最終の霧 | 幻のおさしみ

幻のおさしみ

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永遠に分岐していく動脈

泉の結晶をつないでいく

見渡すと霧になっている

それごと含んだ身体と宇宙の

たっぷりたぷたぷ重いのに

たっぷたっぷ

触れれる 触れられない

凭れる

把握しきれないことはもたれる

静脈が爪の先に戻ってくるとき

水平線のように静かな

視界良好

びっしり

びっしりはなめらかになる

逆に

鏡面になる

私しか映っていない


そんなことはない?