パリスティックダーツ。

 

マッハ5

 

ジョン・コリンズ氏から

学んだ言葉です。

 

滑空能力を持たない

飛距離型の紙飛行機の名称。

 

投げる事をどう捉えるかという

問題は

以前に自分が考察した

テーマの一つです。

 

何が一番参考になるんだろうって

一時期考えていました。

 

棒状の物を遠くに飛ばす方法と

そのバランスについて。

その事に該当しそうなものと言えば

 

ダーツ、矢、槍。

 

直ぐに思い付くのは

主にこの三つだと思います。

 

では問題。

 

長さに対する重さのバランスは

遠くへ飛ばす為に

どういうのが理想でしょうか。

重心は中央のままがイイ?

それとも前側が重い方が、より遠くに飛ぶ?

それとも後ろ側が重い方が。遠くに飛ばせる?
 

より遠くに投げる為の角度は

何度が理想なのでしょうか。

やはり放物線を描く

45度が最も遠くに飛ばせる?

 

棒状の物を遠くに飛ばすには

本体を横回転させた方がイイのでしょうか。

その方がより遠くに飛ばせる?

 

この疑問の答えが判りますか?

 

弓矢の矢の場合

矢の理想的な重心は

筈から鏃の先端までの

ちょうど半分の長さよりも

重心の位置が2cmから3cmほど鏃(やじり)側

これよりも後ろにあると

離れの推進力を受けて

矢先が浮くと思われ、

これ以上前にある場合は

おひねり(小銭を紙で包んだ物)の様に

頭が重くなり下へ落ちると思われる。

或る道具店の解説より

 

槍の世界記録が更新された1984年には

やりの重心の位置を変更して

10%ほど飛距離が短くなるように

ルール変更が行なわれました。

槍投げのルール変更について

 

以上が

バランスに付いての見解を

示唆した文章です。

 

ここでポイントになるのが

槍投げの槍の重心が

どの様に変更されたのか、ですが

その答えは

各々で御調査下さい。

 

答えはネット上に転がっていますので。

 

次の問題

 

棒状の物をより遠くに飛ばすのに

理想的な投げる角度。

 

これは前回のブログで触れた

マッハ5の角度が近くて

40度とされていましたが

個人的には

38度が理想と捉えていましたので

40度の数値が出て来たのは

流石だなと思っていました。

女子やり投げの武本紗栄選手

 

槍投げの場合

45度では失速を起こすので

38度なのですが

投げる槍の角度は

それよりやや下向きにしなければ

ならない。

 

これは

槍投げの技術的なテーマです。

最高到達点から落下して行く時

槍が空気抵抗を受けないために

その角度は

投げ上げる角度と槍の角度に違いを作る。

 

槍投げの技術には

紙飛行機にとっても

学べることは多々有ります。

 

次の問題。

 

より遠くに飛ばす為には

横回転をさせた方がイイのかどうか。

 

基本横回転と言うのは

直進性を得る為の手段で

これを小さな翼で起こさせる事は

デメリットでしか有りません。

 

翼で作る横回転と言うのは

空気の抵抗によって生み出される

ものですので

その分飛距離は落ちて行きます。

 

推進力を削って

削った力を使って、横回転を生み出す訳ですから。

 

以上が投擲型の紙飛行機の

投げる事に関する過去の考察でした。

 

言葉にすれば簡単ですが

それなりの技術は必要な訳で

これはあくまでも

個人的に得た結論の一つです。

 

疑問から答えを導く方法は

これ以外にも有る筈で

正解は決して

一つでは有りませんから

自分の得た結論が

絶対で正しいとも思っていませんので

そこは念の為。