花筐 HANAGATAMI(ネタバレ)
花筐 HANAGATAMI

2017/日本 上映時間169分
監督・脚本・編集:大林宣彦
原作:檀一雄
脚本:桂千穂
エグゼクティブプロデューサー:大林恭子
プロデューサー:大林恭子、山崎輝道
撮影監督:三本木久城
美術監督:竹内公一
照明:西表燈光
録音:内田誠
整音:山本逸美
編集:三本木久城
音楽:山下康介
監督補佐:松本動
出演:窪塚俊介、矢作穂香、常盤貴子、満島真之介、長塚圭史、山崎紘菜、柄本時生、門脇麦、村田雄浩、武田鉄矢、入江若葉、南原清隆、小野ゆり子、岡本太陽、豊田邦子、原雄一郎、根岸季衣、池畑慎之介、細山田隆人、白井美海、大川竜之助、大塚康泰、片岡鶴太郎、白石加代子、高嶋政宏、原雄次郎、品川徹、伊藤孝雄
パンフレット:★★★★★(1000円/情報量の多さが素敵。買って損はないと思う)
(あらすじ)
1941年、春。佐賀県唐津市の叔母のもとに身を寄せている17歳の俊彦は、アポロ神のような鵜飼、虚無僧のような吉良、お調子者の阿蘇ら個性豊かな学友たちと共に「勇気を試す冒険」に興じる日々を送っていた。肺病を患う従妹・美那に思いを寄せる俊彦だったが、その一方で女友達のあきねや千歳と青春を謳歌している。そんな彼らの日常は、いつしか恐ろしい戦争の渦に飲み込まれていき……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※本作については、大林宣彦監督のインタビューと雁丸さんのレビューを読むと良いザンス。
このブログで僕はやたらと「宇多丸師匠を尊敬してます」ヅラをしていて(苦笑)、その理由はいろいろあるワケですが、「自分が知らなかったことを教えてもらった」ということが非常に大きくて。例えば、失礼な文章になりますけど、大林宣彦監督と森田芳光監督という「良さがわからなかった監督たち」の作品の見方を教えてもらったことは本当にありがたいなぁと。で、2012年に観た「この空の花 長岡花火物語」
がスゲー良かったのもあって、最近の大林宣彦監督作には“それとなく足を運ぶ主義”になったりもして。昨年の12月23日、妻子に予定があって時間が空いた上に、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の特集コーナーで大林宣彦監督と宇多丸師匠の映画談義が放送されることもあって、TOHOシネマズ ららぽーと横浜にて1ヵ月フリーパスを使って、客席が半分ほど埋まった11番スクリーンで鑑賞してきました(その後、「否定と肯定」をハシゴ)。「オレはいったい何を見たんだ!? (°д°;)」と困惑しましたよ…。
朝イチで急いできた→朝食を食べてなかったので、ローストチキンサンドとコカコーラゼロを摂取しながら観ました。

鑑賞後の僕の気持ちを代弁するジャック・ハンマーを貼っておきますね(「グラップラー刃牙」
より)。

頭の悪い文章を書くと、「よくわからないがスゴいものを観た」って感じ。“戦争3部作”とされる「この空の花 長岡花火物語」
と「野のなななのか」
と比べると、「膨大なテロップ」などは流れないものの、映像による情報量がスゲー多くて、クラクラいたしました。昭和の戦前を舞台にした刹那的な青春モノでありながら、洋館ホラーのようでもあり、現代に通じる“戦前の危機”を訴えた反戦映画のようでもあって、それらを大林流の“前衛的な映像”で表現しているから、何が何やらというか。僕はそれほど熱心に監督作を追っていないので、「あの作品のここに似てた」という指摘は全然できないんですけど、“洋館ホラー”テイストとしては、テレビで観て死ぬほど泣いた「異人たちとの夏」
を思い出したりもしてね…。窪塚俊介さんが主人公である“17歳の俊彦”をおかしなテンションで演じているのが、ちゃんと計算されたものだったりするところも凄まじくて、登場人物はほぼ死んで俊彦だけが年老いて生き残ったラスト、“17歳の俊彦”というよりは窪塚俊介さん自身として「さあ、君は飛べるか?」と観客に問い掛けてくるシーンはそのギャップに超ドキッとしたし、「ど、どうすれば良いんでしょうか… (´Д`;) スミマセン」と戸惑ったりした次第。
窪塚俊介さん、素晴らしかったですな。

鑑賞後、原作となった短編
を読んでみたら、本作が原作のエッセンスを膨らませて見事に映像化していたので驚いた…というのは置いとくとして(劇中で印象的だった「お飛び、お飛び、卑怯者」のフレーズが原作になかったのもビックリした)。「唐津くんち」が生と死の狭間のパレードのように描かれたり、矢作穂香さんと常盤貴子さんと満島真之介さんが海の中を合成ヌードで泳いだりと、クライマックスはとにかくスパークしていて、「よくこんな前衛的な映画を撮ったなぁ… (`Δ´;) ヌゥ」と。大林宣彦監督は79歳ということで、「モノ作りに“老い”は関係ないんだな」なんて、「We Love Television?」を観た時にも感じたことをあらためて思ったり。ただ、169分間、圧倒されっぱなしだったのは事実なんですが、あまりにもよくわからなすぎたので70点という雑な着地。もうちょっと僕の“映画を観る目”が養われたら、よりグッとくるのかなぁ…どうなのかなぁ…。とりあえず本作との類似が指摘されている同監督の「HOUSE」
や「EMOTION 伝説の午後 いつか見たドラキュラ」でも観てみようかしらん。何はともあれ、この「よくわからないがスゴい」という感覚を多くの人に体感してほしいので、未見の方はぜひ観てみてくださいな。
檀一雄先生による原作小説。こちらも何が何やらでしたよ… (`Δ´;) ヌゥ


今のところ、一番好きな大林宣彦監督作。僕の感想はこんな感じ。



2017/日本 上映時間169分
監督・脚本・編集:大林宣彦
原作:檀一雄
脚本:桂千穂
エグゼクティブプロデューサー:大林恭子
プロデューサー:大林恭子、山崎輝道
撮影監督:三本木久城
美術監督:竹内公一
照明:西表燈光
録音:内田誠
整音:山本逸美
編集:三本木久城
音楽:山下康介
監督補佐:松本動
出演:窪塚俊介、矢作穂香、常盤貴子、満島真之介、長塚圭史、山崎紘菜、柄本時生、門脇麦、村田雄浩、武田鉄矢、入江若葉、南原清隆、小野ゆり子、岡本太陽、豊田邦子、原雄一郎、根岸季衣、池畑慎之介、細山田隆人、白井美海、大川竜之助、大塚康泰、片岡鶴太郎、白石加代子、高嶋政宏、原雄次郎、品川徹、伊藤孝雄
パンフレット:★★★★★(1000円/情報量の多さが素敵。買って損はないと思う)
(あらすじ)
1941年、春。佐賀県唐津市の叔母のもとに身を寄せている17歳の俊彦は、アポロ神のような鵜飼、虚無僧のような吉良、お調子者の阿蘇ら個性豊かな学友たちと共に「勇気を試す冒険」に興じる日々を送っていた。肺病を患う従妹・美那に思いを寄せる俊彦だったが、その一方で女友達のあきねや千歳と青春を謳歌している。そんな彼らの日常は、いつしか恐ろしい戦争の渦に飲み込まれていき……。(以上、映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点
※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※本作については、大林宣彦監督のインタビューと雁丸さんのレビューを読むと良いザンス。
このブログで僕はやたらと「宇多丸師匠を尊敬してます」ヅラをしていて(苦笑)、その理由はいろいろあるワケですが、「自分が知らなかったことを教えてもらった」ということが非常に大きくて。例えば、失礼な文章になりますけど、大林宣彦監督と森田芳光監督という「良さがわからなかった監督たち」の作品の見方を教えてもらったことは本当にありがたいなぁと。で、2012年に観た「この空の花 長岡花火物語」
朝イチで急いできた→朝食を食べてなかったので、ローストチキンサンドとコカコーラゼロを摂取しながら観ました。

鑑賞後の僕の気持ちを代弁するジャック・ハンマーを貼っておきますね(「グラップラー刃牙」

頭の悪い文章を書くと、「よくわからないがスゴいものを観た」って感じ。“戦争3部作”とされる「この空の花 長岡花火物語」
窪塚俊介さん、素晴らしかったですな。

鑑賞後、原作となった短編
檀一雄先生による原作小説。こちらも何が何やらでしたよ… (`Δ´;) ヌゥ
今のところ、一番好きな大林宣彦監督作。僕の感想はこんな感じ。