皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

先日はNゲージキハ58系急行整備としまして、ちょっと古い急行「青島」を完成させました。次は何にしようかと思案していましたが、以前整備したものの昨今の水準から少し見劣りがするようになっていたものを優先整備することとしました。

 

まずは2020年以降の鉄道模型再開で一番最初に来た急行「のりくら」編成です。

 

 

↑2020年6月と、当ブログ再開後初期の投稿です。

 

それまで一時撤退していた鉄道模型でしたが、自粛下でヒマになっていたことと、久しぶりに模型界を覗いたらこのようなマニアックな模型が発売されることに驚き、思わず買ってしまったものです。

 

当時は、付属パーツの取付とステップ類の色入れくらいしかしてませんでしたが、最近の水準ではTomix車にもジャンパパーツを取り付けるようにしていますので、再度整備したいと思います。また製品の4両編成では少々寂しいので付属編成・増結等を考慮し車両も増やしたいと思います。

 

↑昨年2020年6月に購入した急行「のりくら」編成です。模型再開当時はこのようなマニアックな製品まで模型化されているとは知らず、思わず飛びついてしまいました。

 

↑中身は、増結及びグリーン車のバリエーション追加で車両を増やして8両セットにしています。

 

↑基本編成は一度整備していますが、ジャンパパーツの取付等はしていませんね。

 

↑基本編成の他、キロのバリエーション追加、そして富山行きの付属編成を追加して8両にしています。

 

さて、ここで再整備のメニューをおさらいしてみます。

 

1号車 キハ65 503

↑製品に入っているのは寒冷地タイプの500番台でタイフォンがシャッター付きとなっています。前回整備時にステップ類の黒色化を施工していますがジャンパパーツの取付が未なので、今回これの取付を行いたいと思います。

 

2号車 キロ28 2309

↑製品に入っているキロ28は、新製時より4VKを搭載し雨どい・車体断面がキハ65と同じになったキロ28 2309以降になっており、その中でも名古屋工場で側窓がユニットサッシ化された2309がモデルになっているという非常にレアな車です。この車は普通のユニットサッシ改造車に見えますが、名古屋工場でユニットサッシ化されたキロ28は、4VK-DM83用の発電機吸気口が幕板部から腰板部へ移設されるという特徴があり、模型でも見事に再現されています。

 

↑通常は窓上部から雨どい部下部にかけて設けられている吸気口が、窓下部に移設されています。これは名工でユニットサッシ化されたキロ28の特徴になっています。

 

さてこのように吸気口の位置まで再現されたキロ28ですが、一点気になるのは床下の水タンクが新型のFRP製タンクになっていますが、実車では先の短いキロ28への水タンク交換は名工では進まず、原形のFRPタンクになっています。よって今回の加工ではこのFRPタンクの交換を行うこととします。

 

2号車(代車) キロ28 2303

↑製品では個性的なキロ28がセットされていましたが、ノーマルなキロ28も捨てがたいので気分でバリエーションを変えれるようにキロ28を追加で用意しました。これはノーマルなキロ28 2300になります。キロ28 2300のうちこの300番台を後年4VK化して2300に改番されたグループは8両しか存在しませんでしたが、2301~2303が名古屋地区に居ましたので丁度これが使えます。なお、2302は後年ユニットサッシ化されていましたので2301か2303が良いかと思います。この車も製品では床下の水タンクが新型のFRPタンクになっていますが、実車は先のキロ28 2309と同じ理由で古いFRPタンクのままでした。よって今回の整備では水タンクの交換を実施します。

 

3号車 キハ28 2493

↑製品に入っているキハ28ですが、今までとは趣向を変えて、キハ28平窓車の最終ロットが新規で設定されました。見づらいですが側面の機関冷却水給水口が車体中央付近に寄っています。

 

↑後位側を見ると便所窓が横長の小窓になっています。しかし最近の模型整備ではこちら側デッキ床下に励磁器箱を取り付けていますが、この当時はこのメニューは実施していませんでした。

 

↑1位側から見てみます。先日整備した急行「青島」編成に投入したキハ28 2492と同様、この車も床下の機関予熱器表現が旧型のWH101Aになっていますが、実車は新型で強化型のWH250になっています。よってこの部分の改造を行うこととします。後位側の水タンクは、名古屋地区では国鉄末期までは水タンクの換装が遅かったイメージがありますので、製品のまま原形タンクとします。

 

4号車 キハ58 796

↑製品では新規に正面のタイフォンカバーがスリット式で、便所窓が横長小窓の車が設定されました。これは実車の形態からキハ58 796に該当します。名古屋地区では基本的に新製時のタイフォン形状を変えない傾向があり後期車は大半がシャッター式でしたが、この車は何故かスリット状カバーに交換されていました。逆にいうとこの製品は「のりくら」として使用する場合はこの796番にしかならないことになってしまいます。この車もジャンパパーツの取付が未だなので、今回の整備で取り付けたいと思います。

 

↑後位側です。横長小窓になった便所窓が特徴です。

 

↑なお後期車(キハ58は655以降)では通風器8個で新製されていましたが、名古屋の車では多くがデッキ上の通風器は撤去されていました。しかしこの796はおかしな物体が載っていたので、これを再現するか非常に悩ましいところです。

 

↑快速「みえ」化された後のキハ58 796ですが、4位側デッキ上に何か載っています…。最初煙突を延長したものかと思いましたが、どうやら通風器部の何かのようです。当時ちゃんとこの部分の写真を撮っていないのが悔やまれます…。

 

 

さて、ここからは富山行きの増結編成を追加した分です。基本的に単品をそのまま追加しています。

 

5号車 キハ58 786

↑オーソドックスなキハ58です。美濃太田・名古屋には中期車・後期車が沢山いましたので、キハ58 786あたりにしようと思います。ジャンパパーツの取付が主な整備でしょうか。

 

↑あと助手席側床下の発電動機箱撤去とステップの黒色化塗装でしょうかね。

 

6号車 キハ28 2367

↑Tomix製品のキハ28は、実は全国に分布の少ないグループになっており非常に悩ましいですが、国鉄末期の名古屋地区には2367・2377・2385がいましたのでこれらにしたいと思います。

 

↑この車も助手席側床下の発電動機箱撤去、乗務員ドアステップの黒色化、そして後位側デッキ床下に励磁器箱取り付けを行いたいと思います。

 

7号車 キハ58 1107

 

↑最後尾はキハ58のモデルチェンジ車にして変化をつけたいと思います。Tomix製キハ58にジャンパパーツを取り付けるとカッコよくなるんですよね。ちなみにこの車は既に乗務員ドアステップの黒色化は実施していました。

 

↑完成度の高い製品なので、ジャンパパーツ以外は特に加工は無さそうです。

 

ということで次回以降はこの急行「のりくら」編成の再整備を実施したいと思います。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!