今日読んだラノベです。

電撃文庫

『青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない』

鴨志田一 イラスト 溝口ケージ


(あらすじと感想)

梓川咲太は中学三年生の時、妹のいじめで無力を感じ、
周囲から孤立した所を牧之原翔子に救われた。

彼女は出会った時は高校二年生であったが、
再び咲太の前に姿を現した時、中学一年生になっていた。

一学期の最終日から翔子から預かった子猫を世話している。
翔子は子猫に『はやて』という名前を与えた。

咲太は友人の双葉理央に会うため家電量販店へ。
7階フロアは本屋になっている。

理央は翔子は同姓同名の他人であるという。
それは思春期症候群の可能性を排除した場合の答え。

その後にファミレスにバイトに行った咲太。
恋人の桜島麻衣がファミレスまで会いに来る。

麻衣は夏休みはドラマやCMの予定で忙しい。
ようやく予定を終えて、咲太と合流した麻衣だった。

夜九時に二人で帰り道を歩いているとコンビニから出た
Tシャツ姿の双葉理央がネットカフェに入る所を目撃。

追いかけて連絡をすると理央は自宅にいた。
それと同時にネットカフェの個室にも双葉理央がいる。

つまり双葉理央は二人に分裂していたのだ。
どうやら互いが互いとも自分を本物だと思っている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
麻衣と理央(B)が一緒に咲太の家に泊まることに。
入浴中の理央(B)は量子テレポーテーションの話をする。

翌日の10時、牧之原翔子がはやてを見に来る。
飼い猫のなすのとはやてを風呂に入れてあげる。

咲太はもう一人の理央の存在を確認するために
峰が原高校の物理実験室まで足をのばした。

理央(A)は国見佑真の出場するバスケ試合を見ていた。
彼女は国見に対して片思いをしていた。

国見の彼女である上里沙希は理央(A)のある行動が
気にかかっていた。ちょいエロの自撮り画像をSNSに投稿している。

咲太はファミレスに女子アナの南条文香を呼び出した。
そして理央(A)の自撮りにどんな意味があるのか聞く。

エロ自撮りは優越感を得られるから行うそうだ。
孤独を抱えた少女がやりがちでエスカレートするそうだ。

本人が特定される危険もあってネットのトラブルの
一因ともなっているらしい。

自宅に帰ると咲太の部屋で麻衣はドラマの台本を読んでいた。
咲太は彼女をマンションの前まで送るとキスをした。

双葉理央(B)の入浴中に彼女と再び対話をする。
理央は家では両親がおらず、男子の視線に嫌悪感があった。

構ってもらいたいが、そのための手段を許せない自分がいる。
そのジレンマが理央が分裂した理由であるらしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
咲太は毎日、物理実験室に通っていた。
理央(A)の自撮り写真は300枚にも達していた。

彼女にとって自撮りは一種の自傷行為であるそうだ。
8月12日。理央(A)の自撮り行為は続いていた。

スマホに高校を特定したという脅迫ナンパレスを送られる。
怯える理央(A)のため咲太はアカウントを消去した。

理央(A)は一人になりたくないと咲太を自宅へ呼ぶ。
深夜三時に咲太は理央(A)のために国見佑真を呼び出した。

そして三人で夜明けがくるまで花火をしたのだった。
その日の夕方、眠った咲太が目を覚ますと理央(B)がいない。

どうやら理央(A)と咲太と佑真の写真を見て出て行ったらしい。
峰が原高校の物理実験室にいくと動揺した理央(B)がいた。

理央(A)が二人と仲良くしていると知って、自分は必要のない
人間であると不安に襲われてしまったようだ。

咲太は理央(B)を探すため自転車で走り回った。
そのため脱水症状で倒れて、救急車に運ばれてしまう。

病院で牧之原翔子と会った咲太は彼女が心臓の病気と知る。
おそらく移植以外の治療法はないそうだ。

理央(B)は理央(A)に花火大会に自分も連れて行ってと
電話をかけた。その瞬間、理央(B)は消滅していた。

8月19日、江の島納涼花火大会に咲太と佑真と
浴衣姿の理央が参加した。理央は勇気をだして佑真に告白。

三人で花火を眺めて過ごしたのだった。
9月1日の新学期。始業式の終わった咲太は帰路へ。

そこで恋人の麻衣に出会ったが彼女は咲太がわからない。
麻衣の姿をした何者かは『姉の彼氏とは思えない』という。

麻衣の妹らしき人物は思春期症候群なのか?
なぜ麻衣と同じ容姿をしているのだろうか……。

(続く……)
 
 
 
 
 
 
 

そんな訳で『青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない』
を読了しました。今回の主役は双葉理央でした。

粗筋では分裂した理央の区別をつけるために
理央(A)と理央(B)という風に書いています。

毎回、思春期症候群に巻き込まれる咲太と仲間たちですが、
相反する気持ちを抱いたせいで二人に増える展開です。

NARUTOとかで多重影分身ってあるんですが、
よく考えたら分身した忍者の意志が統一されてるのは変では?

と思っちゃいますね。分裂した時点で自我も二つあるのだから
自分をオリジナルとして認識するような気がします。

理央の場合もエロ写真の自撮りをする理央(A)と
それを許せないと思っている理央(B)がいます。

二人に共通しているのは佑真への片思いですが、
どっちも相手のことを偽物と思っているんですね。

咲太はこんなめんどうくさい事件に自ら首を突っ込みます。
普段からのらりくらり生きてるような主人公ですが。

仲間のためには本気になる姿を見せてくれます。
普段とのギャップが主人公の魅力かも知れません。

ラノベってシチュエーションが違っても面白さの
中心って毎回、同じなんですよね。

青春ブタ野郎シリーズもそれは変わらないです。
咲太が思春期症候群に立ち向かうという路線です。

まだ三巻して読んでいないのですが。
次の四巻以降で、更に面白くなるのを期待しています。