しばらく開いてしまいましたが、パールちゃんのことを書きたいと思います。
もう1年以上前になってしまいましたが、私の忘備録のために。。
パールちゃんは去年4月12日に警察署に保護されていたのをお預かりしました。
パールちゃんお預かりの経緯は過去の記事にあります。
§29 罪と償い、そして、、、
§30 そして、奇跡が起こり、、
我が家にきてから1週間。はじめはご飯を食べ、少し水を飲み、すぐ寝る、というサイクルでしたが、日に日に体重も増え、目に生気が戻り、私たち夫婦を安心させてくれました。
きなこも無事に戻ってきていたので、比較しやすかったということもあったのですが、
きなことパールちゃん、性格が正反対ということではないのですが、観察しているとそれまでの生活環境がわかるような特徴がいくつかありました。
1つ目は、私より夫は好き!!(笑)
なんでしょうか、この敗北感。。基本とりのお世話は私がしているのですが、毎日毎日放鳥をし、ケージを掃除し、おやつをあげ、豆苗祭りをし、ケージカバーまで作ってあげたというのに、
小さいケージ用に作ったんだよ!!
夫が帰ってくると、出せ出せコールをかまし、入り口を開けると一目散に夫の肩へ飛び込んでいくという。。。さらには、自分から夫の腕まで下りていき、背中を向けお尻を上げて好き好きアピール。。。
ちなみに、私が仕事から帰ってきても、放鳥時間で入り口を開けてあげても、普通でした。。
きなこが出てるから自分も出ようか、くらいのスタンスでケージから出てくれてました。
なので、きっとパールちゃんは一人暮らしの男の人か、もしくはお世話係が男の人のおうちで飼われていたのかなぁ、と感じました。
2つ目は、ケージは居心地悪い?!
私だけのときは別ですが、夫がいるときは常に出せ出せコール。そして出してもらうとずっと夫の肩にとまっている感じ。部屋の中を飛び回ることもなく、テーブルや床に下りていくのも平気なことから、もしかしたら放鳥中は高いところにいるよりは床を歩いていたのかなっと。そして、放鳥というよりはむしろケージに入っていない生活をしていたのかなぁ。。
私たちが食事をしていると、ケージの中で右に左にパタパタしているのは、人間のごはん時間もお外にいて、一緒にごはん食べてたのかしら、、と思わせる様子でした。
豆苗祭り始めました!
その他、ペレットも食べれる→ペレット食、きなこに動じない→一緒に飼われているペットがいる、ペレットを食べるときには右足で持つ、呼び鳴きが(きなこと比べて)優しい→人と一緒にいるから呼び鳴きをあまりしない?、パール模様がある→女の子(夫に女の子鳴きをしていた)などなど。
それら気づいたことを夫とメモしながら、パールちゃんの飼い主さん候補が現れたら確認しようと話していました。
まだまだ緊張気味のパールちゃん
そして、パールちゃんを4月12日にお預かりしてから1ヶ月と少し過ぎた5月21日。
パールちゃんが届けられた警察署から連絡がありました。
結果、初めての飼い主さん候補がパールちゃんの飼い主さんで間違いありませんでした。
パールちゃんをお迎えにきたのは飼い主さんの奥様とその娘さん。
パールちゃん、本名は「むむちゃん」というそうで、主にご主人と一緒にいたそうです。普段はケージには入っておらず、在宅勤務のご主人と一緒に過ごし、パソコンでお仕事をされているご主人にべったり、マウスを持つ右手のところにきては背中を向けて女の子鳴きをしていたそうです。
「むむちゃん」のお家には他にオカメインコとモモイロインコと犬が二頭もいる大所帯で、大きい犬にも動じない、モモイロインコちゃんのケージに入ってモモイロちゃんのご飯(ペレット)を食べ、家の中を縦横無尽に歩き回っていたそうです。
きなこじゃなくパールちゃんの水浴び。どうみてもきなこの水浴びと同じ写真にしか見えないですが。。。
1番の決め手はパールちゃんが飼い主さんを覚えていたことです。ケージから出した途端、飼い主さんの肩へ飛んでいきました。そして、私たち夫婦が感じたパールちゃんの特徴が飼い主さんの話してくれたことと寸分違わず一致したことも、決め手になりました。飼い主さんの方も、パールちゃんをみて直感で自分のうちの子だと分かったそうです。
飼い主の直感はとても当たると思います。私たち夫婦がきなこをきなこだってわかったように。
そしてパールちゃんは無事に元のお家へ帰っていきました。
約1ヶ月とちょっとではありましたが、パールちゃんとの生活はとても楽しく、不謹慎ではありますが、もし飼い主さんが見つからなくてもきなこと一緒に大切にしていこうと思ってました。
それが、パールちゃんの飼い主さんも無事に見つかったことで、きなこのことも含め、私たちにはこの一連のことが奇跡としかいいようのないことに思えました。
きなことパールちゃん。同じ時期にそれぞれの飼い主の不注意で外に出されてしまいましたが、2鳥ともなんとか無事に飼い主の元へ戻ることができました。この二つの出来事が当時のわたしには本当に本当に奇跡に思えました。奇跡って本当にあるんだ、奇跡って本当に起きるんだと。。
ですが、その後の迷子鳥の掲示板などをみていると、たまたま、偶然が重なった出来事に「奇跡」という響きのいい言葉を使って、自分の犯した罪をうやむやにしてしまっているんじゃないかと思いました。きなこを逃がしてしまったということは消し去ることはできないのに。。
パールちゃんが無事に飼い主さんの元へ戻ることができて、きなこのことも含めて「奇跡」という言葉に侵されて書いた一連の記事をみると、自分が使う「奇跡」という言葉がとても軽く、これらを読んでいる方が、「「奇跡」とはそんなに軽々しく使う言葉じゃないのに!!」と思われているんじゃないかと怖くなりました。
そして、今でも迷子になってしまったわが子を探している飼い主さんたちにとても失礼なことを恥ずかしげもなく書いてしまっているんじゃないかと。。
きなこはきなこ自身の「生きる力」で外の世界を乗り切りました。
そしてきなこ自身で自分を保護してくれる人を選び出し、その人へ飛び込みました。
飛び込んだ先の人は本当に良い方で無事に私たち夫婦の元へきなこを返してくれました。
もしかしたら、きなこが私たちの元へ戻りたいと思ってくれたからこういう「奇跡」と思える結果になったのかもしれません。
きなこを逃がしてしまったのは去年の4月7日。きなこ6ヶ月誕生日の日です。
あれから1年半の今日はきなこ2歳の誕生日です。
私が犯した罪は消えないけど、今日まで元気に過ごしてくれているきなこに本当に感謝しています。愛しています。
ダメダメな飼い主だけど、これからもあたなが健康で幸せに暮らせるよう一生懸命頑張るよ!!
もう1年以上前になってしまいましたが、私の忘備録のために。。
パールちゃんは去年4月12日に警察署に保護されていたのをお預かりしました。
パールちゃんお預かりの経緯は過去の記事にあります。
§29 罪と償い、そして、、、
§30 そして、奇跡が起こり、、
我が家にきてから1週間。はじめはご飯を食べ、少し水を飲み、すぐ寝る、というサイクルでしたが、日に日に体重も増え、目に生気が戻り、私たち夫婦を安心させてくれました。
きなこも無事に戻ってきていたので、比較しやすかったということもあったのですが、
きなことパールちゃん、性格が正反対ということではないのですが、観察しているとそれまでの生活環境がわかるような特徴がいくつかありました。
1つ目は、私より夫は好き!!(笑)
なんでしょうか、この敗北感。。基本とりのお世話は私がしているのですが、毎日毎日放鳥をし、ケージを掃除し、おやつをあげ、豆苗祭りをし、ケージカバーまで作ってあげたというのに、
小さいケージ用に作ったんだよ!!
夫が帰ってくると、出せ出せコールをかまし、入り口を開けると一目散に夫の肩へ飛び込んでいくという。。。さらには、自分から夫の腕まで下りていき、背中を向けお尻を上げて好き好きアピール。。。
ちなみに、私が仕事から帰ってきても、放鳥時間で入り口を開けてあげても、普通でした。。
きなこが出てるから自分も出ようか、くらいのスタンスでケージから出てくれてました。
なので、きっとパールちゃんは一人暮らしの男の人か、もしくはお世話係が男の人のおうちで飼われていたのかなぁ、と感じました。
2つ目は、ケージは居心地悪い?!
私だけのときは別ですが、夫がいるときは常に出せ出せコール。そして出してもらうとずっと夫の肩にとまっている感じ。部屋の中を飛び回ることもなく、テーブルや床に下りていくのも平気なことから、もしかしたら放鳥中は高いところにいるよりは床を歩いていたのかなっと。そして、放鳥というよりはむしろケージに入っていない生活をしていたのかなぁ。。
私たちが食事をしていると、ケージの中で右に左にパタパタしているのは、人間のごはん時間もお外にいて、一緒にごはん食べてたのかしら、、と思わせる様子でした。
豆苗祭り始めました!
その他、ペレットも食べれる→ペレット食、きなこに動じない→一緒に飼われているペットがいる、ペレットを食べるときには右足で持つ、呼び鳴きが(きなこと比べて)優しい→人と一緒にいるから呼び鳴きをあまりしない?、パール模様がある→女の子(夫に女の子鳴きをしていた)などなど。
それら気づいたことを夫とメモしながら、パールちゃんの飼い主さん候補が現れたら確認しようと話していました。
まだまだ緊張気味のパールちゃん
そして、パールちゃんを4月12日にお預かりしてから1ヶ月と少し過ぎた5月21日。
パールちゃんが届けられた警察署から連絡がありました。
結果、初めての飼い主さん候補がパールちゃんの飼い主さんで間違いありませんでした。
パールちゃんをお迎えにきたのは飼い主さんの奥様とその娘さん。
パールちゃん、本名は「むむちゃん」というそうで、主にご主人と一緒にいたそうです。普段はケージには入っておらず、在宅勤務のご主人と一緒に過ごし、パソコンでお仕事をされているご主人にべったり、マウスを持つ右手のところにきては背中を向けて女の子鳴きをしていたそうです。
「むむちゃん」のお家には他にオカメインコとモモイロインコと犬が二頭もいる大所帯で、大きい犬にも動じない、モモイロインコちゃんのケージに入ってモモイロちゃんのご飯(ペレット)を食べ、家の中を縦横無尽に歩き回っていたそうです。
きなこじゃなくパールちゃんの水浴び。どうみてもきなこの水浴びと同じ写真にしか見えないですが。。。
1番の決め手はパールちゃんが飼い主さんを覚えていたことです。ケージから出した途端、飼い主さんの肩へ飛んでいきました。そして、私たち夫婦が感じたパールちゃんの特徴が飼い主さんの話してくれたことと寸分違わず一致したことも、決め手になりました。飼い主さんの方も、パールちゃんをみて直感で自分のうちの子だと分かったそうです。
飼い主の直感はとても当たると思います。私たち夫婦がきなこをきなこだってわかったように。
そしてパールちゃんは無事に元のお家へ帰っていきました。
約1ヶ月とちょっとではありましたが、パールちゃんとの生活はとても楽しく、不謹慎ではありますが、もし飼い主さんが見つからなくてもきなこと一緒に大切にしていこうと思ってました。
それが、パールちゃんの飼い主さんも無事に見つかったことで、きなこのことも含め、私たちにはこの一連のことが奇跡としかいいようのないことに思えました。
きなことパールちゃん。同じ時期にそれぞれの飼い主の不注意で外に出されてしまいましたが、2鳥ともなんとか無事に飼い主の元へ戻ることができました。この二つの出来事が当時のわたしには本当に本当に奇跡に思えました。奇跡って本当にあるんだ、奇跡って本当に起きるんだと。。
ですが、その後の迷子鳥の掲示板などをみていると、たまたま、偶然が重なった出来事に「奇跡」という響きのいい言葉を使って、自分の犯した罪をうやむやにしてしまっているんじゃないかと思いました。きなこを逃がしてしまったということは消し去ることはできないのに。。
パールちゃんが無事に飼い主さんの元へ戻ることができて、きなこのことも含めて「奇跡」という言葉に侵されて書いた一連の記事をみると、自分が使う「奇跡」という言葉がとても軽く、これらを読んでいる方が、「「奇跡」とはそんなに軽々しく使う言葉じゃないのに!!」と思われているんじゃないかと怖くなりました。
そして、今でも迷子になってしまったわが子を探している飼い主さんたちにとても失礼なことを恥ずかしげもなく書いてしまっているんじゃないかと。。
きなこはきなこ自身の「生きる力」で外の世界を乗り切りました。
そしてきなこ自身で自分を保護してくれる人を選び出し、その人へ飛び込みました。
飛び込んだ先の人は本当に良い方で無事に私たち夫婦の元へきなこを返してくれました。
もしかしたら、きなこが私たちの元へ戻りたいと思ってくれたからこういう「奇跡」と思える結果になったのかもしれません。
きなこを逃がしてしまったのは去年の4月7日。きなこ6ヶ月誕生日の日です。
あれから1年半の今日はきなこ2歳の誕生日です。
私が犯した罪は消えないけど、今日まで元気に過ごしてくれているきなこに本当に感謝しています。愛しています。
ダメダメな飼い主だけど、これからもあたなが健康で幸せに暮らせるよう一生懸命頑張るよ!!