代~30代に良く見られるらしい)的にも乳腺種の可能性が高い。

・乳癌はまわりがイガイガしていてへばりついているような感じ、乳腺種は丸くてさわるとコロコロ動く。私のはまん丸でコロコロ動いた。



など。


かすかな不安を残しつつも、ほぼ乳腺線維腺種で間違いない!と思い、インドの旅を続けました。



それに、もし、乳癌だったとしても、今帰って検査しようが、一ヶ月後に検査しようがそんなに大差が無い。

だとしてら、ずっと来たかったインドをめい一杯感じて、帰国してからしこりの事はまた考えればよい!


そう、勝手に結論づけて(笑)一ヶ月を過ごしました。



今思うと、この選択をして本当によかったと思います。


インド、最高でした。


あの時、ドギマギして予定変更して帰国しなかった自分に感謝らぶ②




そうして12月に帰国。もちろんすぐに検査に行きました。


マンモグラフィーとエコーの両方でチェックしてもらいました。



一番最初の診断は、


形状は乳腺線維線種の様だけど、一応細胞を取って検査しましょう。


と言う物でした。



そして後日、細胞診の為再度クリニックを訪れ、また数日後に結果を聞きにクリニックへ・・・。



そして、診断。




「良性です。」



「乳腺線維線種です。」




ほっドキドキ



一安心ですニコちゃん



ほっておいたら自然に消える人もいますが、大きくなる人もいて、そうなった場合、問題は無いけど美容的に気になるようだったら手術で取ってしまう事もできます。

どちらにしても、半年後にまた検査に来てください。経過観察していきましょう。



と言われ、一度目の検査は終了しました。




そして半年間、バヌアツ行ったり、モルディブ行ったり、ニューカレドニア行ったり、タイ行ったり、マダガスカル行ったり、ガラパゴス行ったり、パラオに2ヶ月お手伝いに帰ったり・・・・



と、めちゃくちゃやる気出して仕事しました(笑)



正直、乗りに乗ってました(笑)



ツアー企画するのが楽しくって、ツアーに行きながら毎月のツアーについて考え、交渉し、手配し、実行するその全ての経過が楽しくって、やりがい感じてました。



一方・・


私のやる気を栄養に成長したのか?と思うほど、しこりはグングン成長していきました。



とは言え、「大きくなる事もある」って言われていたし、良性だし、珍しいものでも無いという事だったので、そんなに心配せずに過ごしていました。




7月の頭。



その頃にはしこりが5cm弱にまで成長していました。



ちょうど半年経つし、もう一度検査に行こう!と、前回お世話になったクリニックに検査に行きました。


マンモグラフィーとエコー。



そして、その時担当してくださった先生に



「随分成長しましたね。この大きさだと見た目にも影響がありますし、これよりも大きくなってから取るとなると形が変わってしまう事もあると思うので、手術で取ってしまった方が良いと思います。その場合、このクリニックでは手術が出来ないので、別の病院で手術する事になるのですが、ここで細胞診をしてから病院に移るよりも、手術を決めた病院で検査した方が二度手間にならないので良いと思います・・・」



私には主治医とか、行きつけの病院がなかったので、その時の先生がいらっしゃる病院に紹介状を書いてもらい、引き続きその先生にお願いする事にしました。



2日後、病院を訪れ検査。


部分麻酔をかけ、前回やった検査よりも太い針で大きく細胞を取りました。



数日後。結果を聞きに病院へ。




そして。




「粘液癌と言う乳癌の一種です。」








2010年7月。



27歳と6ヶ月。



乳癌と診察されました。






続く・・・蝶々