(中国四川州)四姑娘山麓トレッキング | 峠の我が家

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我が家から峠に峠から峰に、そして帰るべき我が家を中心に足跡を残そう。


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初めての海外トレッキング、それも旅行社の企画するツア~でなく

長野県山岳協会の50周年記念事業として計画された隊員の一員としての参加。

富士山にさえ登った事がなく、今回到達する爽金山4400mの高度に果して耐えられるのか?
いろいろ不安材料はあったけど、何事も試してみなくては分らないと・・その時はその時だ。


7月2日  某タクシー会社の乗り合いタクシーで北信参加の隊員6名で成田に向かう。

       空港で隊員14名全員集合後、17:35発の成都行き直行便にて約5時間のフライト。

       成都空港で今回お世話になる「李 慶」さんと挨拶後ホテルへ直行、そして歓迎会食。


7月3日  10時頃のスタートで四輪駆動車5台に分乗して、「日隆」に向かうが「巴朗峠」越えの道が土砂崩れ

      とかで不通の情報が入り、「都下堰市」を過ぎた辺りで遅い昼食をとりながら情報徴収。

      李さんの提案で遠回りに(約700k)なるが、爽金山峠越えに決定。

      16時頃のスタートになるが引き返し、雅安市経由で芦山に車を走らせる。

      (後で知った事だが、我々の引き返した後、橋が流され前後とも不通になったとか)

      夜の渓谷を巧みなハンドルさばきで(恐怖)猛スピードで走り、峠麓のホテルに宿泊(23時30分)


7月4日 朝食後8時頃のスタートで爽金山峠から日隆に向かう。

      途中到る所に落石があり、その間をぬって車は進む。私の乗ったパジェロ(三菱製)の運転手

      は、どうも一番前でなければ気がすまないみたいで、反対車線であろうがドンドン進むので

     もう恐怖で気が気でない。途中車が一台落石でペッチャンコになのを見て吃驚!

     峠で車を降りるとさすがにフラッとする(4000m)。

     高山植物の中途中検問を受けながら「日隆」到着は13時頃。

     食事後予定変更にて「双橋溝」をシャトルバスにて訪ねる。

     帰りは徒歩で2時間程歩き、バス停付近のヒュッテにてチベット料理の夕食。


7月5日 朝食後10時近くのスタートで四姑娘麓の木騾子(ムーロージュ)に向かう。

     小型の大人しい馬に乗り、沢を渡ったり、日本では経験出来ないトレッキング。

     4時間程の乗馬で目的地の木騾子に到着。主峰が間近に聳え、まるでおとぎの国に迷い込んだようだ。

     一面のお花畑とヤクの糞の上にテントを張り、今宵一晩の宿とする。

     食事用大型テントに集まり、歌を歌ったりトン汁と炊き込みご飯の夕食。

     標高3700mで飲む酒は以外と効き、21時頃にはシュラフに潜り込む。


7月6日 年寄りの早い目覚めで夜明けと共に付近の散歩に出かける。

     主峰の四姑娘山が僅かに顔を見せてくれて、何とか写真に収める。

     朝食後、10時頃の出発で、徒歩にて登山口まで歩く。

     途中から木製の立派なアプローチになり軽快に下るが、所有時間は5時間ほどかかる。

     ホテルに戻り休憩後近くの食堂で夕食、紹興酒と白酒でしたたかに酔いダウン。


7月7日 下山の日だが、道路が土砂崩れで不通の情報があり情報徴収。

      目的の一つ「爽金山」の山頂は諦めか?李さんの以後は避難撤退のつもりで帰国できる

      仕度で行動の言葉に隊員一同緊張が走る。

      道路が開通するまで、爽金山の稜線をポピーを捜しながらハイクアップ。

      一面のお花畑で、先程の緊張は忘れ写真に夢中になる。

      再び車道に戻り乾杯の祝杯をあげていると、公安の対向車が通り道路の開通を知りスタート。

      崖崩れや岩の散乱する道路を長い停車時間待ちながら進む。

      とうてい成都までの帰還は無理で、古い都の雅安市のホテルで宿泊(すでに夜中の12時近く)

      やっと此処まで戻った安堵で同宿の吉田氏と無事を喜び合う。


7月8日 今日は成都まで帰るだけ、9時の遅い目覚めで10時頃の出発。

      成都までの高速道路を落石や崖崩れの危険なく快適に走り、昼過ぎにはホテルに到着

      荷物を部屋に入れ、昼食を食べに街に出かける。食事後此処まで運転してきてくれたドライバー

      と名残惜しく別れ、近くのスーパーに買い物に出かける。

      再びホテルに戻り休み、今回最後の晩餐会に。現地案内の李さん、ジャンさん、カクさんの8日間

      労苦に感謝して、何時までも名残り酒を酌み交わした。(もちろん2次会も有り)


7月9日 昨夜の酒で完全に二日酔いだが、6時の起床7時の出発で空港へ。

     お土産も買えず慌しい帰国の便で8時55分のフライトで成田に向かう。

     成田着15時30分頃で、到着ロビーで解団式を行い隊員との再会を願ってそれぞれの地域に帰宅。

     我が家では行く時、もう逢えないと思っていたベルもすっかり元気になり、千切れるほど尻尾を振って

     待っていてくれた。



                      成都周辺の地図(クリックで拡大)

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  成田空港で中条山岳会のメンバーで出国まで乾杯!

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沈まぬ太陽を追いかけて西の国へフライト

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成都到着後の遅い歓迎会を、もちろん四川料理です。

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5台の四輪駆動車とドライバー達。車と寄りかかっているドライバーが私の乗った車。

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ホテル出発前は和やかに、右端は星野隊長と後は中条山岳会メンバーと名古屋の林女史(左2番目)

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都下堰市を過ぎた四川大地震の跡、倒壊した建物は記念?に残すそうだ

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2日目の巴朗山峠に向かう途中の川の濁流、この地点からルート変更で引き返す事になる。
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8時間以上も迂回してやっと着いた爽金山麓のホテル。

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3日目の朝は峠に向かう、山山が迫ってくる。
車は猛スピードで石の散乱する道路を対向車線関係なく進む(恐怖です)                                             

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爽金山峠(4000m)さすがにフラッするが、まだ大丈夫(ダイヤモックスが効いたのかオシッコしまくり)

   *写真左が今回登頂目的の爽金山(4400m)

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日隆に下る途中で一休み。(チベット圏内に入って来た実感がわく)

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日隆の宿泊するホテル(3☆とか・・・?)

濁流が流れる川の上に建っているのが・・・日本の建築基準法では考えられないけど)

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ホテルからみた景色、なんかチベットぽいね!
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予定変更で双橋溝へのハイクに向かう(ラッキー!此処は計画には無かった)

*一番先頭は中国主任スタッフの李さん(若そうだけど年を聞いて吃驚!秀才です)

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   四姑娘山周辺の地図(クリックで拡大)

    *一番左が双橋溝の峡谷真ん中が明日訪ねる長坪溝峡谷です。

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シャトルバスの発着所


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シャトルバス終点の景色。モレーンが迫っている。

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辺り一面お花畑です。

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おや!みいさん、もうお酒のんでるのかな?

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帰りは歩きです、我らは観光客と違うのだ・・・少し疲れて迎えの車に乗ったけど(反省)

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無名の峰とルート(岩登り)まだまだ一杯あるそうです(殆ど5000以上の山)

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このヒュッテで今晩のチベット料理の夕食とします。
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でっかいナンを焼いてくれました。ヤクの乳のヨーグルトはちょっと苦手でした。


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家の中は大きなカマドが有り、こんな感じですよ!
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これは4日目の朝、四姑娘山に向かう途中撮った、爺ちゃんとお孫さん(可愛いね)

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さて、いよいよ今回の目的のハイライト四姑娘山トレッキングに向かいます。(登山届所で、)

*全てにパスポートが必要です、ドライブでも検問所はパスポート必携です)

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この馬に乗っていくのだそうです(乗馬は初めて!)

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少し歩きで下り、此処から本格的に馬の背になります。

大人しい少し小ぶりの馬で、我馬子は手綱を私に渡したまま他の人と話ながら歩いている。

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前方に四姑娘の主峰が見えてきました。

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私の雄姿です。

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この写真は翌日の朝撮った四姑娘山主峰です。

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隊員全員馬に蹴られず無事着きました(お疲れ様)

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と思ったら、予定変更で再度馬で目的地の木騾子まで行く事になりました。

誰か乗馬キチガイが居るようですが、自分も馬に惚れました。

日本に帰ったら何処か乗馬クラブに入ろうかな・・・

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此処が最終目的地の木騾子です。
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暮れゆく草原、奥までまだまだ20k以上、どんな夢の世界が待ってるのか。

何時か(あまり日はないが)馬で奥地まで行ってみたいね。

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やはり、嬉しそう!あれ!コップの中味はお酒?確か飲酒は厳禁のはずだけど(此処は標高3700mです)

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大型テントの中は良い匂いが、今夜の料理人は李しぇんせい。献立はトン汁と炊き込みごはんです。

その前に全員で山の歌などを歌いました。

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朝もや煙る木騾子の朝です。ちょっと雨模様。

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ヤクも起き出して、朝食を食べ始めました。
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一瞬の間ですが主峰がピークまで望めました。(山の写真は後日まとめて)
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これは爽金山稜線を目指す隊員、お花畑の中を登ります。
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珍しい白いポピー(花の写真は後日まとめて)
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稜線到達の隊員(4200m位)今回はここまで
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この隊員達はビールで乾杯してました(当然私も、担ぎ上げた○ちゃんに感謝)
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道路は開通したそうだが?本当に大丈夫?


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こんな場所を幾つも通ります(日本なら完全通行止めですが)
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到る所で崖崩れ、もちろん法面保護のコンクリートなんてしてません。廼李面峠の我が家

やっと安全地帯雅安市に(写真は翌日の朝です)

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これは雅安市の夕食風景かな(うどんと餃子を食べました)

もちろん、ビールと白酒(焼酎)も、ここまで来ればもう安心です。

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雅安市は古いお寺の街、若いカップルが一杯(久々の都会風景)
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日隆から2日がかりで頑張ってくれたドライバーを囲んで(謝謝!)
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成都最後の夕食(四川料理を堪能)

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僅かに残された毛沢東の銅像(成都の街は人口1千3百万人の大都会です)

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    終わりに


   初めての海外トレッキングは、雨季という激しい気象条件の中で、中国人スタッフの3人のおかげで

   無事終わりました。成都近辺は記録的な大雨で各地で川の氾濫、崖崩れと大荒れでしたが、不思議

   と我々登山隊は大雨にあう事もなく、多少の変更はあったものの又功を即して計画に無い双橋溝の渓谷

   を訪れる事もでき、これも現地スタッフの的確な判断によるものだと感謝してます。

   一歩間違えれば帰国もままならずという場面も、素早い判断で切り抜ける事が出来ました。

   私にとって4000以上の高地は、未知の世界であり高山病の怖さも本で何度も読みました。

   たかが4000m、されど4000mは侮ってはいけないと、水と薬で尿意との戦いでもありました。

   白く輝く四姑娘山の主峰を見たとき、やっと此処まで来れた喜びで一杯でした。

   中国は大きい、ましてや世界は広い。何時か又この広い台地に君臨する白きたおやかな峰々を訪ねてみた    

   いものです。

   3人の現地スタッフの皆さんと、今回の寝食を共にしてくれた隊員の皆さんに心から感謝します。


     *急いで書きましたので誤字脱字等又失礼な描写はお許し下さい。

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