な~んのためにはなりません、やさぐれ女のブログです。
趣味は人間観察と旨いもの探し♪
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今日、会社に1本の電話が掛かってきた。
『そちらは○○(会社名)様ですか?お仕事の話ではないのですが・・・・』
落ち着いた話し声でやんわりとした男性。多分3,40代の方
仕事で色んな方と話をするが、出だしの言葉で営業電話なのか、仕事本来の電話なのか、時々ある従業員確認(賃貸契約やローン契約の際)なのかが大体分かるのだが、今日のそれはどこにも属さないものだった。
少し嫌な勘がはたらいた・・・『はい、○○でございますが、ご用件をお伺いいたします』
その男性はきっと、優しくて知的なんだろうと分かる口調と言葉の選び方。
私は彼の言葉に、驚き、怒り、羞恥心、悲しみ、共感、感動、感謝を感じる事となった。
我が社の仕事の一部で、現地工事がある。特殊な仕事であるため日本中出張工事が入る。
とにかく職人が少ない業種なので、石垣島からも呼ばれた事がある程
今月は福島県の工事が入り、4名の職人が一週間前から現地入りしている。
きっと疲れが出てきた頃だろう。昨夜、某市内の焼肉屋で夕食をとっていたらしい。
電話を下さった方が教えてくれた事は、酒に酔った職人がお店のバックヤードに無断で入って大声を出していたので気になって様子を見ていたら、お店の従業員の方が、此処はお客様の立ち入りは出来ない場所だとの説明しているのに、なにやら文句を言っていたという。
それはそれは粘着質な感じで、聞いていて気持ちの良いものではなかったと。
彼は、『福島に来ていただいて嬉しいのですが、社名の入った作業服を着て泥酔され雰囲気が悪くなるほど絡むのはどうかと思い、失礼ながら社名から電話をさせて頂きました』と話してくださった。
心当たりはあった。最近入社したオッサン従業員である。
人となりに首を傾げたくなるオッサンだ・・・
想像がつく。あのオッサン従業員が酒に酔ったらきっとそうなるに違いない!
私も酔うと褒められたもんじゃない姿だとは自覚しておりますが、あのオッサン(いうても年下)から滲み出るなんとも言えないあの感じは相当なものである。
私は電話を下さった男性(素敵さん)から聞いた一部始終を頭で映像化し、オッサンの頭をこん棒で叩いてやりたくなった。
そして教えてくれたオッサンの醜態に会社の人間として本当に恥かしく、また、素敵さんが『会社の看板を背負っていながらの行動』という件に深く共感し、<福島に来てくれて嬉しく思う>の、素敵な言葉に感動。何よりも苦情でも袋叩きでもなく、優しく紳士的に諭すように話してくださった素敵さんに感謝なのである。
私が危ない女だったら、ナンバーディスプレイに出ていた素敵さんの番号に電話して『お友達になってもらいたい』と、気持ちの悪いことを言っているだろう。てか、危ない女だからこそこう思ってしまうのか?いやいや!安全な女なので電話はしませんよ。(我慢するよ)
今の時代、炎上、苦情が横行しているストレス社会。言い方ひとつで心に響き、優しい気持ちにさせてくれる。人に解ってもらいたいのならこそ、素敵さんのような言い方、話し方をするのが良いのだと学びました。
今朝、電車の中刷り問題で(気になったらググってね)スッキリで愛しの加藤浩次がこんな感じの事を言っていた『一人が呟いた言葉に何人も乗っかってきて炎上する。本題と違った所に目をつけて、してやったりと声高々に非難する。この広告が言いたい事は違うだろ!どーなのよ?』みたいな。
流石、愛しの加藤浩次!あんたは代弁者の中の代弁者だよ(BYまる子)
昨夜の件も、意地悪な人に見られていたら全く違ったものになっていただろう。
電話口で罵られ、怒りをぶつけられていたら、私の気持ちは怒りと悲しみだけで、脳内でオッサンをこん棒で叩く力がスペシャルフルマックスになったに違いない。そして忘れた頃、ナンバーディスプレイの番号に先ほどとは違う意味合いで掛けていたかもしれない・・・・
世知辛い今日。素敵さんは、どんな素敵ご両親に育てられ、本当の親切心を持つ大人になったのだろう。福島で悲しみや、行き場のない苦しみを経験してその優しい言葉が出るなんて・・・頭の弱い私には揶揄する言葉が見つからないが、神様のような、男性だけど菩薩様ようなお人だわ。
帰ってくるオッサンを本当に叩かない様にするには、オッサンの醜態が神様のような素敵さんと結びつけ話が出来たと思う事だね(怒)
読んで下さった皆様の脳内オッサンイメージ、そうです!それですよ!!間違いない。