「奥村直樹ノ友達展」1/28-30@Desk/Okumura

谷川・フラン・果菜絵(処女作)
パフォーマンス「おぎはらせいこまんじゅう」


このシナリオと記録を公開することで、友達展を終了したいと思います。

まず、シナリオ(はしがき)から。


1月24日、日曜日

1)はしがき

・「奥村直樹ノ友達展」にひとつ決まったシナリオを書けないか。多分カオスなそれを、ひとつ操縦できないだろうか。

・奥村直樹を中心とする相関図を作るとする。ここにいる人々は、そのためのピースを持っている、つまり何らかの過去の経験によって結ばれる関係にあるが、そのワイプの大きさと距離は、想像に委ねられる。また「奥村直樹ノ」と冠している以上、その相関図は奥村直樹だけが完成させる事が出来る。



私は奥村くんの友達である。

どういった友達かといえば、元カレを通じてタマビの卒制展で知った一年後、家探しをしていたとき、建築士を通じて初めて話した。奥村くんの家を引き継ごうとした者である。



同じ釜の飯を食った仲でもなんでもない。会えば話すという程度。



おそらく「奥村直樹」の相関図の中に私のワイプは無く、せいぜい端に名前が載る程度だ。



しかし私は傲慢にも、この友達展を利用して目立ちたい、また新しく面白い人材に巡り合いたいという「友達展」あるいは「友達じゃない展」の双方に共通するだろう当然の欲望を剥き出し、出展を決めた「友達展」に直に向き合ってしまっている普通の人間。



(この展示によって、もたらされるのは私の肩書きに作家という名前が付くことだ。展覧会デビュー。

私という人間について少し触れておくと、これまでの私は、俳優であり、ドラマトゥルク、主宰、デザイナー、モデル、キュレーターである。どれも初めて間も無く、そして辞めたものは一つもない。)



普通の人間であるが故に、私は”超人”的な視点を、最強のメタ認知存在である神の視点を獲得したくなった!これを手に入れれば「友達」、奥村直樹の「友達」、「友達」展を俯瞰できる!相関図を描く事ができる!私は全ての人を一瞬にして見定めることができる!「友達」展で最も価値を見定められる作品、「作家」共を!これこそ最強の作家なのではないか!



だが、私には到底不可能だ。Desk/Okumuraというスペースに入った途端、現場にいる人をヒエラルキーに決め当て、つまりは自分を中心とした相関図を書き上げ、どの辺りが未開拓、という事を考える反面、普通に祝祭として楽しんでしまうだろう。やはり私に「神の視点」を当て書きすることは出来ない。神より私の方が、”超人”だからだ。そんな小さな神など、誰が見たいか。



そこで、私は、これ以上ない「友達」の権化を召喚することにした。

私の召喚する権化は道化のように見え人々を楽しませたり、困らせたりするだろう。道化はまた私の化身でもある。


*ともかく!インタラクティブ・ラブでリレーショナル、笑えて驚きのスペクタクル!になる予定!







2)キャスト・あらすじ



A・・・1人以上のアーティストまたは客人

B・・・A以外の1人以上のアーティストまたは客人

C・・・Ceico=おぎはらせいこまんじゅう、こと「神の視点」。キューピッドとも。



・C以外の役割は、状況によって変化する。即ちCの持つ「神の視点」はあくまでCという「神の視点」を通しており、時間が生ずる。


・  Cの台詞は幾つか決まりがあるが、Cの台詞をC以外の人は知らない。後発的に知るのはAとBに割り当てられた人のみである。


・Cは私と自然に交流し、しばしば別々に行動するが、実行中は、二人ともDesk周辺にいる事とする。


・Cと私は、最終日あるいは搬出日までその共謀関係を公開しない。


・毎日進化!





→要するにこれは、演劇的指示に基づくゲリラ・パフォーマンスという体裁で、相関図を肌身で感ずる実験である。演劇と美術を様々な要素で繋ぎたいという私の実践の第5弾。





ケース1

AとBが会話している/していない

_AとBは知人である

_AとBは知人ではない

Cはそれを知る由もなく、AとBの話に割って入る

.AとBはCを煙たがる=AとBは懇意である、疲れている/盛り上がっている、打算的に仲良くしたい

.AはCを煙たがるが、BはCを歓迎する=AはBに興味がある、

.AはCを歓迎するが、BはCを煙たがる=Aは退屈していた、気まずかった、Cに興味がわいた/BはAに興味がある

.AもBもCを歓迎する=AとBは懇意すぎるのである、飽きていた、気まずかった



→AとBの関係性は、Cに対する態度によって、緩和あるいは強化される。


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