今日読んだラノベです。

電撃文庫

『青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない』

鴨志田一 イラスト 溝口ケージ


(あらすじと感想)

未来から来た牧之原翔子の心臓は梓川咲太から
移植されたものであった。

中学一年生の翔子は心臓の重い病気で今現在も
集中治療室で、ドナーが現れるのを待っている。

咲太は小さな翔子を救うため、12月24日午後六時。
彼の死亡する予定の江の島弁天橋へとやってきた。

スリップ事故を起こした黒いミニバンが突っ込んできた。
咲太を助けて、代わりに麻衣が死亡してしまった。

病院では麻衣の母に咲太は頬を叩かれる。
娘を返して欲しいと涙ながらに訴えるのだった。

咲太の胸の三本の爪痕の傷は消えていた。
報道陣対策で、咲太は双葉理央の家に身を寄せる。

12月28日、麻衣の通夜が終わり告別式だ。
テレビで告別式の模様と彼女の特集が組まれていた。

咲太は麻衣の死の事実を拒絶して全力で走る。
走った先にあったのは七里ガ浜の砂浜であった。

未来から来た牧之原翔子が現れた。過去は改変され、
翔子の心臓には麻衣の心臓が移植されていた。

翔子は麻衣を救う手立てがあると咲太に告げる。
二人は峰が原高校に侵入し、保健室へ行く。

翔子によると咲太が小さな翔子の死ぬ未来を拒んだため、
思春期症候群が起こり、咲太のいる現在は未来になった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

咲太は保健室で眠ることで未来から現在への時間の旅をする。
目覚めたのは12月24日の午後一時だった。

未来からきた咲太は現在の人々に認識されることがない。
保健室の先生も、物理実験室の双葉理央も咲太を認識しない。

咲太は兎の着ぐるみを着て、藤沢駅で自分を見える人を探す。
そこに現れたのはプチデビル後輩。古賀朋絵であった。

朋絵が咲太を認識することによって、世界への干渉が可能になる。
古賀朋絵と翔子の病院に行って、現在の咲太と電話をする。

四日後の未来から来た咲太は江の島で麻衣が死んだことを
告げる。現在の咲太は小さな翔子のために死ぬつもりだった。

未来からきた咲太は麻衣の妹の豊島のどかの力を借りて、
都内スタジオの桜島麻衣の元へ行った。

未来から来た咲太を麻衣は温かく迎えてくれた。
彼女に事故現場に行かないように念を押した。

二人で幸せになるんだと誓って、咲太は江の島の
弁天橋へ行く。時刻は5時半。現在の咲太が来てしまう。

黒のミニバンのスリップ事故で、車体は現在の咲太の方へ。
未来から来た咲太は現在の咲太を突き飛ばして助ける。

そこで未来の咲太と現在の咲太はひとつに収束する。
マンションに帰ると麻衣が待っていてくれた。

12月25日。麻衣と咲太は成績表を受け取りに学校へ。
物理実験室の双葉理央に会うと安心して涙を流していた。

グラウンドに雪が積もっていたため、咲太と理央と国見佑真と
麻衣の四人で雪だるまを作って青春をしていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
翔子の見舞いに病室に行くが、そこは誰もいない。
咲太は小さな幸せを噛みしめて、同時に翔子への罪悪感もある。

麻衣とスーパーで食材を買って帰宅すると父親が来ていた。
なし崩しに恋人の麻衣を父親に紹介する。

妹の花楓とは中学校に通う練習を始めることに。
12月29日、妹と二人で上野動物園に遊びに行く。

12月31日。翔子の母から娘に会って欲しいと電話が来る。
病院のICUで翔子は医療機器に囲まれていた。

小さな翔子は小学四年生の時に未来が来るのを拒絶した。
心臓の病気で未来が見えないことが思春期症候群に繋がる。

今、ICUで苦しんでいる翔子にとって現在は未来である。
彼女は小学四年生の現在に戻って、咲太に出会わない未来を選ぶ。

出会わなければ咲太を苦しめることが無いと思った。
将来スケジュールには新たな言葉が書かれていた。

ありがとう、頑張ったね、大好きと。
やさしい人になりたりとスケジュールは書かれていた。

1月6日。冬休み最終日。明日から三学期が始まる。
豊浜のどかからスイートバレットのライブに来いと言われる。

ファミレスでは午後あがりの国見と入れ替わりに古賀朋絵が
来る。ファミレスに双葉理央もやってきた。

午後二時に咲太はバイトを終え、麻衣とデートの予定だ。
江ノ電鎌倉駅で変装した麻衣と待ち合わせする。

一緒に鶴ケ岡八幡宮へと初詣に行った。
そのあと、江ノ電で七里ガ浜の海岸へ行った。

翔子との出会いは夢という形で咲太の記憶に残っていた。
中学生の少女を連れた親子連れとすれ違った。

咲太は記憶が蘇り、牧之原翔子に声をかけた。
翔子も元気に咲太に向かって挨拶を返すのだった……。

(続く……)
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな訳で『青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない』を
読了しました。いやー今までにないシリアス回でした。

麻衣が死んじゃって、救うために未来から現在に渡るなんて
シナリオが青春タイムリープものっぽくて良かった。

シナリオ的にはよくあるパターンなんですけどね。
過去に戻って死んだ恋人を救うって展開は。

タイムパラドックスの解決策に登場人物の記憶が失われる
ってありますけど。ラストで牧之原翔子と出会えてよかったです。

やっぱり全部忘れちゃうって寂しいですからね。
咲太だけでも失われた過去の記憶が蘇って良かったです。

次回からは新しい展開になるそうなので、
ここまでがアニメ化して欲しいと思っちゃうますね。

だって綺麗にまとまってますもん。
麻衣と翔子が救われるグッドエンドにしてもらいたい。

咲太の親友の国見佑真と双葉理央が助けてくれますね。
普段は咲太をブタ野郎とか呼んでいるのに。

いざとなったら助けてくれる展開が良かったです。
麻衣の主演映画が切っ掛けで翔子にドナーが見つかった。

これって麻衣の功績だと思うんですよね。
今回の主役は翔子と麻衣のダブルヒロインでしたね。

咲太の最悪の未来は実は思春期症候群だった……って
いう未来から現在を変える展開でした。

未来の咲太が現在の咲太に電話をかけると、やっぱり
咲太はドナーになるため、事故死するつもりでした。

いやーイイ話だった……面白かった。
新展開の八冊目で、とりあえず既刊8巻は終わりです。

アニメ放送と同時に小説が発売するのを期待しています。
それではこの辺で。ではでは。