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澄んだ心
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祈るためには
純粋な心が必要です。
純粋な心さえあれば、
私たちは神を見ることが
できるのです。
祈りは澄んだ心をもたらし、
それは聖性の始まりとなります。
聖性とは、
わずかな人々だけがもつ
高級なものではありません。
それは、あなたや私に
与えられた単純素朴な務めです。
この聖性はどこから
始まるのでしょうか。
自分自身の心の中からです。
だからこそ、
清い心を保つために、
絶え間ない祈りが
必要なのです。
この清い心に生ける神が
住まわれるのですから。
マザーテレサの言葉より
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マザーテレサはとても祈りを大切にしていました。
そして、自分を全て神様に捧げて、神様がご自由にお使えになる道具として生涯を送りました。
自分のことはなにひとつ求めず、
なにひとつ持たず、
ただ愛のためだけに自分の全てを捧げました。
彼女の死の際、残された彼女の所有物は、聖書と一枚のサリーだけだったと聞いたことがあります。
イエス様も十字架上で亡くなられた時、身につけられていたのは、腰に巻いた御母マリアから渡された一枚のベールだけでした。
私の死の時にも
残されたのは、一本のロザリオであるように、またベールとして、生きていた間に捧げてきたご受難の祈りであるように
地上に自分のものは極力持たないで、神様のもとへ帰りたいです。
いつか自分のことを忘れ、人のために尽くしたマザーテレサのように、また何にもましてマザーが模範とした聖母マリアのように生きられる恵みを、自分のために神様に祈り続けています。
世界で一番心の貧しい人になれますように