阿武隈川を散策してみる・・・の巻 | 乾パンのブログ

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今回の台風19号ですが・・・福島県にも甚大な被害を与えました。

その中でも中通り地方を流れる一級河川阿武隈川はあっちこちで氾濫し、

洪水により水没する地域が多数という結果となりました。

 

一昨日の月曜日ななるとさすがに水位も下がってきたので安積町にある我が家から

阿武隈川の様子を見に行きました走る人

 

 

我が家から東に15分ぐらいのところにある旧旧国道(旧国道4号線)

かつての奥州街道。

古い住宅が建ち並ぶ地域はさすがに浸水してませんね。

 

 

そこから直ぐ東に阿武隈川の左岸堤防があります。

ここは泥に覆われていて浸水した痕跡あり。

 

 

阿武隈川ももう水位は下がっていました。

但し茶色い濁流は大雨が降った後であることを示しています。

 

 

このようなちょっと低い場所にある新しいアパートが最もこっぴどい被害にあっています。

 

 

内水を大河川に流す樋管の柵がなぎ倒されていました。

 

 

堤防の外側(阿武隈川側)にある樋管の構造。

阿武隈川の水位が低い時は内水を排出し、水位が高くなると扉が自動的に閉じるってからくり。

単純だけど巧み。

 

 

樋管が閉じると内水が排出できなくて堤防の内側が氾濫しますから、

排水ポンプが必須。

 

 

但し・・・停電すると一巻の終わりですから、堤防上には4tダンプにジェレネーターを準備。

予め氾濫に備えた事前準備訓練を十分にやってるんでしょうね。

 

 

この樋門も柵がボロボロ汗

今回は阿武隈川が氾濫危険水位を超えて決壊寸前となったために、

この地域で内水氾濫が生じたようです。

 

 

笹川郵便局も暫く休業かぁ

 

 

このような災害では水没した生活用品の廃棄物一時保管場所の確保が重要らしい。

 

 

最近開通した笹川大橋を渡って田村町へ・・・

 

 

この辺りは日大東北、日本大学工学部、帝京安積高校が建ち並ぶ地域ですが、

浸水で多大な被害が生じた場所。

 

てっきり私の住んでいる阿武隈川の左岸側(西側)がやられると思っていましたが、

右岸側(東側)の方がひどくヤラレるとはねぇあせる

 

 

この辺りは学生さんのアパートが乱立する場所ですが、1階はいずれも浸水。

低地のアパートって住むんだったら2階ですねパー

 

 

車道も歩道も土砂が凄くて足首まで埋まる・・・

晴れて乾いたら粉塵が凄いだろうなぁ

 

 

床上浸水で濡れた畳って、乾いたら再利用できるんだろうかはてなマーク

床下ならともかく床上浸水って大変だと思い知らされました。

 

 

永徳橋を渡って再び左岸側へ

 

 

ホントはこの橋は車両通行止めなんですけどね。

安積町側は国交省のパトロールカーで通せんぼしてましたが、

田村町側は通行止めの標識だけなので、みんな無視して渡ってたなぁガーン

国交省も非常事態で人員不足なんでしょうな。

 

 

JR東北本線の安積永盛駅。

現在の我が家の最寄りの駅です。

 

 

窓口はやってるけど運転再開の見込みはなし。

 

 

福島県のJR東北本線は復旧の見込みがたっておらず、数ヶ月規模で不通になると思います。

東北本線って実は貨物輸送の一大幹線であり、北日本の物流に深刻なダメージを与えること必至。

早く復旧して欲しいなぁ

 

 

駅前の冠水はすでになかったです。

但し、浸水したローソンは営業してませんでした。

 

日本は災害の多い国ですが、いざという時に重要なのはシステムの冗長性だと思いますね。

何でもかんでも無駄は省く・・・だと、システムが破綻した時に代替が難しくなりますから。