Tesla Model S






モデルSの総評 


ドライブが楽しい直線番長ウインク

コーナーに弱い一方で直線加速は圧倒的安定感で、EVらしさもありつつアメ車らしい車。


EVの利便性に関することは置いておいて、運転が快適で楽しく、1.96×4.97という巨体な割には、意外と運転しやすい車でした‼️


今回お借りしたのは2017年モデルで、最新機能はフルで楽しめました。



モデルSの走行性能 


【パワーユニット】★★★★★
色々な情報がネットに出回っていますが、乗った感じの体感をお話しします。
体感としてはV8 4〜5L NA/ 400馬力相当の加速です。もちろん完全電気自動車なので、加速感は内燃機関車を圧倒する走りです。

【運転フィール】★★★★☆
今回、1番意外だったことがひとつ‼️
テスラの中でも最高級セダンに分類できるモデルSは、ハイヤーではなくドライバーズカーであるということです。

まず、ハンドルが割と内側に配置されていることから「自分が真ん中にいるように運転する」というのが可能で、大きさの割に運転しやすかったです。
ちなみに、5m近い長さになるので、後席が広く確保されているかと思いがちですが、案外と後席が狭く、前列が広いです。とくに運転席が快適そのもので、ずっと運転しているのが楽しい仕様でした‼️

後述しますが、唯一の難点はコーナリングに弱いアメ車らしい味付けで、高速の合流手前のコーナーや首都高のカーブでは、そのボディ形状からは考えられないほど安定しません笑

【サスペンション】★★☆☆☆
サスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン/リアはマルチリンク式のエアサスを採用していて、ロードノイズをキャンセルできる快適なサスペンションを謳っています。
実際には、アメ車らしいロードノイズの拾い方かつ、リアが安定しようとすればするほどフロントが不安定になります。
直線はともかくコーナリングには向かないサスペンションです。重量物が後ろにあるためか、コーナーでは前が軽くなり安定しない感じはありました。全幅1.9m超のセダン(比較するならA8やSクラスに匹敵)としては、そこは弱みかなと思います。

※追記になりますが、コーナー直前のブレーキングでフロントに荷重をかけることで、無理やりコーナーを曲がり切ることは可能です🉑

【燃費】★★★☆☆
燃費ではなく、電費になるのですが、今回はチャージが無料!という何ともお得な車でした♪
電気消費で言うと、遅ければ遅いほど効率が良く、速ければ速いほど悪くなります
モーターの特性そのものと言えますが、0〜60km/hあたりで走る街乗りでは非常に効率が良く、80km/h〜130km/hに上ると、反比例して電費が落ちていきます。航続距離が目に見えて変わるのは恐怖感がありました💦

目的地に急がない旅であれば、快適に100km/h前後で高速を走っていけば良いのですが、とにかく早く着きたい!と急く人にとっては、充電待ちも含めて煩わしいかもしれません。

【充電時間】★★★★★

これは驚きました‼️テスラのスーパーチャージャーの威力‼️


今回は栃木方面だったので、佐野でスポットに立ち寄ったのですが、30分ほどで瞬く間に40→200kmくらいまで回復し、再出発できました✨


休憩にちょうど良かったですし、ここで朝ごはん爆笑

急ぐときには困りますが、急がないまったりした『出川の充電させてもらえませんか?』的な旅であれば、フラフラと行くのも良いと思います⭕️

【ACC】★★★☆☆
わかりやすくて使いやすい‼️高速道路の渋滞は、これのお陰で乗り切れました。
ほんとーーに眠くなってきて、普通の車ならヤバかったですが、テスラの自動運転はハンドルもしっかり切ってくれる上、操作が一定以上ないと警告が鳴って起こしてくれます笑

まぁ、さすがに寝ることはなかったですが、渋滞の心強い味方、かつ速度維持して走るには快適な自動運転でした‼️


テスラの強みとは? 


今回、電気自動車の運転は2度目でした。
初回は日産リーフでしたので、主にそれと比較してテスラの強みを探りたいと思います。

リーフが400万に対して、テスラは1000万を上回る高価格車ですから、多くの強みがあって然るべきです音譜音譜

◆ 強み①「充電時間」
テスラのスーパーチャージャーの出力は250kWに対して、一般的な充電器チャデモは多くても50kWほどで、充電時間には明確な差があります。
充電待ちは暇でしたが、少しでも短くあって欲しい😅

強み②「直線加速」
リニアな加速とはこのこと!出力も高く、直線での加速ならフェラーリに並んで走ります音譜音譜
コーナリングは苦手分野ですが、直線は圧倒的!
リアに重量物があることから、後輪にトラクションがかかり、後輪駆動が輝きます✨

強み③「堂々としたエクステリア」
モデルSのサイズは、ほぼ2m×5mで圧倒的に大きいのがカッコいいです!
実際には5ドアハッチバックですが、見た目は完全な4ドアセダンです
高級車に相応しいエクステリアを持っていると言えるでしょうおーっ!



テスラの改善点 


弱み①「後席の狭さ」
思ったよりドライバーズカーだったので、後席が狭かったという笑あせる
モデル3と然程変わらないらしいです。せっかくなら後ろも広くして欲しいですね。

弱み②「コーナリング」
これもアメ車風の味付けと思えば良いですが、重量物をフロントに配置して、FR味付けにするとスポーツ走行も楽しくなるかな?と思います。
日産リーフのFF挙動は、かつてのブルーバードのような走りやすい良い車感を出しているのかと思われます。

弱み③「航続距離と充電」
加速が圧倒的な一方、スピードを上げる分だけ電費が悪くなるのは、トランスミッション搭載で改善できるのでは?と思ってしまうのですが、費用対効果が悪いのでしょうか…はてなマークはてなマーク


音譜「近未来感を結集して電気屋さんが作った乗り物」と思っていましたが、想像よりずっと車らしい仕上がりで楽しめました音譜