「運命のボタン」


監督:リチャード・ケリー(「ドニーダーコ」)
出演:キャメロン・ディアス フランク・ランジェラ


星取り ★★

みんな大好き「ドニーダーコ」のリチャード・ケリー監督の新作です。

うにゃ…これは…ううむ。
正直、リチャード・ケリーの限界を思い知らされた気がしました。
魅力的な映画なんです。
でも、軸がない。テーマが全く見えてこない。
ストーリーが破綻しているのであれば、
演出力でサスペンスを盛り上げればいいんです。
それで映画は面白くなる。
(デヴィッド・リンチしかりシャマランしかり。)
しかし、サスペンス演出も…正直下手。

雰囲気作りという点では個性もあったし、素晴らしかった。
唐突な展開も非常に好み。

しかし、で何?と客に思わせたら失敗でしょう。

絶対見ないほうがいいよ、と切捨てるにはもったいない。
でも、オススメは出来ない、そんな映画でした。

私はフランク・ランジェラの役をサミュエルLジャクソンが
演じれば、ずいぶんこの映画の問題点が解決したと思うんだがな…。
見たら気持ちが分かります。とりあえず見てみてください。