出番ではなく受付でお邪魔させていただきます
桂二葉姉さん
忘れられない思い出があります
楽屋番をしていた時のこと
二葉姉さんが太鼓を叩いておられました
すると二葉姉さんが
「次の◯◯師匠の出囃子わかる？」
と尋ねてこられました
私は分からなかったのですが、こんなこともあろうかとウォークマンにある程度の出囃子をいれていました
その師匠の出囃子も入っていました
私がどんな出囃子か確認しているとお姉さんが来られました
「ここに入ってるんでよかったら聴いてください」
「ありがとう！」
二葉姉さんはイャフォンを手に取り出囃子を聴き始めました
暫くして私はある重大なことに気づきました
そうです
片方のイャフォンは二葉姉さん。もう片方のイャフォンは私がしているのです！
つまり、ラブラブのカップルがやるあのイャフォン半分こを二葉姉さんとしていたのです
心臓バクバク
時間にして約1分
「ありがとー！」
その場を立ち去る二葉姉さん
心臓バクバク桂三実
垂れ下がる片方のイャフォン
私はイャフォン半分こをしたのが人生で初めてでした
先輩であれこんなにもときめくものなのか
だとしたらカップルはどんなに幸せなんだ
また1つ大人の階段をのぼりました
ただ1つ忘れてはいけないことがあります
初めてイャフォン半分こをした記念すべき曲が、ミスチルでもなく、ゆずでもなく、BUMP OF CHICKENでもなく、MONGOL800でもなく、ゴリゴリの出囃子だということです
こんな悲しいことはありません
今から1人でミスチルを聴きます
明日ぜひお越しください