「 だけど、空は青かった 」

そう言った詩人がいた。

なんの見劣りもせず、ただそこにあるという理由だけで生きている。

その辛辣な思いを猛ることなくありとあらゆる方法で表現する、

そんな風に生きてきたんだと表現することもなく。

 

無空(むくう)の空。

飛び出した大いなる答えは、ただやり過ごすこと。

惨めな思いも散々な失敗も、全部空に燃やしてこだわりを持って良しとする。

誰が投じた粉々な思いも良しとする。

その真実に出逢えた時、人は大きく変わる。

絶え間ない海の波のように返すことにだけ集中して

返ることはないと断言して息を吸い息を吐く。

その力が生きることなんだと断言する。

だから道は続くんだ。綺麗な波のように。

 

見慣れぬさざ波に記憶を辿り、見慣れた風景にさよならを言う。

孤独の正体は壊れた貝殻のよう。

欠けても欠けても貝であろうとするその姿そのもの。

みんな、孤独を楽しんでいる。

ひとりであろうと努力している。

その姿が力強くて思わず見入ってしまう心の屋根頭(やねがしら)。

さて、我々はどうあるべきかと辿る山間(やまあい)の吐息。

あることに執着せず、あることに孤独を重ねていく。

 

無ほど矛盾に満ちたものはないんだ。

無ほど潤滑油になるものはないんだ。

だからこそ無に寄り添って生きる。

忘れることを推進する最大の便りになる。

 

頑張れ!日本(にっぽん)!!

さよならを言う時代に逆らうことなく前を向いて生きる。

壊れた財布は修復可能。

どんなときも笑って過ごす。

それくらいの教養と度胸があれば壊せるものは壊せる。

壊してなんぼ!!

私には見える、新しい社会が。

そう言った瞳に破壊寸前の社会が映る。

壊れてなんぼ!!

私は架空の空を見ているのではない。

本当の空を見たいんだ。

だから頑張って!!!日本!

 

空は空ではなく空であると。

 

2024年1月1日月曜日に感謝を込めて。

今年も前進であるように。