ガジェット:Gainward Geforce RTX 4080 Phantom レビュー | のんびりクソレビューブログ

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Gainward Geforce RTX 4080 Phantom

というわけで、前々から宣言していた通りグラボを購入。

 

今回はNVIDIAのRTX 4080とAMDのRadeon RX 7900 XTXがどちらも

非常に高額な買い物ということで吟味に吟味を重ねての購入となった。

 

事前情報ではかなり拮抗している感じだったが、

結局NVIDIA独自機能のDLSSがAMDのFSRより優れていることや、

レイトレーシング機能が他社に比べて抜きん出ていること、

遊ぶゲームの全てにおいてRTX 4080のほうが高パフォーマンスだったので購入。

 

で、今回購入したものはGainwardというメーカーのもの。

普段であればGIGABYTEにすぐ飛びつくが、

購入予定であった楽天市場ではいずれも定価以上の出品となっていたことと

ビカビカ光りまくっててうんざりだったので落ち着いていたこれを選択。

 

ちなみにGainwardは古くからあるメーカーだが、Palitと統合したことで

一度はその名が消えてしまった。

が、RTX 3000シリーズから復活したという経緯を持つ。

ということで見ていこう。

 

●パッケージ

パッケージには他社メーカーのパッケージのように凝ったイラストやCGは無く

グラボの写真をバックに「GAINWARD PhAnTom」と簡素に描かれている。

(アルファベットの大文字小文字が入り乱れているのは意味があるのか?)

 

また、箱そのものもRTX 3080のものよりも一回りほど大きくなっている。

 

●内容

・本体

・付属品箱(付属品の項目で説明)

 

と、ドライバディスクや説明書のようなものは一切入っていませんでした。

今の時代ドライブを搭載しているPCは少なくなってきているし

これも時代の流れなのかな?

 

●本体

正面はどのメーカーも似たりよったりな3連ファンのものとなっている。

 

樹脂製のボディにヒートパイプが通されているデザインとなっていて

最近のビカビカ光るグラボと違って派手さは無いものの

無骨な渋いかっこよさを感じる。

 

大きさは公式発表で329.4mm × 141.6mm × 69.7mmで

実寸もほぼ同じ大きさとなっている。

 

グラボとしては大型な部類だが、ほとんどのメーカーは350mm周辺の長さなので

今回紹介しているGainwardのRTX 4080はかなり小さい。

 

ファンは先端にウイングチップが設けられており

気流の乱れを抑え効率の良い冷却が可能になるそう。

 

ちなみに、温度が60度以下の場合

ファンが停止して静音駆動となるのも特徴である。

 

背面はこんな感じでPhAnTomのロゴやテキスト類が印刷されているだけの

シンプルなバックプレートになっている。

 

見ての通りファン1個分大きくスリットが開けられているので

冷却性能は高そう。

 

バックプレートの端にはBIOS切り替え用のスイッチが搭載されていて、

パフォーマンス(通常)モードのP、サイレントモードのSが用意されている。

 

こんなグラボ買うような人はサイレントモードで動かすことはまず無いと思うが

静音PCが作りたいと言った場合に役立つだろう。

 

 

不覚にも側面の写真を取り忘れたので公式画像から。

本商品ではLED類は少なく、

側面の「GEFORCE RTX PhAnTom」のテキスト部分のみ

発光する最低限の電飾となっている。

 

公式サイトにExperToolというツールがあって、

これでファンの回転数調整や、LEDの設定もできる。

 

ポート類は

Displayport 1.4a×3

HDMI 2.1a×1

 

Displayportなんて産廃が3つでHDMIが1つとか意味わからん。

2つづつ用意すればいいじゃねぇか。

この世界のどこにグラボ1枚でDisplayport3つ全部使う人間がいるんだ?

そういうやつはだいたい複数差しだろ?

 

ちなみにメーカーによってはDisplayportが更に増えてたりする。

(違うそうじゃない)

 

補助電源は12VHPWRで、PCI Express 8ピン×3→12VHPWRの

変換ケーブルが付属するので非対応の電源でも問題なく使用できる。

 

これをきちんと差し込まないと巷で噂になっている

ピン、グラボが溶けるという問題が発生するので確実に差し込むように。

画像を見ての通りちゃんと刺さってなくて後でビビった。

 

付属の変換ケーブルの問題なのか、このグラボのコネクタが悪いのか

刺さった感触がなかったので目視で確認するまで気づかなかったという訳。

 

12VHPWRの隣にはアドレサブルRGBケーブル用のピンもあり、

統一感のある光るゲーミングPCを作りたいって人の要求も満たせる。

 

まぁそんな人はもっとビカビカ光る派手なグラボを買うと思うので

地味な本商品は選択肢に入らないと思うが…

 

●付属品

袋で非常にみづらいが、左から

・PCI Express 8ピン×3→12VHPWR変換ケーブル

・アドレサブルRGBケーブル

・サポートステイ

の3つがアクセサリー箱の中に入っている。

 

アドレサブルRGBケーブルが付属するので

別途購入しなくても発光パターンを同期させることができる。

 

サポートステイは樹脂製で全部で4パーツ(+ビス)になっている。

これらを組み合わせることでケースへ最適な取り付けができる。

 

取り付けはこんな感じ。

樹脂製ではあるものの、簡素な作りな分しっかりしているし

グラボ本体にビス止めできるので何らかの拍子に外れたりとかなさそう。

 

サポートステイの組み合わせ次第で2枚のグラボまで支えることが可能となる。

 

説明書等はないが、YoutubeのGainward公式チャンネルにて

使い方を詳しく説明している。

 

●比較

物理的な比較から

上に乗っているのがGIGABYTEのRTX 3080(10GB)

 

RTX 4080/4090は先程も述べた通りどのメーカーも大型化の一途だが

GainwardやMSIなど、一部メーカー一部シリーズでは

RTX 3000シリーズと長さがほとんど変わらないものを出しているので

こういうのを選べばケースを新調せずともそのまま使用することができる。

 

ただ、長さはほぼ同じものの、横幅と厚みはかなり増量しているので

スリムケースのようなものを使っているとちょっと危ないかもしれない。

 

 

次に動作での比較。

 

 
 

比較に使うのはCyberpunk 2077のSteam版

 

まずはRTX 3080(10GB)

以前、Cyberpunk 2077をレビューした際、

最後に載せたベンチマークの結果。

 

RTX 3080だと、DLSS設定 クオリティだと

解像度4Kで平均32fpsという始末。

レイトレがクソ重いんだよな。

 

次にRTX 4080

同じくクオリティだと平均20fps向上と大幅な改善がされている。

 

最低fpsについては画面の切り替わりなどで発生するもので

普段ゲームプレイ中に発生するものではないのでこれもストレスではない。

(むしろタイミング的にCPUがボトルネックになっている気もする。)

 

DLSS設定 バランスだと常時60fpsに張り付くほどで

通常プレイで全くストレスを感じなくなった。

 

NVIDIAのパフォーマンスオーバーレイでパフォーマンス確認。

 

RTX 3080ではGIGABYTEの設定がそうなのか、それとも発熱の問題か

ゲームを起動するとファンがうなりを上げてしまっていたが

RTX 4080ではほとんどの場合において65度以下をキープし続け、

ファンがうなるほどの回転はしなかった。

 

流石に長時間遊ぶと65度を超えてくるが、それでもかなりのものである。

ちなみにアイドル時には40度を下回る。

 

このことから他のメーカーのものがどれほどの熱量かわからないが、

本商品が他社に比べ短いからといって特別冷却性能が劣るというわけではなさそう。

 

メモリ搭載量が16GBと、AMDの7900 XTXの2/3で不満があったが、

実際に動作させてみるとDLSSの恩恵か

10GBも使っていないことを確認できたのでNVIDIA的にも

「DLSSあるからメモリは大量に積まなくても良い」という判断なのかもしれない。

 

Cyberpunk 2077ほどの重量級でこれなので

並のゲームであればもっと余裕の動作をする。

 

ちなみにCyberpunk 2077はDLSS 3.0に近日対応予定なので近いうちに

RTX 4080でDLSS設定 クオリティで60fpsも余裕で出る予定。

(プレビュー版で90fpsも出ている件)

 

他のゲームやベンチマークソフトについては資金が潤沢な

企業やブロガー、Youtuber達が上げまくっているので改めて自分が

検証するまでもないなぁって。

 

 

以上、Gainward Geforce RTX 4080 Phantomでした。

一昔前だと20万あれば上等なゲーミングPCが組めたものだが

今は1パーツで20万という時代になってしまった。

まぁ、このブログを見ていてくれている人ならわかると思うが

自分の場合「4Kで遊びたい、VRで遊びたい」と

とにかく要求スペックが高いのでFHDで十分という人は

3000シリーズや、今後でる4050/4060と言った

安価なモデルでも十分かもしれない。

 

記事には載せていないが、DLSS 3.0にはフレーム生成という機能があって

よりfpsを稼ぐことができるようになる。

 

Cyberpunk 2077は近日公開だが、Microsoft Flight Simulator 2020は対応していて

fpsにかなり余裕がでたので、VRでプレイしても余裕のある動作が可能となった。

 

RTX 3080ではプリセット:ミドルレンジじゃないとガックガクで遊べなかったのに

RTX 4080ではプリセット:ウルトラで余裕なのでこの差は大きい。

MSFS 2020がVR最高設定で余裕でぶん回せるようになっただけで

これを買った価値があった。

 

→VRの項目にフレーム生成がなかった。

フレーム生成無しでぶんまわしていることなのだろうか?

 

 

今回決して安い買い物じゃないだけに悩みに悩んだ末に購入したもの。

 

今回は楽天マラソンにて購入。

 

XPRICE独自でポイント9倍しているので最終的に27倍ポイントがついた。

なんと約3万ポイント。しかも10日購入したので更にポイント5倍

元が超高額だからポイントがうめぇ。

 

ちなみに今まで使っていたRTX 3080は売りさばいたので

差し引きで今回のRTX 4080は半額に近い額で購入できた。

 

オーバークロック版

ちょっとオーバークロックしただけでなんでこんなに価格差があるのか。

 

RTX 4090

各社メーカーと同じく、GainwardもRTX 4080と同じ見た目のグラボになっている。

 

今回もう一つ購入候補にあったMSIのRTX 4080

VENTUSというシリーズ名を冠している通り、

LED等無駄な装飾が一切ついていない硬派なグラボになっている。

 

いつもならGIGABYTE製のグラボを迷わず買うところであるが

どいつもこいつも派手に光ってうんざりする。

LEDを消せばいいじゃんというが、そういうことじゃない。

いらないものがついているのが問題なのである。