人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。
『DIE WITH ZERO』、
「ゼロで死ね」。
そのインパクトのある題名から
少し前に話題になっていて
読みたいと思っていた。
生きるためには
何かとお金が必要になる。
お金を稼ぐためには
誰しも働かねばならない。
しかし、働くこと、
お金を貯めることに必死になって
「今しかできないこと」を逃し、
喜びを先送りしてしまっていないか?
何をすれば幸せになるかは
人それぞれ異なる。
だが、共通して言えるのは、
人は自然に老化する、そして
時間は有限であるということ。
お金は「ライフエネルギー」とも
言い換えることができる。
ライフエネルギーとは
人が何かをするために
費やすエネルギーのことだ。
つまり仕事で得たお金は、
それを稼ぐために費やした
ライフエネルギーの量を表す。
給料の額は関係なく
1時間働けば、
1時間分のライフエネルギーを
使ったことになる。
著者はこのことを
『Your Money or Your Life』
(ビッキー・ロビン、
ジョー・ドミンゲス著)
という本で知り、
若い頃に衝撃を受ける。
それまでは何気なくしていた買い物も
その商品を買うためには
自分は何時間働き、
どれだけのライフエネルギーを
費やすのかと考えるようになったという。
そして、
死んだり年を取ってからでは遅い、
今しかできないことに目を向け、
人生でいろんな経験をしたい、
「死ぬまでに、金をすべて使い切りたい」
と、思うようになった。
大切なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使うことだ。
自分はなにに幸せを感じるか、
一度きりしかない人生で
自分が本当にしたいことは何か?
そのことを真剣に考えよう。
そしてそれを実現するために
適切な時間やお金はどのくらいか?
そのことを踏まえて、
人生を最適化していこうということ。
私たちの問題は「できる限り人生を充実させるためにはどうすればよいか」だ。見境なく豊かになることではない。
つまり、この本の目的は、富の最大化ではなく、人生の喜びを最大化するための方法を探すことだ。この2つは根本から違う。
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さて、本書では
「自分は残りの人生で何をしたいのか?」
と、考えるにあたって、
「タイムバケット(時間のバケツ)」
という手法を紹介していた。
どのようにするかというと、
①自分の現在の年齢を起点に
これからの人生を5年または
10年ごとの間隔で区切る。
例えば5年区切りなら
30〜35歳、36〜40歳とし、
これがやりたいことをいれる
「タイムバケット」だ。
②あなたが死ぬまでに実現したいと
思っていること(活動やイベント)を
思いつくままに紙に書き出して
リストを作っていく。
③リストに書いたやりたいことを
実現したい時期のバケツに
割り振っていく。
これだけだ。
よく「やりたいことリスト」や
「Wish List」という手法があるが、
それだと何をしたいかは明確になるものの
いつやるか?という時間軸の視点がないため
どうしても実行力が薄くなりがちだ。
このタイムバケット方式では
何をいつするのかを割り振るので
その活動をするのに相応しい時期が
自ずとクリアになるのがよい。
「そんなの考えたところで
思い通りになるとは限らないし
ただの自己満足なんじゃない?」
そんなふうに思う人がいたら
ちょっと残念かもしれない。
「こうしたい」という理想をもつことで
人間は望む方向へ近づくために努力し、
賢くなったり、勇気を出すことができる。
挑戦することが大切なのだ。
「ゼロで死ね」というのは
働きすぎるな、お金を貯めるな
死ぬまでにお金を使いきれ、
というだけのメッセージではない。
人生を最大限に充実させ
たった一度の人生を
価値あるものにするために…。
あなたならどんな楽しい思い出を
人生に作りたいだろうか?
▽自己啓発本は
たまに海外のものを読みたくなる。
歯に衣着せぬ物言いが
脳天直撃って感じで気持ちいい。笑
こちらもおすすめ。
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