14アマゾネス 王女の剣(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて

14アマゾネス 王女の剣(ネタバレ)

14アマゾネス 王女の剣

三角絞めでつかまえて-14アマゾネス・王女の剣
14アマゾネス 王女の剣 [DVD]

原題:十四女英豪/THE 14 AMAZONS
1972/香港 上映時間117分
監督:チェン・カン、トン・シャオユン
製作:ラン・ラン・ショウ
脚本:チェン・カン
音楽:ワン・フーリン 、チョウ・ランピン
武術指導:チウ・シントン、リャン・シャオソン
出演:リン・ポー、リリー・ホー、リサ・ルー、ワン・ピン、ユエ・ホア、シュー・ペイペイ、リー・チン、ワン・チンフォン、ベティ・ティンペイ、ティエン・フォン、ワン・シャ、ナン・コンシュン、ティエン・チン、ポール・チュン、ロー・リエ、ツン・ホア、シャ・ピン、ファン・メイシェン、ホァン・ツンシュン、チン・ミャオ、カレン・イエ、ヤン・アイホア、ヤン・チーチン、クー・ウェンツン、ヤン・スエ、ユン・ピョウ
(あらすじ)
宋の名家、楊六郎の下に息子が戦死したとの知らせが届く。それを知った楊家の女たちは、敵討ちのために朝廷の使者が止めるのも聞かずに西夏軍の砦に出発する。(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




73点


※今回の記事は、ちょっと面倒くさい文章も書かれているので、そういうのが苦手な人は気をつけて!

4月16日(月)、ネイキッドロフトで行われた「中国大秘宝映画ツッコミ試写会!」「女ドラゴンと怒りの未亡人軍団」を観ましてね。イベントは確かに楽しかったんですけど、少し複雑な心境にもなったというか。面倒くさい文章を書くと、「最初からツッコミ入れる気マンマンで映画観るって、どうなんだろう (´・ω・`)」とか「初見の映画をトークを聴きながら観るのは微妙かも (´・ω・`)」とか思ったりしちゃったんですよね…。

だからね、もう一度、映画館に行って、ちゃんと「怒りの未亡人軍団」に向き合おうと思いまして。で、どうせ観るんだったら、今度は元ネタの「14アマゾネス 王女の剣」をチェックしておこうと、近所のレンタル屋に行ったら置いてなかったので…散々迷った挙げ句、amazonで購入。自宅で鑑賞したんですが、味わい深かったです (´∀`)

この「14アマゾネス 王女の剣」のベースになっているのは「楊家将演義」「三国志演義」「水滸伝」と比べると、日本ではあまり知られていませんが、中国では昔から親しまれている古典文学であり、その終盤のエピソードを映画化したんだとか。どこまで原作に忠実なのかは知りませんが、「中国では知ってて当たり前」だからなのか、話の展開は適当なところが多かった気がしないでもなかったし、昔の映画だからどうしても画面はチープに見えちゃうし、演出も古いんですけど…。僕的には結構好みのタイプでしたよ。

まず、主役の桂英を演じたリン・ポーがモロに「烈女!ヽ川`Д´)ノ」ってムードで、かなりときめいちゃったんですよね。旦那の宗保(ツン・ホア)を亡くしたばかりなのに、みなぎる闘志と責任感で軍を率いてく姿が凛々しい上に、アクションもちゃんとできるという素晴らしさ。ちょっと話におかしなところがあろうとも、彼女を観てるだけで満足しちゃいました (ノ∀`) テヘ


とにかく凛々しくて素敵だったリン・ポー。彼女なら抱かれても良いです (`・ω・´) キリッ
三角絞めでつかまえて-桂英役はリン・ポー


他の役者さんたちも素敵でして。特に敵の第五王子を演じたロー・リエが憎らしくて良かったですな。楊家の“最後の男”である文広役をリリー・ホーという女優さんが演じてたのは不思議な感じがしましたけど、僕はいわゆる“ボクっ娘”好きなので、それはそれで美味しくいただきました (・∀・) “敵の粗野なマッチョ兵士”役として、若き日のヤン・スエが出てたのはうれしいサプライズだったし、後から気付いたことですけど、駆け出し時代のユン・ピョウが出てたのもオトクな気分になりましたね。


スゲー強くて憎らしかったロー・リエ。最後まで頑張ってました。
三角絞めでつかまえて-第五王子はロー・リエ

文広役のリリー・ホー。楊家・最後の男を女性に演じさせたのは、どういう理由なんですかね?
三角絞めでつかまえて-文広役はリリー・ホー

若き日のヤン・スエ! ヤン・スエとケイリー=ヒロユキ・タガワが出てる映画にハズレなし…って、すみません、明らかに言い過ぎました。
三角絞めでつかまえて-大好きなヤン・スエ

中央には駆け出し時代のユン・ピョウが! ちょっと可愛いですな。
三角絞めでつかまえて-若いころのユン・ピョウ


先にリメイク版である「怒りの未亡人軍団」を観てたので、「あ、ここはこうなんだ~」みたいに比較できたのも楽しかったですね。やたら血まみれになるわ(いかにも作り物っぽい赤い血が逆に不気味だったり)、首や胴体の切断描写もあるわと、残虐度が意外と高かったのも好感が持てました。アクションも当時にしては頑張ってたのではないでしょうか(武術指導はあのチウ・シントンで、チェン・カン監督の息子なんだとか!)。


佘太君(リサ・ルー)が援軍を出さなかった奸臣の王欽(チン・ミャオ)を龍頭杖で打つシーン。似たような場面が「怒りの未亡人軍団」にもあったような。
三角絞めでつかまえて-奸臣を杖で打つエピソード

基本的にみんな血まみれになるんですけど、この安っぽい“赤さ”が逆に不気味だったり…。
三角絞めでつかまえて-逆に怖い赤さ


で、僕的に一番面白かったのが、敵に橋を焼かれてしまったため、楊家軍がみんなで協力し合って人間橋を作るシーン。これが「魁!!男塾」に出てきた「万人橋」にそっくりなんですよ。残念ながら「人間で橋を作る」という展開自体、そんなにオリジナリティ溢れる発想とも思えないので(小学生とかでも思いつきそう)、宮下あきら先生がこの映画を観てたとは言い切れませんが、なんとなく「万人橋」の元ネタを発見したような気分になれて少しうれしかったり。


渡っている途中で橋が焼け落ちてしまったため、楊家軍は凄まじい高さの肩車を開始。
三角絞めでつかまえて-まずは肩車!

両方の崖から肩車が倒れると…。
三角絞めでつかまえて-崖の両端から倒れると...

真ん中で合体して、人間橋が完成! ううむ、凄まじい展開ですな。
三角絞めでつかまえて-人間橋が完成!

おかげさまで、みんな渡れました~。
三角絞めでつかまえて-無事渡りました

何がスゴイって、司令官の桂英も参加してるんです。さすがにアンタが参加するのはダメだろ。
三角絞めでつかまえて-司令官が自ら!

最後は、片方の端っこから足を離して…って、そんな簡単に離れられる状態だったのかよ!Σ(゚д゚;) アブナイ!
三角絞めでつかまえて-足を離して...

下の人から登っていって終了。ツッコミどころが多い展開だけど、嫌いじゃないわ!
三角絞めでつかまえて-下から登って終了

そして…実は「万人橋」という同じような展開が「魁!!男塾」にもありまして。
三角絞めでつかまえて-万人橋

崖を渡るべく、巨大な肩車を作ってから…。
三角絞めでつかまえて-肩車をする1号生たち

倒れこんで橋が完成! 1号生と言えど、さすが男塾塾生、ですな(知った風な口調で)。
三角絞めでつかまえて-橋が完成!

ううむ、さすがの剣桃太郎も気まずそうに渡っております。
三角絞めでつかまえて-渡る剣桃太郎

最後も同じくこんな感じで終了するも、土壇場で田沢と松尾が犠牲になった…と見せかけて、実は生きてました(なにこの文章)。
三角絞めでつかまえて-うまくいったぞ!


なんか無闇に画像を貼りまくって記事が長くなっちゃったので、適当にオチを書いておくと、最後は川を決壊させて、西夏軍を壊滅状態に追い込んでからのラストバトルで、敵を全員ハードに殺害。佘太君と桂英、その他の生き残った人たちで凱旋帰国して、イヤミだった宰相の王欽もすっかり「楊家ってスゴイぜ!ヘ(゚∀゚*)ノ」って感じになって終わってました。

というワケで、僕は思いのほか楽しかったというか、意外と好きでした (・∀・) 思い切って買って良かったです。昔の香港映画があまり好きじゃない人に「買ってまで観ろ!ヽ(`Д´)ノ」とは1ミリも思いませんが、非常に興味が湧いた人はレンタル屋にリクエストを出すと良いんじゃないですかね。




チェン・カン監督作。邦題がムチャクチャですな(褒め言葉)。「空とぶギロチン」も押さえておきたいところ。
三角絞めでつかまえて-続・空飛ぶギロチン
続・空とぶギロチン~戦慄のダブル・ギロチン~ [DVD]


北方謙三先生による小説。「怒りの未亡人軍団」のパンフレットに載ってたくれい響さんのコラムによると、オリジナル要素が強いそうな。
三角絞めでつかまえて-楊家将〈上〉
楊家将〈上〉 (PHP文庫)


NHKで放送されてたドラマ版。穆桂英も活躍するっぽい。
三角絞めでつかまえて-楊家将 DVD‐BOX
楊家将 DVD‐BOX


同じくドラマ版。佘賽花が活躍する様子。
三角絞めでつかまえて-楊家将伝記  DVD-BOX1
楊家将伝記(ようかしょうでんき) 兄弟たちの乱世 DVD-BOX1