魂柱
この虫野郎!
さて、今日は魂柱についてです。
魂柱とは:バイオリンやビオラなどの楽器で表板と裏板に直接つながっている唯一の棒のこと。
バイオリンなどは全部が空洞と思いきや実はこんな柱があったのだ。
この魂柱は表板と裏板に触れてはいるが接着などをしているわけではなく、弦の張力や全体のバランスを通じて挟まっているだけだという。
それがある位置はバイオリンを立てかけてみて、向かって右側のf孔からのぞけば見える位置にある。
直径約6mmの円柱で立っている位置をわずかでもずらすと、楽器の音がずいぶん変わるらしい。
また魂柱の長さや太さによっても音は変化するという。
楽器を整備する都合上やむを得ず魂柱をずらした際、楽器がその魂柱の位置になれるまで日数がかかるということもあるんだとか。
なのでこういった繊細な楽器を調整する時は、楽器自体が持つ特性を知ることや専門家の長年の経験やセンスが必要となってくるという。
うーん・・・深いですなぁ・・・
バイオリンは実は弦の付近だけではなく楽器全体で音を響かせる楽器なのだという。
バイオリンを弾くと、まず弦の揺れは駒と呼ばれる真ん中の木に伝わる。
そして駒→表板→魂柱→裏板という順番に揺れが伝わって最終的に楽器全体が揺れ、あの音を出しているんだとか。
例えば魂柱が無くなるとその過程が途中で止まってしまう。
すると、音に張りや響きがなくなり、華やかさが減って地味に聞こえる音が発生するらしい。→check
なるほど、まさに魂の柱ですなぁ。
ちなみにイタリア語でも重要な部分ということで"Anima"つまり魂、心、生命という意味だそうです。
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