4日間のフランス田舎暮らしで得たもの | カナルセットのおいしいしあわせ ~フランスのキッチンから~

カナルセットのおいしいしあわせ ~フランスのキッチンから~

フランス・パリ在住。料理を研究しています。
「おいしいはしあわせ」は万国共通!
和洋中問わず、お家で作れる美味しいレシピを紹介しています。

 

Bonjour,

 

昨日パリに戻ってきました。

TGV(日本でいう新幹線)は

相変わらず30分遅れで出発。

なぜ時間通りができないのかフランス。

そういうところがフランスらしくて

いいのかもしれないけど。。。

 

 

この4日間は明らかに

特別な時間でした。

忘れたくなくて記録しておきたいのに

うまく言葉にしてまとめられないな、困った。

 



 

こんなきれいな湖のそばで

ピクニックを毎日しました。

 

お隣さんにもらったという採れたてトマトで作った

ケークサレ、

ラタトゥイユのような味つけの

キヌアのサラダ、

彼女が働くパン屋さんのおいしいバゲットに

この地方のチーズ。

冷えたロゼワイン。

 



 

2日目は急遽

彼女の家の大家さんが来てくれて

一緒にピクニック。

予想外の展開に

大慌てで作った料理たち。

 

ジロール茸が練り混ざってるパスタに

ストックラタトゥイユを混ぜた

ラタトゥイユのパスタには

採れたてバジルを混ぜて。

 

ラディッシュと大家さんがくれたおいしいハムに

ヨーグルト、ディルを混ぜたサラダ。

 

ジャガイモとズッキーニとベーコンを

自家製バジルソースで炒めた

ジェノバ風炒め物。

 

バゲットにチーズ、この地方のワインを持って

絶景を目の前に乾杯。

デザートは友達手作りのクッキー。

 

 

 

翌日は

友達が仕事の間、

私は一人隣町のアヌシ―へ。

ここに住んでいる昨日の大家さんと合流し

大家さんと息子さんとピクニック!

なんと大家さんの手作り料理で。

 



お庭で取れた野菜とハーブたっぷりのタブレに

おいしいパテとチーズに

フルーツのコンポート仕立て。

離れて住む息子さんも

持ってきてくれた料理がタブレだった。

お父さんから受け継がれたタブレ。

でもやっぱり味わいが違って、

親子のタブレが味わえてうれしかったなぁ。

写真撮っておけばよかった。

食べるのに夢中過ぎた。

 

 

夕方は

職場の人の紹介で

日本人の女性がご主人と経営している

グルテンフリーのお店へ、

後から合流した友達と。

ここでも新たなご縁ができました。

 


 

 

サヴォア地方、エクスレバンという

想像以上に何もなかった田舎で

日本人が全くいない中で頑張っている友達を見て、

最後にお店に寄った時

汚れた作業服で出てきてくれた友達を見て、

いろんな想いがあふれて泣きそうになった。

 

同じフランスで、

少し違うようででも同じような境遇だからこそ

ほんとはものすごく不安なことや

ほんとはものすごく寂しいこと、

痛いくらいよくわかるから。

 

同時に、

私はちゃんと頑張れているのかなって

少し不安になった。

ありがたいことに仕事も忙しく

毎日充実してはいるけど

パリには日本人がたくさんいて

日本語ばかり話してしまう私は

フランスにいるのにフランス語が全く上達しない。

 

周りには助けてくれる日本人の人がいて

パリは家賃が高いから

生活するのに必死だけど、でも

特に不自由はなくて、

 

完全にそういう生活に

パリの生活に

慣れてしまっている自分に

少し焦りを感じてしまった。

 

来た当初は、見るものすべてが新しくて

新鮮でわくわくして

いい緊張感と

良いモチベーションがあって。

慣れるって

良い面もあるけど

少しぬるま湯になってしまうこともあるなって。

 

 

ワーキングホリデーも残り4か月ちょっと。

その後のことを真剣に考えた

4日間でした。

どうしよう。

パリに残りたい!その気持ちだけで

残る術を必死に考えてたこの半年ちょっとだったけど

今の状態でパリに残るのが

果たしてほんとにいいことなのか。

 

私にとってパリは

生きやすい場所。

パリというか、フランスが、かな。

フランスというか、海外が、かな。

自分が自分らしく、

100%ではなくても

少なくとも前よりかは自分らしく

いれる場所だから。

 

でも生きやすさだけを選んで

ほんとにいいのかな。

 

小さなやってみたいことが

いーっぱいあるんだ。

小さな夢がいーっぱいあるの。

 

フランスの地方に行ってみたい。

もっといろんなフランス地方料理を見たい。

フランスの農作業をしてみたい。

イタリアの料理を勉強したい。

イタリアの田舎の料理学校か、

料理教室に行って勉強したい。

他の国にもっと行ってみたい。

 

もっと自分に自信をもって

自分の料理を自信もって

いろんな人に食べてもらえるようになりたい。

料理家さんという仕事もしてみたい。

日本で料理に関わる仕事もしてみたい。

そして、長年の夢、

いつか本を出したい。

料理の写真、レシピ、私の生い立ち、

私の想い、

全部全部詰め込んだ本。

 

 

私はほんとやりたいことや興味があることが

コロコロ変わるから

自分の気持ちを信じることが難しい。

信じることが心配。

でも最近思った、

「私ってやりたいことこんなにあるんだ・・・!」

前は、やりたいと思っても

不安が大きすぎて口に出すことも

ましてやこんな風に書くことも

絶対できなかった。

 

今も不安はあるしできる自信ないことだらけだし

現実難しいことだらけだけど

でも気持ちだけでも

やりたいことがあるっていいことじゃないか

って思えるようになった。

現実にならないとしても

その時だけでもそのこと考えてわくわくできるって

幸せなことだよね。

そしていつか

自分でこれっていうものが現実にできたら

そんな幸せなことはない。

 

 

焦る気持ちもあるけど

目の前にあるやりたいことをやって

楽しいを感じてたらきっと

自分が流れるべきいい方向に

流れていくと思う。

そう信じたい。

 

 

なんか支離滅裂な

わけのわからんまとまりのない文になっちゃったけど

今の想いを全部ぶつけました。

 

これからどうなるかな。

不安もあるけどわくわく。

 

 

おいしいって幸せ!

  

 

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