日本列島を10年に1度クラスの大寒波が襲った今週、カクザンが住む岡山県津山市では観測史上最高の46センチの積雪を観測したとの報道がありました。しかし、あまり津山市内の情報が報道されていないようなので、カクザンが体験した3日間を記録しておこうと思います。
発端は1/24(火)でした。この日、カクザンは在宅勤務日で自宅に居たのですが、よく晴れていて、天気予報のような大雪になるとはとても思えないくらいの天候でした。それでも、万が一に備えて、路面の凍結防止剤を入手しておこうということで、母親が市役所土木課(2袋まで無償でいただけるようでした)に向かいました。ところが、15時を過ぎたあたりから天気が豹変。強風が吹き始め吹雪になりだします。母親が心配でしたが、吹雪の中、16時頃戻って一安心です。しかし、家の前の道にはすでに5~10センチ程度の雪が積もっていました。翌朝の出勤に備えて、嫁さんと2人で雪かきをしますが、我が家は駐車場、接面道路までの私道部分を含めると、結構な除雪が必要となりました。そして、接面道路は急な坂道のカーブとなっている箇所があり心配なため、そこの除雪に向かうと、なんと軽四が1台立ち往生していました。すぐ近所の方で、一緒に路面の除雪をし、また、車庫の除雪もしてようやく無事に帰宅していただくことができました。この日、カクザンは翌日に備えて(3時起きなのです)、早めに就寝しました。
2日目。早朝に目を覚ましたカクザンは、まだ真っ暗な外の様子を見に勝手口のドアを開けます。雪で車が出せるかどうかが心配だったからです。しかし、積雪量は唖然とするものでした。前日、10センチ程度の雪を除雪したにもかかわらず、それ以上の積雪となっていたためです。この時点で、この日の出勤は絶望的となりました。我が家からJR津山駅までは約8㎞。車が出せないとどうにもなりません(一方、JR津山線は一部運休はあったようでしたが動いていたのですから大したものだと思います)。カクザンは翌日が在宅勤務の予定となっていましたが、この日を在宅勤務に変更してもらうことにしました。とりあえず、雪かきは歩行できる脱出路を掘るところから始まりました。しかし、この時思ったのは、雪かきは雪の捨て場所がないとどうにも困るということです。通常の雪であれば、路肩の水路に落とせばすむのですが、この日は水路も雪で埋没していたのです。なお、自宅周辺の積雪量は60センチはあったと思います。
お隣の奥さんは前日、16時に仕事を終え帰宅に向かいましたが、自宅にたどり着いたのは22時を回っていたといいます。それも、雪が深く、車での通行は困難となり、車を途中の知り合い宅に預け、徒歩で帰ってきたのだそうです。同様の話は近隣の方々からも耳に入ってきました。そして、転倒した軽四も複数台あったようです(全く報道されていませんが)。
午後、町内の建設会社の方がショベルカーで除雪に来てくださいました。お陰で、主要道路までは車で行くことができそうです。喜んだ母親は買い物に出かけて行きました。しかし、主要道路の除雪は不十分で、溶けかけた雪でグシャグシャ状態だったとのこと。
3日目。この日は時差出勤で朝7時の津山線で岡山へ向かい、一件用事を済ませてから職場へ向かう計画でした。通常は20分程度で津山駅には到着するのですが、余裕をみて40分前に出発。しかし、主要道路の除雪状況は酷いものでした。路面全体がアイスバーン化していて、ワダチの間の雪で車床がゴリゴリこすられます。私の車は車高が低いので破損を覚悟しました。
結局、安全運転&渋滞にも巻き込まれ、津山駅には1時間かかってようやく到着。予定の列車には乗れませんでした。それでも1本後の快速で行こうと予定を切り替えたのですが、駅前に借りている駐車場がまったく除雪されていません。なんとか押し込もうと試みましたが、車が悲鳴を上げたため断念。この日も津山脱出はなりませんでした。津山線が平常運転だったので、津山市内の雪の状況は大丈夫だと判断した点は甘かったです。しかし、少しでもそうした情報の報道があったら、こんなことにはならなかった可能性もあります。この日は午前中、半休を取り、嫁さんに協力してもらって、再度、駅前駐車場に向かいました。雪かきのためです。
これが雪かき前の駐車場です。
雪かきを終え、帰り道で撮影した1枚。車道も大変ですが、歩道はもっと大変です。この日は私立高校の受験日だったのですが、受験生は大変だったと思います。
以上が、カクザンの3日間です。明日は4日目ですが、無事に津山を脱出できることを祈念して就寝したいと思います。