記憶の遺産 | 認知症の二人を見送って

認知症の二人を見送って

認知症の父母が亡くなり、いろいろなことがありました。順序だてではありませんが、どんなことがあったか、認知症というものがどんなものかということを知っていただければと書いていきます。

 

父も母も認知症で亡くなりました。

まあ、亡くなった原因は、母は、老衰。そして、父は、コロナで亡くなりました。

認知症の症状が進んでいく中で亡くなっていきました。

2人ともコロナの中でのお別れでした。

一人の認知症でも大変だったのですが、二人とも認知症になり、これは、見るにしても2人一緒だったら、家族がどうかなってしまうと。

父の方がパニックがすごくて昼夜逆転。母は、見た目は普通でしたが、やることがだんだんとおかしくなって。

認知症の症状も進んでいて記憶の時間がほとんど持たなくなっていた時に父が特養に入ることが決まり、ほっと。

しかし、母、一人になってどうしようかとも思いましたが、先ずは、一人が特養に入ってくれることでほっと。

何しろ、私たち家族の生活も離れて住んでいたので介護のために通うこともだんだんと大変になってきたときだったんです。

父が特養に入ってくれたことで母の生活も父のパニックからの解放もあり、私たちにとって少しだけ楽になりました。

記憶が持たないのですが、古いことは、父も母も覚えている二人。

年をとると子供に戻るといいますが、認知症の場合、昔の記憶を思い出し、それが中心となり、古い記憶が優先するんです。

新しい記憶は、加算することが少なくなって。

ただし、毎日、積み重ねたことは、なんとなくできている父と母でした。

父と母が変な話をしてもだんだんとそれに対して合わせられるようになっていけるようになっていった私です。

 

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