セラヴィ! C'est la vie!(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

セラヴィ! C'est la vie!(ネタバレ)

セラヴィ! C'est la vie!



原題:Le sens de la fete
2017/フランス 上映時間117分
監督・脚本:エリック・トレダノ、オリビエ・ナカシュ
製作:ニコラ・デュバル=アダソフスキ、ヤン・ゼヌー、ローラン・ゼトゥンヌ
撮影:ダービッド・シザレ
美術:マチュー・バドピエ
衣装:イザベル・パネッティエ
編集:ドリアン・リガール=アンスー
音楽:アビシャイ・コーエン
出演:ジャン=ピエール・バクリ、ジャン=ポール・ルーブ、ジル・ルルーシュ、バンサン・マケーニュ、アイ・アイダラ、スザンヌ・クレマン、アルバン・イワノフ、バジャマン・ラベルネ、ジュディット・シュムラ、エレーヌ・バンサン
パンフレット:★★★★☆(800円/フランスの結婚式ついてのコラムがタメになったし、ポップアップの仕掛けが素敵!)
(あらすじ)
30年間にわたり数多くの結婚式を手がけてきたベテラン・ウェディングプランナーのマックス(ジャン=ピエール・バクリ)は、近頃、引退を考え始めていた。そんなある日、ピエールとヘレナというカップルからの依頼で、17世紀の城を式場にした豪華絢爛な結婚式をプロデュースすることに。いつも通り、式を成功させるため様々な準備を整えて当日に臨むマックスだったが、ウェイターはシワシワなシャツに奇妙なヒゲ、スタッフのひとりは新婦を口説き始め、オーケストラはワンマンショー気取りだったりと、トラブルが続発。マックスの努力は全て泡と消え、感動的になるはずの式は大惨事と化してしまう。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




55点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

実は若いころに結婚式の配膳のバイトをしていたので、予告編を観た時に「フランスの結婚式の裏方ってどんな感じかしら?」と興味が湧きましてね。それにこの手のコメディ映画は嫌いじゃないのもあって、前売り券を購入。8月中旬、新宿で「ウインド・リバー」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」を観てから、恵比寿ガーデンシネマで鑑賞いたしました。まぁ、良いんじゃないですかね… (・∀・;) ラヴィ~ ちなみに「セラヴィ! C'est la vie!」は邦題で、原題は「Le sens de la fête(人生の意味)」だったりします。


前売り特典は「『PAPIER TIGRE』オリジナルメッセージセット」でした。オサレ!


記事の切り抜きはこんな感じ。劇場はシネマ2で、半分ぐらいは埋まってた記憶。



お話をザッと書いておくと、引退を考えていたウェディングプランナーのマックスが、自分がプロデュースする結婚式にて、さまざまなトラブルに見舞われるも、ダメだと思っていた部下たちの頑張りもあって、なんとなく成功しましてね。最後は会社の売却を止めて、またみんなで仕事しようねムードで解散して、終わってましたよ、たぶん。この映画は「最強のふたり」を撮ったエリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ監督作ということでね、普通に良く出来たコメディではあるんじゃないですかね。ただ、正直なところ、本作は「プロフェッショナルたちがボタンの掛け違いなどで失敗→大変なことに!」というよりは「プロ失格の奴らが仕事をちゃんとやらない→大変なことに!」という展開が多めなので、全員が仕事を舐めているように見えたというか。ごめんなさい、僕は結構イライラする場面が少なくなかったです。一番ムカついたのは、カメラマンのギイ(ジャン=ポール・ルーブ)で、「みんながスマホで撮影するからカメラマンの需要がなくなった」という状況自体は決して“なくはない”んだろうけどさ、アイツの場合、仕事そっちのけでメシを食ったり、女性を漁ったりと、「お前の仕事振りが不真面目だから需要がねーんだよ ( ゚д゚)、ペッ」としか思えなかった次第。


本作を鑑賞中の僕の気持ちを代弁する愚地克巳を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。



とは言え、だ(突然、偉そうに)。なんて言うんですかね、上記の不満って、僕の心に大らかさが足りないだけなのではないか。パンフに載っていたYUKO FURUYAさんによるコラムやこちらの記事を読むと、フランスの結婚式ってざっくばらんな雰囲気らしいし、そもそもコメディ映画の登場人物に「100-1=0」の帝国ホテル並みのサービスを要求しても詮無きことだし、「人生には上手くいかない時ってあるもんな ┐(´ー`)┌ セラヴィぐらいの優しい気持ちで楽しめば良かったのではないか。だがしかし、やっぱりイラッとした部分が忘れられないので、55点という台無しな着地。ううむ、人間とは業の深い生き物、ですな(勝手に多くの人を巻き込んだ文章)。何はともあれ、たぶん僕の心が狭いだけであり、基本的には誰もが楽しめる作品だと思うので、気になる人はぜひ観てみてくださいな。




エリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ監督作。僕の感想はこんな感じ



非常に良さげなサントラ(デジタル盤)。輸入盤もあります。



結婚式映画で一番好きなのはこれですかね。僕の感想はこんな感じ