肉厚の峰メモのような手記を書いたとき爪の先に溜まる蛇腹折りの記憶ペンを立て、改めて一点に集中させる形をとるとき、重力に逆らって流れ落ちていって手の甲のなかにちいさな山脈ができる。そのやまやまを取り巻く気候によって書く文章は変わるカンケーないけど私、遠くに見える白い山が好きみたいすっごく好き毛並みのよいヤギより好き