早朝の神社参り
兎が笑う。
楽しげに笑っている。
なんの話しをしているやら。
しっかりと子を抱く親。
しがみつく子兎。
これが ほんとうに守るということなんだね。
そうだ。きっとそうだ。
生きていることは、こういうことなんだ。
神様は、優しい。
とても愛情深くて、優しくて、人間という子供を守ろうとしている。
だから、時折、成長度検定試験を行う。
「 こんな人に出逢ったら、あなたはどうするつもり?
さぁ、やってごらん 」
「 人を助けたいんでしょう。
だったら、試しに助けてごらん。
どれだけ大変なことかを、知るといいよ 」
そして、出た結論は、「 人は、とことんまで助けちゃいけないよ 」
「 ちゃんと、一線を引かないといけないよ 」
「 相手の立場を考えて、行動しなくてはいけないよ 」
そして、一番大事なこと。
「 相手を恨んではいけないよ 」
「 因果応報。自分の出したものが、返ってくる法則。
絶対に、人に期待してはいけないよ。それが、鉄則 」
そして、神様は、一線を見事に引いた。
「 もう、いいよ。次に行きましょう 」 と。
私のお役目は、ご神事をおこなう巫女。
つまり、真っ白なパイプのように、エネルギーを通して、言葉で伝えるのがお仕事。
間違っても、奢ったらお終い。
気を引き締めて、日々過ごしていくのことが大切。
神様検定、ひとつ終わった。
多くの学びがあった。
だから、もう、次に行く。
これから、もうふたつ、ご神事がある。
どれだけ、自分が綺麗な媒体になれるか。
そこが、テーマ。
やりきる自信は、しっかりある。
ここぞという時の、行動力は確かにあるから。
< なので、頑張ります >
人生は、人の力を借りて動かされる。
信頼される行動と、適確な言葉と、人気。
これは、自分で作り出すもの。
そう、全部、自己責任。
< 自分の作り出した雰囲気と言葉は、その人の生き方そのものになる >
そこを、しっかりと理解するようにと、今言われた。
梅雨だからといって、いつまでも泣いていないこと。
紫陽花のように、人の心を受け止める人になりなさい。
ただし、必要以上の優しさは、人を壊してしまうよ。
それが、< 依存 > の正体だから。
悲しかったら、先ず、自分で立ち上がる。
それしか、道はない。
< 誰の人生じゃない。あなたの人生じゃない。
人のせいにするのは、末路が見えた人間の姿。
もう一度、立ち上がって。そして、生き直して >
兎が笑う。
「 楽しいね 」 って笑う。
だから、私も、笑ってしまう。
兎さん、ありがとう。
「 心から感謝します 」
お導きを頂いた天之御中主神に、感謝を込めて。