今日は、霊故が高校時代に体験したお話だぞー
ちょうど今ぐらいの季節に、友達数名とバイクで夜の海を見に行くことになったんだ
夕方、地元を離れ海を目指して
風を切って走るバイクは、霊故の楽しみ
途中で寄り道をしながら、海に着いた時には夜中を回ったぐらい
結構、クタクタ
昼間とは違い、静かな波の音だけが周りに響き渡り、彼氏と来たいな何て思っちゃたり
でも、現実は女ばかりー
目を開けているのに、目を閉じているかのような雰囲気
誰一人しゃべることもなく、ただじっと砂浜に座って海を眺める
どのぐらい、眺めていたのかな
その中の一人が、そろそろ帰ろうと言ったので、静かにみんなが腰を上げ帰る準備
霊故だけ、帰るのが嫌で聞こえていないふり
友達が霊故の肩をたたき、帰るよと言われた瞬間
海の中を歩く女の姿が見えました
霊故は
友達に、海の中を歩く人の方向を指さし
「海の中を人が歩いてる。あの人、自殺する気だよ」
友達たちは
「どこ。霊故、何も見えないよ。人なんかいないじゃん。ましてや、こんなに暗いのに見えるはずがない」と、言われました
どぉえらい、怒られちゃった
確かに
これだけ暗いと見えるはずがないと、言われても仕方がない
でも・・・歩いてまんがな
早く行こうと、あまりにもせかされるので、海の彼女も気になるけれど・・・
しかたがない、帰るか
でも・・・海に視線を向けると、なんで見つめてる
そんなに、見つめられたら霊故どうしていいかわかりましぇーん
とりあえず、みんなにおいてけぼりにされると、帰り道がわからないので
やっぱり、バイクを走らせると気持ちいぃー
海の女性のこともすっかり、忘れて・・・
サイドミラーを見ると霊故のバイクの後部座席に、髪の毛の長いずぶ濡れの女の人がなんでー
次の瞬間
霊故の前を走っていた、友達のバイクにオカマ
霊故は空中へ、ジャンプ
バイクは、道路を滑ってる
霊故もバイクもかすり傷
不幸中の幸い・・・こんな時に使う言葉
そのあとは、友達にも怒られ
事故になった説明をしても、怒られ
なんなんだー
あの女性は、霊故に何をしようとしたんだ
霊故には、理解ができない
もしかして、霊故をあの世に連れて行こうとしたのかな
でも、霊故は不死身だよー
これを読んだ方で、理解できる方は教えて下さい
あと、こんな時はどうしたら良いのでしょうか
こんな体験が沢山ある霊故でした