2017年11月に観たDVD等の覚え書き | 三角絞めでつかまえて2

2017年11月に観たDVD等の覚え書き

※今回の記事は、「MAMA」「セキュリティ」「西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人」「45歳からの恋の幕アケ!!」「覇王~凶血の系譜~」のネタバレに触れているので、気をつけて!

例によって12月中旬になっちゃいましたが(汗)、毎月の恒例として「11月に観たDVD等の感想」(動画サイト含む)を雑にアップしておきますね↓


<1本目>
MAMA




(あらすじ)
投資仲介会社を営むジェフリー(ニコライ・コスター=ワルドー)は精神的な病が原因で、共同経営者と妻を殺してしまう。その後幼い娘たちを連れて逃走し、森をさまよう中見つけた小屋で娘たちを手に掛けようとするが、えたいの知れない何者かによって彼自身が殺されてしまう。それから5年後、奇跡的に生きながらえた姉妹はジェフリーの弟ルーカス(ニコライ・コスター=ワルドー)に発見され、彼と恋人アナベル(ジェシカ・チャステイン)のもとへ引き取られるが……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




70点


今年9月にアンディ・ムスキエティ監督の「IT イット "それ"が見えたら、終わり。」を観ましてね。前から気になっていた同監督の長編デビュー作である本作(製作総指揮はギレルモ・デル・トロ!)もチェックしたくなったので(確かそちゃさんあたりに勧められた気がする)、いそいそとレンタル視聴いたしました。「そんなぁ… ('A`) ェェェェェェ」と思ったり。

本作は、アンディ・ムスキエティ監督が2008年に発表した短編映画をベースに作られたそうですが、前評判の高さ通り、精神を病んで自殺した霊である“MAMA”はなかなか怖かったし、映画の物悲しい雰囲気は「デル・トロ監督、こういうの好きだろうな〜 (´∀`=) ウフフ」なんて思ったりしたけれども。最後、妹のリリーがMAMAに連れて行かれちゃうのがなぁ…。いや、仕方ないのはわかるんですが(リリー的には本望なんだろうし)、あんまりな結末過ぎて、非常にゲンナリいたしました。ちなみに主演はジェシカ・チャステインなんですけど、この人、作品ごとにちゃんと別人に見えるので、あらためてスゴい人だと感心しましたよ。



<2本目>
セキュリティ




(あらすじ)
ショッピングモールの夜間警備員として働くことになった元軍人のエディ(アントニオ・バンデラス)。勤務初日、ひとりの少女(キャサリン・デ・ラ・ローシャ)が店内に逃げ込んでくる。彼女は両親を犯罪組織に殺害され、目撃者として裁判で証言をする予定だったため、その組織に命を狙われているのだった。武装した男たちが次々と店内に侵入し、外部との通信も遮断される中、エディは今日はじめて会ったばかりの同僚たちと共に少女を守るべく奔走する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


僕も一応、Twitterをやっているワケですが、10月下旬、相互フォローしているAKATSUKIさんから本作をオススメされましてね。主演のアントニオ・バンデラス、そういえば「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」では可愛かったなぁ…なんて思いながら調べてみれば。ずっとお金を払い続けているNetflixで観られることがわかったので、鑑賞いたしました。スゲー僕好みでしたヨ (^ε^) ウッフン 監督はアラン・デロシェールで、「ニトロ」という2007年のアクション映画で評価された人みたい。

お話はいわゆる籠城モノでして、「要塞警察」のショッピングモール版というか。PTSDを抱えた元軍人が警備員の仕事にありついたら、そこにメキシコマフィアから狙われている少女(殺人事件の目撃者)が逃げ込んできて、悪党どもが「少女を引き渡さないと殺す」と脅してきたので、他の警備員たちと連携してショッピングモールに立て籠もる…ってな調子。売り物やシャッターを利用した“ショッピングモールならではの撃退法”を繰り広げてくれるのがなかなか楽しいのです。しかも、さらに元軍人役のバンデラスの戦闘力が思いのほか高いのもユニークで、「お前1人で撃ち合っても勝てるんじゃないの…? (`Δ´;)」と思わないでもなかったけど、それはそれで美味しゅうございました (・∀・) ビミ!

もう少しリアル寄りかと思ったので、バンデラスがお馴染みの戦闘力を披露した時は驚いたけど、好きさ!
二丁拳銃

備忘録的にオチを書いておくと、バンデラスが敵を皆殺しにしまして(他の警備員は4人中2人死亡)。心を通わせた少女と別れると、再会を恐れていた自分の家族と向き合って、映画は終わってましたよ、確か。なんかね、久しぶりに観るバンデラス主演作は本当に楽しくて、他の作品も観たいなぁなんて思ったり。何はともあれ、教えてくれたAKATSUKIさん、ありがとうございました!ヽ(`Д´)ノ



<3本目>
西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人




(あらすじ)
暴れ者の孫悟空(アーロン・クォック)は五行山に幽閉されてから500年後、天竺を目指す三蔵法師(ウィリアム・フォン)に封印を解かれ、三蔵法師の護衛として旅に同行する。道中新たな仲間も加わった一行の前に、永遠に美しい自分を維持すべく三蔵法師の命を狙う妖怪・白骨夫人(コン・リー)が立ちはだかる。白骨夫人はさまざまな謀略を駆使し、ついに三蔵法師を手中に収め……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




65点


スルーしかけていた「西遊記2 妖怪の逆襲」を観に行く前に、なんとなく見過ごしてしまった本作も観ておこうと思って、レンタル屋で借りて鑑賞いたしました。まぁ、楽しかったカナー (・∀・) ワルクナイ 一応、ドニー・イェン兄貴主演の「モンキー・マジック 孫悟空誕生」の続編で、監督は同じソイ・チェンながらも、主演が牛魔王役だったアーロン・クォックに変わったあたりは、香港映画らしいと言えば、らしい話。

で、それなりに派手なCGにそれなりに派手なアクション(サモ・ハンが担当)、それなりに猿っぽいアーロン・クォックが観られるので、基本的には楽しかったんですが、しかし。「西遊記2」の予習として観直した「西遊記 はじまりのはじまり」がやっぱり最高すぎたので、少しだけ本作を物足りなく感じちゃったんですよね…(結局、悟空が誤解されてキレたりする“いつもの「西遊記」”だし)。一応、心ない感じでオチを書いておくと、三蔵法師が白骨夫人を成仏させて終わってた気がします、たぶん。



<4本目>
45歳からの恋の幕アケ!!




(あらすじ)
40代で独身、人と関わることが嫌いで孤独な女性リンダ(ジュリアン・ムーア)は、ペンシルバニア州にあるキングストンの高校で英文学を教える教師。猫と好きな本に囲まれ、アパートで静かに暮らす彼女だが、ある日、教え子のジェイソン(マイケル・アンガラノ)と再会する。ジェイソンは脚本家を目指してニューヨークへ渡ったが、芽が出ることなく故郷に戻ってきたのだった。父親(グレッグ・キニア)からのプレッシャーを受け、夢をあきらめようとするジェイソンを見兼ねて、リンダは彼の脚本を学校の舞台劇に使うことを提案、奮闘することに。そんな彼女の姿を見て、ジェイソンも次第にリンダに惹かれていくのだった。(以上、allcinemaより)

予告編はこんな感じ↓




70点


ここ最近は、三宅隆太監督の著作「これ、なんで劇場公開しなかったんですか?:スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方」から毎月1本チョイスして鑑賞しているんですが、正直、本で紹介されている映画の中で“僕好みの作品”はほぼ観てしまった感があって(ここまで先々月のコピペ)。もう止めようかなぁと思ったんですけど、これも付き合いだと思って、一番最初に紹介していた本作をNetflixで観てみました。良い映画でしたヨ… (ノω・、) グスン 監督はクレイグ・ジスクという人で、テレビ畑の人みたいですな。

観る前までは「つまらなそうだなー (゚⊿゚)」と全然乗り気じゃなかったんですが、映画冒頭、ジュリアン・ムーア演じる“地味で真面目で孤独な中年の女性英語教師”の人物紹介だけで涙が出た。いや、こういうキャラにスゲー弱いというか、モロに感情移入しちゃうんですよね…。だから、「女教師が元教え子とつい関係を持ってしまう→彼が他の生徒と良いムードになって嫉妬する→ウソがバレて評判が地の底に落ちてしまう」という展開は超キツくて、途中で何度も止めちゃって。見終わるまで2日かかったことから「やっぱり映画は劇場で観るのが一番だな… (`Δ´;) ヌゥ」なんて思ったというね。

ただ、映画自体は本当によくできたコメディで、役者さんたちが織りなす演技のアンサンブルが素晴らしくてね…という三宅隆太監督のPA-KU-RI!m9`Д´) ビシッ つーか、炎上事件を起こしながらも誠実にやり直すことで自分を取り戻すという終盤の展開はグッときたし(ジュリアン・ムーアの演技が最高!)、最後に衝突ばかりしていた“元教え子の父親”と良い雰囲気になるラストも「良かったねぇ… (iДi) ウェェェェ」と泣けたし、ちくしょう、観て良かったです。ううむ、12月もまた合わなさそうな作品を観てみようかしらん。



<5本目>
覇王~凶血の系譜~




(あらすじ)
世襲制の伝統を継いだ日本最古の博徒組織・内藤新宿一家の総長・鷲尾軍司(小沢仁志)の嫡男・大河(落合晴音)は小学生ではあるが、舎弟頭補佐・零時(山口祥行)に跡継ぎの為の訓練を受ける日々である。しかし、父・軍司の破天荒な性格とは対称的に泣き虫で弱気な大河は跡取りとしての不安があった。そんな中、死んだと思われていた軍司の弟が軍司を暗殺。内藤新宿一家は窮地に陥ってしまう。追い打ちをかけるように大河が何者かに誘拐され…。(以上、メーカー公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY」「アウトレイジ 最終章」などを観て、“今どきのヤクザ”が暴れる映画が観たくなった…ということで。なんとなく近所のレンタル屋で借りてみました。なかなか面白かったです (´∀`=) スキヨ 全編、低予算ながらにアクションを頑張っていて、特に零時役の山口祥行さんが大活躍であり、ファンの僕的にはそれだけで満足というか。いくら防弾チョッキを着用しようと至近距離で自動小銃を撃たれたらアウトだとかいろいろ思いながらも、本作の無理を通して道理を引っ込ませるムードは嫌いじゃなかったです。まぁ、話はあらすじ紹介の通りで、最後は単身で敵地に殴り込んだ零時が大河を救出して「続く」って感じだったので、当然ながら続編も観る予定。ちなみに監督は、顔面凶器兄弟の弟・小沢和義さんでございます。

率直なところ、ヤクザ映画とは思えないアクションが連発されてたけど、山口祥行さんは愛してる。
山口祥行さんがジャンプ!

小沢和義監督も偏差値低めの男子が大好物な「フード&包帯&スカーフェイス」で登場。
小沢和義監督

走行中の車の上に飛び乗って、お兄さんを襲撃してました (´∀`) アラアラ
車を蜂の巣に!



そんなワケで、11月に鑑賞した作品は合計5本。どの映画も本当に観て良かったなぁと思いながらも、一番好みだったのは「セキュリティ」でしたね〜。まぁ、どれも面白かったので、自分に合いそうな作品があったら、観てみてくださいな。以上、先月観たDVD等の覚え書きでした。ではでは~。