こんにちは!
 
絵本セラピスト協会認定
絵本セラピスト®

NPO法人「絵本で子育てセンター」

絵本講師

基礎心理カウンセラー
 
そしてイタリア語イタリア勉強中
さらには重症筋無力症筋肉
はやま かなです。
 
ご訪問頂き、ありがとうございます。

 

かわいい子鹿さんが主人公の

イタリアイタリア絵本をご紹介します

 

イタリア語版イタリア

Il cervo e il cerbiatto

『小シカとお父さん』(仮題)
Stefania Leonardi Hartley
Roberta Vottero
Federica Nuccio

Una storia da Esopo 

イソップ童話より

Edizioni Theoria 出版

(画像はお借りしました)

 

父さん、どうして逃げ出したの?
無謀と勇気は違うんだよ。
守るべきものの為に

逃げ出せること。

それこそが本当の勇気なんだ。
—————-
これは父と息子の物語。
立派な角を持つ鹿の

リーダーはお父さん。
子鹿は強い父さんに

憧れています。

ライオンに襲われた

親子ですが子鹿は

こわくありません。

「こっちには父さんが

いるんだ!きっとライオンを

倒してくれる!」

でも父さんが子鹿にかけた言葉
それは・・・

「逃げろっ!!!!!」

ショックで泣きながら

駆けていく子鹿

「父さん...どうして...?」

落ち込む子鹿に父さん鹿は

優しく声をかけます。

「もし私が戦っていたら

どうなっただろう?

負けてしまったら?

私もお前もきっと

食べられてしまっただろうね。」

「戦うことだけが強さではない。

怖いという気持ちが

私達を助けてくれたんだよ。

時にはプライドを捨てることも

必要なんだ。

そうして大人になり、

賢くなっていくんだ。」

・・・勇気というものの

在り方について

考えさせてくれる

優しくあたたかな物語。

 

内容を少しご紹介本

Un possente ruggito
squarciò il silenzio
della foresta.
Era un leone!

すさまじいうなり声が
森の静けさを切り裂きました。
ライオンです!

"Corri!" e si lanciò
in una velocissima fuga.
 Il cucciolo obbediente
lo seguì con le lacrime
agli occhi per la vergogna
e la delusione.

「走れ!」そう言って父は
一目散に逃げ始めたのです。
言われるがまま子鹿は
父を追いかけました。
恥ずかしくてがっかりして、
目には涙が浮かんできました。

" Piccolo mio,
questa paura ci ha salvato
la vita.
Ci avrebbe sicuramente
 sbranati se non fossimo
fuggiti.
A volte bisogna ingoiare
il proprio orgoglio.
Questo significa
 diventare adulti e saggi."

「よく聞きなさい。
怖いという気持ちが
私たちの命を救ったんだ。
逃げ出していなければ、
私たちはきっと食べられて
しまっていたよ。
時にはプライドを捨てる
必要があるんだ。
それが大人になり、
賢くなるということなんだよ。」

Adesso ammirava ancora di più
quel suo babbo che non aveva
 esitato a dimostrarsi
un fifone pur di salvare la vita
del figlio .

子鹿は、自身の身をまもるために
臆病であることをためらわずに
伝えてくれた父さん鹿を、
ますます尊敬するようになりました。
 

 

『Il cervo e il cerbiatto』

 

cerbiatto libreria

さんで購入できますよ。

 

イタリア 絵本 Cerbiatto (チェルビアット 絵本店)

 

 

 
最後まで読んで下さって
ありがとうございました。
 
今日もあなたにとって
ステキな日になりますように。
そして、楽しい人生が
広がっていきますように🌈
 
はやま かな
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