7月30日(日)今日も38℃

 

穂が出た!

田んぼでいちばん早く出た穂のことを「走り穂」と言います。

その走り穂を、思いがけず発見しました。

 

 

種まきから81日目、田植えから50日目。

こんなに早く穂が出たのは初めて。

予定より1週間も早まっています。

経験のない猛暑が稲の生育を大幅に早めているようです。

このまま暑さが続くと、間違いなく高温障害が出ます。

ヒビの入った胴割れ米や白濁米が増え、食味も落ちてしまいます。

暑さが落ち着くのを願うばかりです。

 

人には危険な暑さが続く毎日ですが、田んぼは虫たちで大賑わいです。

 

 

ヤマトシジミ

田んぼや畔でよく見かけます。

地味だけど、清楚でかわいい。

 

 

イトトンボのカップル。

5月の代かきからずっと田んぼにいる、エメラルドグリーンのイトトンボです。

 

 

美しいオレンジ色のイトトンボ。

成熟したメスか、ベニイトトンボか?

 

 

稲の葉っぱをムシャムシャ食べています。

イナゴの幼虫、と思われます。

田んぼによっては、イナゴがかなり発生して畔際の葉っぱは虫食いだらけになってきました。

 

 

菱バッタ(ヒシバッタ)です。

この時期、畔草刈りをすると、いろんなバッタがバンバン田んぼに飛び込みます。

 

そのほか、ちっちゃなトビムシやウンカやヨコバイなどが、たくさん葉っぱにくっついています。

そして、それらの虫を狙う生きものが続々と集まってきます。

 

 

あちこちでカマキリが待ち構えています。

これは、まだ子ども。

 

 

お腹がパンパン。

何を食べたのかな。

 

 

長黄金グモ(ナガコガネグモ)

稲の間に垂直に網を張って獲物がかかるのを待ちます。

 

 

土用鬼グモ(ドヨウオニグモ)

あまりに暑いので、葉っぱに隠れて涼んでいるのかもしれません。

夕方になってから網をはるのかな。

 

 

足長グモ(アシナガグモ)が交尾をしているところのようです。

 

 

葉っぱが折れ曲がっているところを開いてみたら、袋グモ(フクログモ)のカップルが重なっていました。

お邪魔して、ごめんなさい。

 

 

走りグモ(ハシリグモ)の仲間でしょうか。

浮草の上を素早く走った後、じっとしました。

葉っぱの上だけでなく、水面にもたくさんのクモがうごめいています。

 

 

7月31日(月)またまた38℃

 

 

単管パイプの農機具小屋がやっと完成しました!

間口5m・奥行5m・高さ2.5m

去年の夏に設計図を書きはじめ、この冬に資材を集め、コツコツと組み立てていました。

ささやかな手作り小屋ですが、いろんな人にお世話になりました。

special thanks to 青さん