一般に「高級ソファ」というものは、車の座席とは似ても似つかぬ極上の座り心地をしているでしょう?
それらの高級ソファが実現する座り心地において大事なポイントとは何でしょうか?
僕の意見は、体重を無理なく支えてホールドしてくれることなんじゃないかと思うんです。
こちらは安くなってたので我が家が三越で購入したストレスレスの3連ソファ⇧
表面の柔らかさが気持ち良い一方、芯の硬さが体をしっかりと支え、迫り上がったもも裏のクッションが足の体重も綺麗に逃がしてくれます。
ホームセンターを回っていても、「これ良い!」と思うソファは値段に関わらずもも裏が長く斜め上に迫り上がっている傾向が。
革の質感など、高級素材かどうかは二の次としても形状というのは何より大事だと思うわけです。
さてそこで!
車のシートにこれが応用できないものか?いや、出来ないわけがないんです。載せるだけなんですからね?
その証拠に唯一、実現しているメーカーがあります。それがジャガーです。
体重を忘れるこのできる殆ど負担のない座り心地とホールド感。
これこそが、グランドツーリングに必要なものであって、日本メーカーが見習うべきところだと思います。
日本人は小柄とはいえ、いくらなんでも日本車のシートは短すぎます。
もも裏の長さに余裕がないために、足が不安定で座りづらく、無意識に足や体幹で体を支えているために、立ち上がると疲れていることに気がつくわけです。
日産シーマやトヨタクラウンは、あれだけの長さを持ちながら、どうして「足元のスペース」にこだわってしまうのか?
座り心地やシートの質をアップさせれば良いのに、せっかく長くしたホイールベースを後列の足元の広さに当ててしまう。
それじゃあ確かにフーガやカムリとの差はないですよ。
もう少しホールド感にこだわってほしい日本車のシートです…