今日読んだラノベです。

GA文庫

『たとえばラストダンジョン前の村の少年が
 序盤の街で暮らすような物語3』

サトウとシオ イラスト 和狸ナオ


(あらすじと感想)

アザミ士官学校食堂で教官クロム・モリブデン大佐は
スキンヘッドの厳めしい男の相談に乗っていた。

スキンヘッドの男は先代近衛兵長コバ・ラミン。
現在は高級ホテル『レイヨウカク』の支配人だ。

大型連休にホテルマンを募集していた。
貴族の護衛も兼ねるため、腕っぷしが必要だ。

ホテル周辺で連続、昏睡事件が起こっていた。
クロムは魔物トレントの仕業ではと推測する。

食堂の手伝いをしていたロイド・ベラドンナという
少年をホテルの手伝いとしてコバは雇う。

ロイドは伝説の英雄の集う村コンロンで最弱の少年。
序盤の街であるアザミ王国では最強クラスの力を持つ。

ロクジョウ王国とアザミ王国の中間地点にホテル
『レイヨウカク』はある。ロイドは夕方にホテルに到着。

まずはロイドはアルバイトのキキョウから仕事を任される。
それは大浴場の掃除。ロイドは一瞬でピカピカに。

次にロイドは最上階のスイートルームの客に料理を運ぶ。
その部屋の客は地方貴族スレニオンである。

イエスマンの秘書を従え、ロイドにケヤキの森の感想を聞く。
ロイドの答えがお気に召したのかスレニオンは上機嫌だ。

夜半にキキョウはスレニオンのスイートルームへ。
実はキキョウは何でも屋を営む密偵だったのだ。

トレントの違法栽培と昏睡事件にホテル支配人コバが
関与しているのではと疑っていた。

スレニオンはロイドを師匠と崇めるアランの父親だった。
彼はトレントの苗木が盗まれた件も危惧していた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんでもモンスター研究所から盗まれたトレントの苗は
『魔王の苗』と呼ばれる危険なものだったからだ。

トレントに寄生された人間と動物は身体能力が向上する。
キキョウは人間離れしたロイドを宿主だと疑う。

ロイドは翌朝の朝食の仕込みのために厨房にいた。
キキョウはトレントの嫌う香草を手にロイドに近づく。

女傭兵リホは競馬で大当たりをして札束を得る。
その金で温泉ホテル『レイヨウカク』を目指す。

見合いのためにレイヨウカクに来たアランはその緊張感から
お風呂に入り過ぎてのぼせて倒れる。

コバはスレニオンを疑い、スレニオンはコバを黒幕と疑う。
そんな状況でアザミ王国から呪いのベルト姫・セレンが来る。

セレンはアランとのお見合いのために呼ばれてきた。
ホテルで父親と会い、早速、見合いの衣装を着せられる。

アランが医務室に送られてしまったため、父親のスレニオンは
ロイドを見合い相手の代役としてセレンと会わせる。

二人はお見合いデートで周辺の観光スポットを調査する。
リホはホテルマンに扮して内部を調べる。

リホは厩舎の掃除をしていて従業員の愚痴から
不審な客の情報を手に入れた。

キキョウはロイドをトレントの宿主と睨み、吹き矢で
眠らせようとして失敗していた。

セレンと一時別れたロイドをマッサージの授業をすると
言って、キキョウは彼の全身にトレント除け軟膏を塗る。

セレンが殺気を放って呪いのベルトでキキョウを攻撃する。
キキョウは全身の関節を外して逃れた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リホの情報からセレンとロイドは102号室へ。
そこで出会ったのはロイドと同郷のショウマだった。

ショウマは世界を巡り、運び屋をしていた。
偶然、レイヨウカクのスイートルームを借りていた。

次は201号室の二人組を調査することに。
待っていたのはメナ・キノンとフィロ・キノン姉妹。

以前の王都の事件で出会った魔法使いと武闘家の姉妹。
フィロは酔っ払い、辺りのモノを破壊しまくっていた。

メナたちも謎の昏睡事件について調査をしていた。
ロイドの下宿先の魔女マリーとコンロン村長のアルカ。

二人もロイドのホテルマン姿を見るためホテルへ来た。
ロイドへの言い訳で国家を揺るがす事件があったと嘘を吐く。

マリーは事件の真相を知る名探偵を客の前で演じる。
コバの事件の概要を聞いたあと、当てずっぽうで推理する。

犯人はモンスターの仕業を装っている。樹木の上を移動して
痕跡を隠し、その目的は世界征服であると。

マリーのその場しのぎの推理はなんと的を射ていた。
犯人はセレンの父親といって、コバとスレニオンは疑心暗鬼に。

その頃、ロイドは露天風呂に一人でいた。そこへ女性陣が
雪崩込み、フィロはアルカを森の中へと投げ飛ばす。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ロイドを監視していたキキョウはスレニオンの秘書に会う。
実は秘書こそがトレント違法栽培の黒幕だった。

その体にトレントを寄生させ、樹木の魔王アールキングとなる。
辺り一帯にトレントを繁殖させ、ロイドは囲まれた。

ロイドにとってトレントは材木資源に過ぎず楽勝で倒した。
養分を失った魔王はホテルへと近づいていく。

セレンは呪いのベルトのオートガードでトレントの囮になる。
メナは水魔法の大蛇でアールキングを縛っていく。

リホは火炎瓶を投げつけて、アールキングを弱体化させる。
樹木の魔王はバランスを崩し、ホテルの食堂を破壊した。

アランはトレント除けの香草の入った鍋を魔王に投げつける。
セレンは食堂に行った父親を助けにいく。

ロイドはメナとリホの連携で凍った魔王の核を掘り出し、
中にいた秘書は樹液まみれで出てきた。

翌日、破壊された食堂はアルカの手で完全に修復していた。
苦情を出す客たちも記憶操作で何事も無さそうにしていた。

国境警察に秘書を引き渡し、スレニオンとコバの誤解も
無事に解けた。セレンとアランもそれぞれの父に認められた。

アルカはロイドにマッサージをして欲しいと言う
ロイドはキキョウにならったバックドロップをかますのだった。

(第四巻に続く……)
 
 
 
 
 
 
 

そんな訳で『たとえばラストダンジョン前の村の少年が
序盤の街で暮らすような物語3』を読了しました。

すごいタイトルが長くて、覚えにくいです。
ライトな語り口の物語できれいにまとまってます。

主人公が自分を弱いと思いつつアザミ王国では最強クラスの
力を持って無双するという展開です。

今回は仲間たちの活躍も含まれていて良かった。
ヒロインや仲間にも活躍の場があると充実してると感じます。

高級ホテルでアルバイトするロイドの元に何の因果か
いつもの仲間たちが集まって騒動になるという。

これぞライトノベルといった雰囲気の作品です。
イラストも可愛くて、気に入っている一作です。

コミカライズもされているらしいですね。
現在、五巻まで発売している人気作です。

マリーとアルカの二人も関わってくるんですね……。
レギュラー登場人物がどこへ行ってもついてくる。

全体的にふわっとしたファンタジーです。
難しい設定はなく、ストーリーに集中できるのが良いです。

読んでて思うのは嫌いになるようなキャラがいないって点です。
リホは守銭奴だし、セレンはヤンデレです。

女性陣は皆、ロイドに惚れている設定ですし、
アルカとか、どうしようもない大人だなぁと思います。

ラノベはキャラが好きなら最後まで読める……というのが
持論でして、ロイドを中心としたドタバタを楽しんでます。

それではこの辺で。ではでは。