くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密(3D・吹替版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密(3D・吹替版)(ネタバレ)

くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密(3D・吹替版)※ムービーウォッチメンのリンクなどを追記しました(2016/11/23)

くもりときどきミートボール2

原題:Cloudy with a Chance of Meatballs 2
2013/アメリカ 上映時間95分
監督:コディ・キャメロン、クリス・パーン
製作:パム・マースデン、カーク・ボディフェルト
製作総指揮:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
原案:ジュディ・バレット、ロン・バレット
原作:フィル・ロード、クリストファー・ミラー、エリカ・リビノヤ
脚本:エリカ・リビノヤ、ジョン・フランシス・デイリー、ジョナサン・ゴールドスタイン
編集:ロバート・フィッシャー・Jr.、スタン・ウェブ
音楽:マーク・マザースボウ
声の出演(吹替版):梯篤司、甲斐田裕子、斎藤志郎、庄司将之、森川智之、佐藤せつじ、菅原正志、関根航、小田恵大、内田直哉、石塚運昇、梅津秀行、雨蘭咲木子、山口勝平
声の出演(実際のキャスト):ビル・ヘイダー、アンナ・ファリス、ジェームズ・カーン、ウィル・フォーテ、アンディ・サムバーグ、ベンジャミン・ブラット、ニール・パトリック・ハリス、テリー・クルーズ、クリステン・シャール
パンフレット:★★★(700円/子ども向けに特化していて、これはこれでアリだと思います)
(あらすじ)
仲間たちとともにフワロー・フォール島を離れたフリントだったが、謎の生物「フード・アニマル」が出現し、島を占拠してしまったことから、再び島に戻り、新たな発明品を駆使して世界を救うため奮闘する。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※今回の記事は、エンドクレジットで流れた日本版主題歌に納得できている方は不快になる怖れがあるので、読まない方が良いです。

前作の「くもりときどきミートボール」は超面白い映画!ヽ(`Д´)ノ 2009年の秋、僕がそれなりに愛しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」シネマハスラーの課題映画に決まった瞬間は、スタジオの外に待機していた橋本Pと同じく「(・д・) チッ」と赤西仁さん亀梨和也さんライクな舌打ちをしたものでしたが、しかし!

実際に見てみたら、マッドサイエンティストのせいで世界が破滅寸前に追い込まれるという、予想以上にエキセントリックでスゲー面白い映画だったので超ビックリ。2009年のランキングで150本中22位に選ぶ程度には気に入ったということでね、宇多丸師匠には本当に申し訳ない舌打ちをしたというか。もし今度お会いした時は「(^ε^) チュッ」と投げキッスでもしてあげようかと思っております(いろいろとアウトな文章)。


なんとなく宇多丸師匠の「くもりときどきミートボール」評を貼っておきますね↓




だから、続編が公開されると聞いた時はスムースに期待して前売り券を購入。ちょうどムービーウォッチメンの課題映画になったのもあって、今週、いそいそと観てきました。まぁ、楽しかったですヨ (・∀・) 実は新宿ピカデリーで3D映画を観るのは久しぶりだったんですけど、以前は前売り券を持っていようとも一般料金との差額分をキッチリ払わされていたのが、いつの間にやら400円プラスするだけでOKになってたのは、非常に良いと思ったり。


3D映画の鑑賞料金は2200円なんですが…。
3D上映料金は2200円

前売り券(1300円)を持っていれば+400円で良いのです。これは前売り券を買う意味がありますな。
前売り券を買うと+400円!

ちなみに11月末ごろ、下のロビーにはこんなツリーが飾られてまして。
こんなツリーがッ!

裏側はこんな感じだったり。今週観に行った時は、とっくに撤去されてました。
裏から見るとこんな感じ


前作の監督だったフィル・ロード&クリストファー・ミラーが製作総指揮に回ってしまったので、少し不安だったんですが、フタを開けてみれば、笑いのノリは一緒な印象。サルのスティーブが“茶色いクレヨン”を使ったあたりから、「あら、やっぱりこういう感じなのね (´∀`)」とうれしくなったりして。前作と同じくシニカルなスラップスティックコメディが展開されてて、この点ではスゲー笑ったし、普通に満足しましたね~。“伸びるパンツ”でフリントとチェスターVが宙を舞うシーンとか、よくわからないけど、非常に好きでしたよ。

ただ、前作と比べると、お話的には物足りなさを感じなくはないかしらん。一応、終盤に“お祝いマシン”(ウロ覚え)が活躍するくだりはグッときたけどさ、なんか前みたいにスパスパと伏線が回収される気持ち良さはあまりないし、前作の登場人物たちも全然活躍しないし…(特にマーニーが特殊能力を発揮しなかったのはガッカリ)。チェスターVがスティーブ・ジョブスもどきの悪役なのは良いんですけど、フリントの“シャドー”として描こうとする割には内面を掘り下げないから、非常に中途半端に見えました。


全然関係ありませんが、スティーブ・ジョブスのパロディでは、なんとなくこれが好きです↓




一番どうかと思ったのは、ラストのオチ。チェスターVがチーズパイダーに食われてしまうんです。僕的には、その無惨な死にザマにも衝撃を受けましたが、何よりも恐ろしかったのは、「フードアニマルって人間を食えるんだ!Σ(゚д゚;)」と。しかも、最終的には人間とフードアニマルが共存していくことになっちゃうから、なおさら「それでいいんだ!? Σ(゚д゚;)」と。

エンドクレジットでは人間との共存振りが描かれてて、“食べ物がミキサーで砕かれたりするホラー映画”を観て怯えるフードアニマルたちには笑いましたが、よくよく考えれば、あんなのが無限に増殖していったら生態系のバランスを破壊するのは間違いないんだから(それこそ「食料どうするんだ」的な問題が出て来そう)、せめてFLDSMDFRだけは止めるべきじゃないでしょうか。そもそも僕があの島の住人だったらあんな状況はマジ勘弁してほしいし、故郷をメチャメチャにしやがったフリントたちには悪感情しか抱かないだろうなぁ…って、スラップスティック、スラップスティック (´∀`;) エヘヘ

それと、これはあまり書きたくなかったんですけど…。ラストの展開に釈然としないものを感じつつも、エンドクレジットで流れる「La Da Dee」がスゲー良い感じの曲で、テンポ良く後日談が進むムード自体は嫌いじゃなくて。さらにその後に続くポール・マッカートニーの「NEW」が超素晴らしかったから、満足ゲージが急上昇。「まぁ、いっか (・∀・)」って思って座っていたら、流れてきたのが日本版主題歌ですよ… ('A`)


コーディー・シンプソンの「La Da Dee」を貼っておきますね↓




僕だって自体は別に嫌いじゃないし、歌っている少女たちにも悪感情はゼロなんですけれども! 前作もそうでしたが、なんでこういうことするんですかね? もしかしたら「日本版主題歌、サイコー!(o^-')b」「日本版主題歌がないと観に行かない!ヾ(。`Д´。)ノ プンプン」って根強い層がいるんですかね? これはあくまで僕の個人的な感想ですけど、マジ「NEW」の余韻台無し。もちろん「日本版主題歌を入れることを決めたヤツは死ねばいい!ヽ(`Д´)ノ」なんて書いて、数日後、その担当者が不慮の事故で亡くなってしまったら、「まさか本当に死んじゃうなんて… (ノДT) ゴメンナサイ」って心底後悔するだろうから、もうそんなことは書きませんけれども(いろいろと面倒くさい文章)、とにかくイヤ~な気持ちになった次第。


ポール・マッカートニーの「NEW」を貼っておきますね↓ アルバム、買っちゃおうかなぁ。




その他、吹替版でも十分良かったんですが、ちょっと調べてみたら、警官アール役がミスターTからテリー・クルーズに変わっていただけに(映画史的に重要なポイントな気がしなくもないように思わなくもないってムードが漂っているような?)、字幕版も公開してほしかった…けど、まぁ、それはいろいろと大変なんでしょうな。って、なんだか文句が多めになった感がありますが(苦笑)、笑いのノリ自体は好みなので、基本的には普通に楽しめましたよ (・∀・) ユルス キャラの動きとか、画面の中の情報量が多くて追い切れなかったところもあるので、「DVDのレンタルが始まったらまた観たい」と思うくらいには好きというか。気になる人は、なるべく前作をチェックしてから劇場に足を運んだ方が良いと思いますぞ。




前作。こっちの方がやっぱり良くできてますよね。



もともとはこんな絵本だったというね。全然違う!Σ(゚д゚;)



「NEW」が収録された良さげなアルバムを貼っておきますよ。輸入盤もありますが…。





















※心底どうでも良い備考

映画を観に行った時、偶然、タマフルの蓑和田Dと遭遇したので、2人でイチャイチャした…というエピソードは置いとくとして(少しウソ)。鑑賞後に買った「くもりときどきミートボール2」のパンフレットは、開いてみれば、子ども向けに特化してまして。正直、「フリントの発明品図鑑はないのね… (・ε・) チェッ」とか惜しく感じるところもなくはないんですけど、フードアニマル図鑑はあるし、パズルページもあるし、お弁当レシピなんかも載ってたりするところは、なかなか好感が持てるんですよ。

で、僕的に面白かったのが、この「なんて呼ばれているのかな? 世界のフード・アニマル」という企画ページ↓

4カ国語の語呂合わせが載っているのです。
フードアニマルの呼び方

世界各国の吹替で、いろいろと考えて語呂合わせしているのが、スゲー良いなぁと思ったんですが…。英語は「フーディマル」、韓国語は「プドゥモンスト」、イタリア語は「アニマチーボ」とネーミングにそれなりのK.U.F.U.が感じられるのに、日本は「フード・アニマル」と一番ヒネリがなくて(しかも英語に便乗)、なんかガッカリ (´・ω・`) もう少し日本語を活かしたオリジナルの名前を考えた方が良かったと思うのですよ。例えば、「食べ物=食べる」というフレーズに、そのものズバリな「動物」を加えて、さらに言い回しを変えて…。そうだ、「たべっ子どうぶつ」ってのはいかがでしょうか?

一応、CMを貼っておきますね↓



以上、なんとなく思いついたので、書いてみたかったんですが、本当にごめんなさい。ああん、後悔なんてしてないんだから!ヽ(TДT)ノ ウワァァァァン

宇多丸師匠の容赦のない酷評がアップされているので、ぜひ聴いて! なんか指摘されてみるとグウの音もでませんな… (`Δ´;) グゥ ちなみにパンフに関しても評判悪かったです…。