かめおかゆみこ です。
メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」15周年記念で制作した、
『こころの量稽古』 ←クリックすると詳細ページに飛びます。
(副題「『自分OK』になる七つのしくみ」)
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これまでに、いただいた感想は、こちら
物語は、どこから生まれてくるのでしょうか。「ソウネ」さんと
「ダケド」くんの物語もそうだけど、 いま書けと言われても書
けません。そのとき、何かがおりてきている感じかなあ。
>の項目1●終わらせていいよ、にも通じる気がするし、もっと
>いうと、この本全体がヒントになってるねたぶん
そっかー、そんなふうにも読めるんだ、と感慨深いです。
でも、たしかに、この物語を、この本の最後にもってきたかった
のはたしかで、といっても、この物語を書いたときには、この本
をつくる構想などなかったころで。
ちなみにこの原稿を書いたのは、2007年2月26日。号数で
言うと、1214号。もう4000号以上前ですね。読者さんから
こんなメールをいただき、ふっと想いついた物語です。
>躁鬱病で、薬を飲み続けています。なんだか賽の河原で石
>積みをしている気分なのです。がんばって積んでいても、鬼
>がすべて崩していきます。友達に迷惑をかけ心配をかける
>のも疲れました。
数年後、この原稿を、朗読用のテキストにする際、参加してい
る脚本の勉強会に提出したところ、「なぜ、賽の河原なの?」
とたずねられて、自分でもわからなかったのですが、
もともとのメールに書かれていたことばだったのですね。
もう10年以上前で、このかたから返信があったのかどうか、
その後どうされているのかも、わかりません。でも、元気にな
ってくれていたらいいなあと思います。
そして、いただいたメールがきっかけであっても、物語は、そ
こから私のなかで熟成され、こうして、本として、あらたな出会
いにつながっていきます。
ここからまた何かが生まれるといいなあ。その先を、私が知
ることはなくても、そうやって、ひとはつながっていくのだと思
うから、それを信じて、旅立たせます。