15日、新春房仙まつりの

揮毫について書き残しておきたい。



大勢の人たちが、筆先に見入る中、

福田房仙先生が、揮毫されたのは

『源』だった。


マイクを取り、

さんずいは「水」よと

先生自ら解説を入れてくださる。


続いて余白に書き足してゆく。



源を中心に、

頭に“根”を書いて、根源

左横に“起”を書いて、起源

右横に“泉”を書いて、源泉

下に“流”を書いて、源流


数時間前、

「大きく書く文字は決めているの」と

チャーミングな笑顔で

仰っていたのは、この事だったのか!


いや、今日こうなるのは

〈いつかは大阪で〉と仰っていた頃から、

決まっていた事なのかもしれない。


さんずいは「水」。

水は、命そのもの。

ぐるぐる巡って、形を変え、

人や大地を潤して、還ってくる。


こんこんと湧き出る水が、

集まり、うねり、

大きな流れになるのを見た気がする。


この場だけではなく、

過去にも未来にも

カチッとはまり、繋がった瞬間だった。


先生曰く

「水だけで紙に書いても何も残らないでしょう?

水にね、一滴でも墨汁が混じると

筆跡が残ってしまうの。


私はそれを取り除きたい」





房仙先生のことばを受け取って、

大阪校代表の耕一さんが、続ける。


邪な心があるから、邪魔になる。


無ければ、純粋(純水)


純粋とは、利他のこころ。


とてつもない大きな教えを

ドーンと受け取って、

何だかもう、熱に浮かされたように

なって、くらくらする。


さんずいは「水」。

川になり海になり。

雲になり雨になり。

湯気になり。

雪にも氷にもなり。


全ての人の体の中に流れているもの。


最後に書いたのは、『継承』

〈ここから〉始めよう。

良い事は、伝えてゆこう。

気付いた人から、変わってゆこう。


形を変えても

人や大地を潤すような

そんな存在になって欲しい。


あなたも思いのまま、

形を変えられるんだよ。



※ 会場に飾られた沢山の凧のひとつ。

房仙先生が予め揮毫なさった"形”が書かれている。


偶然のようで、必然であることが分かる。



圧巻のパフォーマンスから、

皆さま、たくさんの感動や学びを受け取った事でしょう。


房仙先生、光孝先生、

このような機会を設けてくださり、

本当にありがとうございます。


大阪へ来て良かった。

最高のお年玉を頂きました。