かめおかゆみこ です。
公演ちらしの作成や、会場であるSTスポット横浜
のホームページに掲載してもらうため、タイトルを
なんとか決定せねば…と、ちょっとあせり気味で
したが、ようやく決まりました。
宮瀬あすかさんのひとり芝居のタイトルは、
「メンヘラ・エチュード」
主人公は、宮下あかり・23歳。本屋でバイトしな
がら、ネットに自分の小説をアップする日々。
そんなある日、あかりの小説に共感した、女子高
校生・愛海(まなみ)から届いた1通のメッセージ。
「友達のことで悩んでいます」
最初は、ファンサービス、あわよくば小説のネタ
になればよいかと気軽に返信したあかりだったが、
やりとりするうちに、思わぬ深みにはまっていく…。
「メンヘラ」とは、精神障害(狭義には境界性パー
ソナリティ障害)を患っている、あるいは精神的に
不安定な状態にある人に対する俗称(ネットスラ
ング)。--ウィキペディアより
あかりが体験した、それは、ある意味で、人生の
練習曲(エチュード)のような時間だった…。
実は、このストーリーの一部には、宮瀬あすかさ
ん自身の体験もふくまれています。
大学で心理学を学んだことで、自身の体験を、客
観化し、今回の脚本はできあがっています。
できあがった部分を稽古しながら、次の展開を考
えるかたちで、すすめてきました。
そのたびに、過去の体験と向き合わざるを得ず、
ときに立ち往生し、ときにモンゼツしたのは、これ
までの報告に書いてきたとおりです。
それでも、ようやく、脚本も後半にさしかかりま
した。あとひといきです。
脚本がすすまず、ちょっとはらはらした時期もあ
りますが、なんとか見えてきた、そんな感じです。
登場する4人の人物たちは、すべて、あすかさ
ん自身の分身。ときどき、その距離感にとまど
いながらも、着実に人物をつかんできています。
脚本書きとしても、役者としても、ひとりまわり、
成長できるかな… 乞ご期待