ブリトーの夢

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朝、日本からの電話で目が覚めた。
昨日は、ダークルームをでたら、土砂降りで、走って、ずぶぬれになって帰ってきたことを思い出した。それでも、起きたら、もう蒸し暑かった。

そういえば、一人なんだ。。

今日は氷の一角に顔を出た気がした。
9時半から夕方の6時半まで、室内のダークルームで作業。途中、ハナとカタログの調整や、展示の大きさ、額について長く、話し込む。
どんどんと、数字が決まっていった。
そこに、ジョンが待ち遠しそうに、プリント開始の体制整い合図。
大きなサイズのフレームは注文、結局、この展示のために、$1000の出費はくだらない。。
さすが、ライトワーク、もちろん、そちら持ち!
全米で一番非営利の助成が多いらしい。
とにかく、どんどん、前に進んでいく、もう後戻りにできない数字。決めていかなきゃ、何も進まない。

ようやく、一段落、近くの、メキシカンまで、ブリトーを買いに走らせる。
最近のお気に入りの、ベジーブリトー、$5.50。
テイクアウトで待っている間、窓ぎわに座って聞こえてくる音楽と、パンクな姿の人が外で、タバコを吹かしている空気がどうも、リラックスさせてくれた。なんか、よい方向に向かっているような気がして、すごく、うれしくなった。まさに、氷山の一角に手を克たした感じ。やっと、先の眺めが見えるようになった。
たまには、こう、楽観的に、無性にうれしくなってもいいだろう。
その瞬間の達成感と、先の眺めが今をワクワクさせる。なんだか、ドキドキしてきた。
悪くないかも。やはり、気分なんて、その日の天気で変わるくらい、軽い方がいいかも。
大事なことは、そこに立った時に何が見えて、そこにどうやってたどり着くかを道しるべできるようになると、対外は安全であるに違いない。
けど、今、ブリトーを待つ時間はゆっくりと、その前兆を待つように、タバコの煙のように、フワフワと包んでくれていた。たとえ駄目でも、今こう思える、ふわふわの幸せを感じるひととき。人生短いから、いいよね。
この調子で、一角を目指したいものだ。油断すると、水面下である。
ハハハ。
ありがとう、ライトワーク!

データーをそろえる作業が時間がかかる。。。
金曜日までに終わらせなければ。週末は、独立記念日週末ということもあって、
ちまたは何をして過ごすかが、話題になっている。
さて、私はきっと、地味に、イサカの高校生たちとともに、
過ごすこととなるだろう。
そう、
シラキュースはあと、3日足らず。
7月はイサカ。

皆さん、おつかれさま。
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カウントダウン

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どうもどうも。
なんだか、今日からペギーなしという事もあって、静まり返るダークルーム。
今朝、6時の飛行機で飛びたった、姉御。

そのあと、睡眠をとって、活動開始。
ふたを開けてみたら、後3、4日しかないではないか。。。
ヤバイー。
とりあえず、カタログのデーターだけ、そろえばいいかな。
明日から、展示用のプリント開始。
ジョン頼みますよー。

今日は、一気にはかどったので、
また明日報告します。
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去る者

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"ヘ~イ、ガール!" と出迎えてくれた、姉御ペギー。
今日が最終日となった彼女は、明日朝、フロリダに帰る。
ただいま、ニューヨークから戻ってきました。
“どうだった?ニューヨークは?”とニコニコしながら、彼女は聞いてきた。
”運転疲れたけど、楽しかったよー”
ペギー、今日はスーツできめている。。いつもは、タイダイシャツや、ピンクのタンクトップなのに。。。さすが、学校で教えているだけの事はある。ビシッツ。
ご機嫌である。

そう、明日、ペギーはいなくなってしまう。

往復10時間を一日で運転しただけに、作業に味が入らない。疲れたーー。
キーボードのもとで、よだれを垂らして、居眠りしてしまった。
焦って、プリントを開始。今週中にカタログのデーターを仕上げなければ。
おまけに、週末には、イサカに引っ越し。そして、そこから、ここシラキュースに
週末かよって、ジョンと展示のプリント作りになりそうだ。。。
7月はそこで、写真を教える。

ところで、久々のニューヨーク、といっても、3週間ぶり。。。は非常に暑かった。
行く途中、イサカによって、ようへい君をお供に引きつれ、モクモクと走る。
マンハッタンは丁度、ゲイパレードの模様との事だったので、端を通って、ブルックリンに直行。
忙しいのに、顔をだしてくれたひとしくん。有り難う。
そして、2時間おくれで、登場のダニラン。みんなバラバラに昼食を食べながら、外で、人物ウオッチング。まさに、都会でしかできない事。
今回の目的、スタジオの荷物移動。
2人に手伝ってもらったおかげで、結構スムーズ。。と自分では思っています。。
有り難う!ようへいくん。
さてさて、自分が今まで、このニューヨークに3年住んでいたなんて、信じられない。
こんなゴミゴミしたとこにいたんだと、人ごとのように思えてくる。

よーへんくんとわかれて、ダニランとその友達のジョナサンと夕食。
マレーシア料理を間食。3人で、6人分を頼んで、ひっくり返るくらい食べた。
うまい!ついでに、向かいでジェラートもしっかり頂く。
明日は、月曜日、二人とも、お勤めなので、
11時頃解散。
しかし、ダニラン宅についても、夜な夜な、おしゃべり、結局、3時まで起きてました。
ほんと、ダニランって面白い。彼女もステキな女性の一人。

今日で、姉御ペギーについての話題はつきてしまいそうなのが寂しい。帰ってテーブルには焼いたクッキーと摘み取られた、花たちが花瓶に生けてあった。
どうやら、ペギーからのお帰りなさい、デイスプレイだったらしい。
彼女は、人を喜ばす事が好きらしい。
”もう、ここシラキュースのクレイジー親戚はつかれたよ、私のハッピー家族に早く会いたいー”と
しみじみ発狂していた。
先ほど、彼女が作った本を見せてもらった。初孫の出産日についての写真の本。
3週間ペギーとすごして、この本をみたら、感動した。
彼女がなんで写真を撮っているかって。。。。お母さんであり、女性であり、中年であり、ボスであり、父親であり、子供たちの全てを包み込む力のあるペギー、そして、そこには写真家のペギーが前提に浮き出ている。 そこに映っているのは愛する息子たちと、その嫁、初孫、それを囲む、兄弟とそのパートナーたち。新しい、命の誕生を素直に、喜んでいる、みんなが透明に映っている。
そこにうまれてきた赤ちゃんはほんとに幸せそうだ。こうやって、自分に何が大切かって切実に思う事は簡単にできる事ではない。
”楽しかったよー。”っていったら、“良かったねー”と素直に人の幸せを喜んであげれる輪が嬉しい。
結論は、素直に表現した者がちである。

有り難う、ペギー。近いうちにフロリダに遊びにいかせてもらいます。
こうして、また一つのさよならがある。
明日、私はペギーを4時半に空港に見送りにいく。。
また朝が早い。。。

おやすみ。

ハッピーの法則。

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朝6時に起きた。
まだ、誰も歩いていな、田舎道を走らせ、その湖の畔に着いた。
ペギーの幼なじみのワイの走らせる後を、追い、おとぎばなしの様な、素敵な山道を行く。
小屋はボロボロで、夜になると、蛍が入ってくるらしい、窓からは、その湖が見える。

さーて、ここで、最後の撮影を予定していた。
いよいよ、水に入るのだ!
入った。冷たいー。乾く。
(お楽しみに。。)

それより、
今日はアドベンチャー、今さっき、姉御ペギーと中華を食べに行った。
こんなシラキュースなのに、非常においしい!八宝菜をいただいた。

朝から、太陽のもとで、走らせていたせいもあり、もうクタクタである。
明日はニューヨーク。

話は戻るが、
ワイはベトナム戦争老兵である。彼の素朴な生活ぶりを見ていて、なんか切なくなった。
ペギーはやたら、この町で、正気を失って、クレイジーになっているいく人たちを見ていると言う(元旦那もその一人らしい)。
多分、水が悪いのだろうと豪語。
一見なんの、変哲もない町、その中には、たくさんのドラマだ潜んでいた。現に、ワイの奥さんも失踪してる。いったい何が人を狂気に導くのか。。。
よく最近考えてしまう事である。

現実の世界では、映画等などの世界を超える、ドラマが待ち受けてる事は確かだ。
実際、毎日、イラクでは兵士たちが戦士している。
戦争という行いが、人の心を弱くしてゆく。
勝利を願い、戦う兵士、人間の死を目にし、生死をさまよった者にしか味わえない、何かが、その後の生活をも揺らがすほどの、非倫理が充満しているに違いない。
ワイの隠れた、内面にはきっと打ちひしがれた反抗と怒りがあるに違いない。
勝敗をわける、戦争にかける、実際の人々の無力感。人間はもろいもの。
勝利を願うアメリカにとっては、とても皮肉な一面である。
日本も戦争を経験しているが、アメリカはベトナムやイラク戦争での立場が違う。
ワイの姿を見て、自分は自分の国をどれだけ知っているのか不安になった。もしかしたら、日本の歴史、戦争、全く、何も知らないのかもしれない、と、ふと思った。実際、何がリアルで、何がリアルじゃないかなんて、区別がつかなくなってしまっている、世の中。
アメリカも日本も、どれだけの人たちが、自国の事を知っているのだろうか、疑問に思う。

70年代のベトナム戦争、行った者しか、わからないのかもしれない戦場の色、匂い、音。。。。。
いや、その戦争という歴史を共にした国民たちは何かしろの、感情を抱き、それでも、前に進んできたに違いない。
やはり、戦争は良くない。絶対に。人間の領域を超える、暴力が人間の精神を正気に保つ訳が無い。

ハッピーである事が、どんなに、すばらしい事か。。。
ペギーを見ていると、そんなエネルギーで満ちあふれている。基本は、ハッピー。こんな世の中だから、おいしいと感じる事も、ハッピー。
そこから、平和、人との調和が生まれれば、何かが変わるかもしれないのかも。
そんな、姉御ペギーは家族を一番大事にしている。
それが、彼女の、ハッピーなのは確かである。

view


このワイというペギーの昔からの幼なじみ彼は、この小屋を改装中。
床には、うわさの読みかけのブカウスキのポストオフィスとハンクウイリアムス(Hank Williams)のcdが置いてあった。それを見て、この人のテイストと人生が伝わってきた。そして、この窓からの眺め。。
孤独だ。。

そろそろクライマックス。

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" そー、彼女はジプシーよ”、なんて、隣で、あねごペギーは電話の相手と私の事を噂してる。
やっぱり、ペギーからみても、私は、ボヘミアンらしい。
今日は、急激に暑くなっている。32度をまわっているとのこと。
また朝から、郵便局やお買い物など、軽く用をたす。
ペギーが ”聞いて!”と、何やら、ノートを出して、自分の書いたものを、運転する隣で、朗読する。
"I heard the sounds of ...eatting chips.... sounds of ... the smell of the .... the sweat, ..." (すらすらすら。。。)
彼女がバスを待っている途中書いたと思われる詩。
匂い、音、汗。。。シミ。。。ペギーの写真に現れている、表現だ。
ビートがきいている。
”ブカウスキ(Charles Bukowski) を思い出すよ。”
”わー、彼最高だよね。” とすかさず、ペギー。とニコニコして嬉しそう。
まさに、61歳のペギーはビートジェネレーションを代表するアメリカの詩人のブカウスキとなんとなくかぶっていた。私はどうも、こういう、汗臭い、地の底をなめるような古くさいのが好きらしい。だから、今の生活がボヘミアン的ともいえる。
(かもしれない。。)
あねごのリクエストで角のスタバ(一応、シラキュースにもある)に立ち寄る。
”あたし、ほんとあんたと仲良くなれて、よかったよ。。。”と、ボソボソいっている、”私も、寂しくなるよ、来週から。。”と改めて、2人はお互いの存在を確認し合った。

そして、先ほど、お昼に
ジョンと日本、韓国料理を食べにいってきた。
日に日に、折れたろっ骨がいたいらしい。
食べながら、展示のプリントの大きさや、デジタルか、c-プリントにするか軽く、話しながら、
私は石焼ビビンパ、ジョンははまちロールと、あなごアボガトロールを間食。
ジョンはほんとにいい人。確実に、あと、1ヶ月半はわらにしがみつく思いで、ジョンに、ぶら下がっていくのだろう。。。。

どうやら、今日はここシラキュースでジャズフェステイバルが行われるらしい。
が、
私はこうして、ダークルームで、涼みながら作業をする事にした。

明日、最後のアドベンチャーが待っている。
朝7時出発。ペギーと彼女の昔の友達のお家に撮影に行く。
何しろ、そこは湖のほとりらしい。

今日は金曜。作業はほどほどにして、
もう少ししたら、暑い夏の日差しを浴びにいくつもりだ。
そして、明日のために、今夜は早めに就寝予定。