九州におります、ブログ訪問が遅れてしまいすみません〜
元メインストリートにある旅館「松の家」
ここはメインストリートなので遊郭じゃないです。遊郭物件でも無いです。
芸者さんを呼んで東京からのお客さんを接待する旅館です(違いは・・・宴会場があった)
旅館の老女将とたくさんお話していろいろ聞けました
「房州勝浦江戸勝り」と言って、常に人がごった返し、東京に売ってるものでここに無いものは無いくらい商品もあったそうな。東京から魚の買い付けの大勢きて、たくさんの旅館があり、漁師がいて、芸者が歩き、山の方には別荘地もあった。
女将は「ここに遊郭があった」とおっしゃっていましたが
三業はあれど公認はされていなかった。
令和の時代に岡場所だけを遊郭と呼ぶのも勿体無い気もしますしね。
遊郭以外を私娼窟ジャンルにするのも乱暴な話ですものね。。
この宿にも連日東京のお客さんをもてなす為に網元が芸者を呼んで酒宴を開いていたそうです。
創業は江戸末期。建物は。。大正昭和かな?
美しい大正時代のタイル・・・の上にバイクを置かせる女将。
「タイルが割れるから遠慮します」と行ったら「ハーレー2台まではいるから大丈夫」客の常にバイクを置かせてるそうな。。ツーリング客が多いんですって。
立派な天井板に霜ガラス、色ガラス。
令和までも現役旅館ですから、だいぶ改修ははいってます。
左側の電話室が素敵。電話室にはピンク電話がありました、珍しい〜。
NTTは2023年12月にレンタル終了しました。
大変貴重なピンク電話の一枚です。
古い街道の旅館あるある、めっちゃ縦に長い。
檜の貸切風呂を事前登録予約の時間制で利用します。
長い廊下の右上の柱。なんと一本柱です。
これが決め手の国の登録有形文化財らしいぞ。(他は結構昭和に改装されてました)
左は元宴会場、ここでどんちゃんやってた。
旧館を予約です。すごい居心地よき!二間続きの豪華なお部屋。
「食事は少なく、天ぷらとかNGなんで、料金一緒でいいから少なくして」
部屋食やっほーい!
「本当にいいんですかーとっても少ないんですけど、おはずかしいわ」と言いながら
ガンガン並べて(後からまだ2皿来た)帰られました。
刺身は分厚く新鮮!普通の人ならお刺身だけで満腹なはずです。。多すぎる。しかも味噌汁の出汁もちゃんととってる、すごいうまい!!うまいが〜この半分以下でいいんじゃよ。。(他のお客はほぼ老人、絶対食べきれないでしょ)
房総と伊豆の人に「少ない」を理解させるにはどうしたら良いんだろう??
どの宿の女将も「少なめ」をわかってくれない。
不味いならなんとも思わないけど残したらバチが当たるレベルで美味しい(涙
朝食もとても上品で、しかも大好物のアジの開き(地もの)があった。。だが昨夜の満腹が続いていてもう・・もうね・・・。
部屋も綺麗だしアクセスも良い、食事量以外問題は無いのでおすすめします。