ラ・ラ・ランド(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて
2017年03月09日

ラ・ラ・ランド(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
※今回の記事は、映画とは関係のない文章がダラダラと書かれていて、気持ち悪くなる可能性が高いので、読まない方が良いです。
※ムービーウォッチメンのリンクなどを追記しました(3/15)




ラ・ラ・ランド

ラ・ラ・ランド

原題:La La Land
2016/アメリカ 上映時間128分
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
製作:フレッド・バーガー、ジョーダン・ホロウィッツ、ゲイリー・ギルバート、マーク・プラット
製作総指揮:モリー・スミス、トレント・ラッキンビル、サッド・ラッキンビル
撮影:リヌス・サンドグレン
美術:デビッド・ワスコ
衣装:メアリー・ゾフレス
編集:トム・クロス
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
作詞:ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール
エグゼクティブ音楽プロデューサー:マリウス・デ・ブリーズ
音楽監修:スティーブン・ギシュツキ
振付:マンディ・ムーア
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、キャリー・ヘルナンデス、ジェシカ・ローゼンバーグ、ソノヤ・ミズノ、ローズマリー・デウィット、J・K・シモンズ、フィン・ウィットロック、ジョシュ・ペンス、ジョン・レジェンド
パンフレット:★★★★☆(720円/町山智浩さんを筆頭にコラムがタメになったし、デザインも素敵だし、企画記事も良かった!)
(あらすじ)
オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミア(エマ・ストーン)は、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




90点


※この映画に関しては、町山智浩さんの「たまむすび」での解説映画その他ムダ話(216円)が超タメになるので要チェックなのはもちろんのこと(「ふくろうの河」「ニューヨーク・ニューヨーク」の話などがためになった!)、「WIRED」日本版編集部編集長の擁護記事斉藤博昭さんによる「賛否の分かれ目」考察記事菊地成孔さんの映画評その追補編吉田豪さんによる菊地さんの分析はちごろうさんのブログなどをチェックすると良いんじゃないかしらん。

基本的には“カンフーの達人とムエタイ使いを相手に三つ揃えのスーツを着た男が「サッポーロン!(`Д´)(`Д´)ノヽ(`Д´)」と拳をぶつけ合うようなアクション映画”が大好物な僕ですけれども、本作ったら公開前から大正時代のチャーミングレディ並みに「話題独占!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ!」「人気独占!ヽ(`Д´)ノ ウォォォッ!」だったということで、観る気マンマンではありましてね。劇場で前売り券を買う際、「ラ・ラ・・ランド、ください」なんて「ラ」を1つ多めに言ったこともありましたが(苦笑)、そんなことはどうでも良いとして。愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったのもあって、今週火曜日、TOHOシネマズ新宿にて、「トリプルX:再起動」と勝手な2本立てとして鑑賞してきました。「ヴァ・ヴァ・ヴァン・ダム… (ノω・、) グスン」と思ったり。


劇場には、ライアン・ゴズリングと監督のサイン入りポスターが飾られておりました。
サイン入りポスター

7番スクリーン、ほぼ満席でしたよ。
7番スクリーン


なんて言うんですかね、ポスター「ライアン・ゴズリングの手の角度」を見た瞬間、素敵な映画だろうなとは思ったんですが、まさかこれほどとは!(`Δ´;) ヌゥ 見終わってすぐにサントラを買ったのはもちろんのこと、なんとなく島本ららら和彦先生の「メガMEGAみーな」を読み返したり、「スター・ウォーズ」のDVDを再生してラ・ラ・ランド・カルリジアンのシーンばかり観たり、過去に録画したプロレスビデオのラ・ラ・ランド・オブ・ジャイアンツの試合をあらためてチェックしたり…って、ずいぶん不要な文章を書きましたな、すみません (´・ω・`) スミマセン ちなみに「ラ・ラ・ランド」ってのは、ロサンゼルスの別名…というだけでなく、「おとぎの国」とか「夢見がちなアンタ」的な意味合いもあるそうでございます。


このメインビジュアルをつい素敵に感じてしまう秘密は…。
素敵なダンスシーン

この手首の角度にあると見た!
この手の角度が大事

たぶん無意識に、みんなが大好きな「蛇拳」を連想させるからでは…という、どうでも良いジャッキー。
蛇拳のジャッキー


一応、話を雑に書いておきますよ。人類が突発的に歌ったり踊ったりする状況下、女優を目指すミアと、いつか本格的なジャズの店を持ちたいと思っているピアニスト・セブが、偶然、何度か会いまして。最初は「イヤな奴!(`ヘ´ ) 川`Д´) フン!」って感じの2人だったものの、いつの間にか恋に落ちるという5億回は観た展開に (`∀´)(´∀`し イチャイチャ ところが、セブが店の開店資金を作るために「やりたくなさそうな音楽性のバンド」に参加してブレイクすると、忙しさからすれ違うようになって。あーだこーだとぶつかり合った結果、ミアの女優への道が開けながらも、2人は別れることになりましてね。5年後、大物女優となったミアが旦那連れで街を歩いてみれば、セブの店に偶然訪れちゃって、気が付いたらミアが考案した店名&ロゴを使ってた上にセブったら「思い出の曲」を演奏しちゃうから、「もしも2人の関係が上手くいっていたらーー?」なんて夢を見たりもしちゃったけど、それはそれ!m9`Д´し ビシッ 2人はアイコンタクトをして、別れるのでした…ってな感じでしたよね、確か。


愛想の良いJ・K・シモンズはラストの夢。実際は「ファッキンテンポ!(`Д´)シ☆))Д´) グェッ」と即ビンタしてました(雑なウソ)。
愛想の良いJKシモンズ


僕が本作で乗れなかったところを書くと、ミアの1人芝居絡みの展開ですかね。「誰かに見つけてもらう」から「自分で行動する」になったのは良いと思うけど、僕も一応は芝居をやっている友人&知人がいただけに、「無名にもほどがある女優の1人芝居をたまたま有力者が観てくれた→オーディションに呼ばれた→合格」なんて展開、さすがに「これはないな〜 (´∀`;)」って思っちゃったというか。大体、劇中のミアは、オーディションに落ちまくっている上に、芝居のために何らかの努力をしている場面がないし、何よりも「無名の女優が1人芝居でチャンスを掴もうとする」というのが無理すぎる展開だから、取って付けた成功にしか見えなかったんですよね…(彼女が歌う場面自体は超素晴らしいのですけれども)。それと、ミアがセブを探すためにスクリーンの前に立つシーン、僕が客席にいたら間違いなく「邪魔だよ!」って怒鳴ったと思う…ってのは、恋に恋する若者たちだから許してあげるとしましょうかね(偉そうに)。


1人芝居が失敗に終わった後、ミアは「劇場代も払えない」なんて泣いてましたが、「そりゃそうだ」としか思えませんわな。
1人芝居にチャレンジ

最後のオーディションで「叔母が狂人でした」と歌う場面は超感動的でしたけど…。
最後のオーディション

ちょっとだけ「また『もう結構』とか言われたら面白いな」なんて思う意地悪な僕もいたというね。
もう結構


でも、それ以外はスゲー好きでした (´∀`=) ウフフ パンフで指摘されるまで全然気が付かなかったけど(汗)、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの共演は本作で3作目だそうで(しかも全部劇場で観てた!Σ(°д°;) ヒィ!)、2人の化学反応が素晴らしいんですよね〜。楽曲も印象に残る曲ばかりで本当に良かったし、踊りだってノー問題(ちゃんと“引き”で全体を見せてくれたのが好き)。全編ロケで撮ったってのもスゴいし、ライアン・ゴズリングがちゃんとピアノを弾いていたのも素直に感動しました(3ヵ月特訓したそうな)。ジャズやミュージカルの知識があまりないので、詳しい方的には不満特盛り状態なのかもしれませんが、僕にはとても素敵なミュージカル映画だったし、ソフトが出たら奥さん&娘と一緒に観たいなぁって心から思いましたよ(娘はまだ字幕が読めないので劇場は無理)。あと、予告編では「あんな音楽が好き?」なんて台詞があったから、「他ジャンルをバカにするような主張があったらイヤだな」と身構えてた部分があったんですけど、そういうのがなかったのもホッといたしました(セブが稼ぐためにやる音楽は「これはこれでアリだよな」的な描かれ方をする)。


この台詞に身構えてましたが、杞憂でした (´∀`) ヨカッター
あんな音楽が好き?


それと、一番グッときたのが、ラスト20分間。「衝撃的」みたいなツイートを目にしてしまったので、「ミアの正体はネオン・デーモンでセブを食べてしまった!? Σ(゚д゚;)」みたいなイヤなオチになるかとヒヤヒヤドキッチョだったんですが(44歳の社会人の文章)、あの「もしかしたらこんな人生もあったかもね」という甘く苦い妄想ミュージカルはね、スゲー泣けました。出会いの時点から美化されているのがまたイイというかさ…。僕的には、あれは「ミアのイメージ」だと解釈しているんですけど、2人とも“あの頃”に戻れないことは十分わかってるんですよね。

つーか、自分やら友人・知人やらの恋愛・結婚事情を見回してみれば、進学や就職、結婚、出産など、環境や状況が大きく変わる時に別れやすいものじゃないですか。で、一度別れた人ともう一度上手くいくパターンもそりゃあるとは思いますが、やっぱり別れるべくして別れてるワケでさ。もし、その瞬間に戻って、やり直したとしても、藤子・F・不二雄先生の名作短編「分岐点」みたいに「結局、同じでした ┐(´ー`)┌ ザンネーンみたいな展開になるだろうと。でも、それでも、大好きだった人との思い出を振り返って、たまに心のかさぶたを剥がしてみたくなる…って心境、ないですか? それが悪いか!? 夢を見続けちゃ悪いってのかYO!!ヽ(TДT)ノ オオ~ッ!!


「分岐点」のやり直してみた結果を貼っておきますね。
やり直してみた現実

なんとなく僕の気持ちを代弁する松田鏡二さんを貼っておきますね(「ブラックエンジェルズ」より)。
三角絞めでつかまえて-夢を見続けちゃ悪いのかよ!


いや、特にミアは「もう娘がいる→生まれなくなる」んだから、絶対選ばないし、選べないというか。それに、楳図かずお先生の名作短編「夏のおわり」に至っては「過去にああすれば良かったと悔恨できることもまた人生の救い」的な考え方もあるワケで。僕もね、当ブログで元婚約者の佐藤さん(仮名)の話を散々書いてきましたけど(汗)、また付き合ったとしても100パーセント上手くいかないし、もう娘が生まれた時点で別の人生を歩む選択肢はないし、そもそもネタ要素が強いというか、もし子どもがいなかったとしても、実際にはそんな気はないのだから(お互い、何をしてるのかも知らないし)。ただ、たまには「そうさ、切なく恋をした日々は永遠だから」と、思い出を美化しながら振り返っても良いじゃない…ってな調子でね、本作のラストはクリティカルにヒットした次第。


ちなみに前述の「分岐点」ですが、親になってみると、このコマと…。
ごめんよ、まゆみ

このコマが超キツいのです。つーか、子どもがいるのに人生やり直してんじゃねぇぞ!(未読の人にはサッパリな文章)
ごめんよ、まさと


とは言え、恐ろしいのは、3/11(土)に出演予定のタマフルでのJCVD特集ですよ。恥ずかしながら今まで1ミリも想像しなかったんですが、もしたまたま佐藤さん(仮名)が僕のジャン=クロード・ヴァン・ダム話を耳にしたら、話しているのは過去に付き合っていた男だと一発でわかるのではないか。このブログも見つけてしまうのではないか。そして、僕と別れてから今までを美化して妄想する…というよりも、「キモッ!(゚д゚;し ワカレテヨカッタ!」とドン引きするのではないかーー。ということで、今週土曜のタマフルでは「ヴァ・ヴァ・ヴァン・ダム」という少しセンチな気持ちで頑張って話しますので、時間と心に余裕がある方は優しい気持ちで聴いていただけると幸いです…って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ


なんとなく失笑するステイサムを貼っておきますね(「ブリッツ」より)。
三角絞めでつかまえて-なんだそりゃ


おしまい ( ゚д゚) ナンダソリャ

宇多丸師匠による的確かつわかりやすい時評がアップされたので、ぜひ読んで! 伊藤聡‏さんがツイートされていた通り、「黒歴史化していた!?」という視点も面白いなぁと思った以上に、僕がこの感想文で「夏のおわり」を引用したのはモロに名著「ライムスター宇多丸の映画カウンセリング」の影響だったことを思い出したというね (´∀`;) エヘヘ




デミアン・チャゼル監督の前作。僕の感想はこんな感じ



スゲーほしい歌曲盤サントラ。輸入盤デジタル盤もあります。



こちらはスコア盤。輸入盤もあります。



ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが初共演したコメディ。僕の感想はこんな感じ



タメになるので、読んでおくと良いです。








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