米長先生の教え(その4) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館将棋教室が5/5(日)、高島教室が5/19(日)の予定です。

将棋入門コースの生徒さんにとって、宿題詰将棋をくり返し練習することはとても良いトレーニングです。「詰将棋」についての米長先生のアドバイスをご紹介したいと思います。


「初心者の方は、まず一手詰から始められるとよい。・・一手詰など馬鹿馬鹿しいと思われるだろうが、7~8級の方では全部詰ますことはむずかしいだろう。三手詰がスラスラ解ければ、立派に初段はあるといえよう。だから一手、三手などと馬鹿にしないで、まずそれを繰り返しやってみることだ。」


ここでの7~8級とはどのくらいのレベルを指しているのかは必ずしも明かとはいえないのですが、一手詰めが大体解けるようであれば、岡南教室の将棋入門コースで卒業を狙えるレベルに達している可能性があります。さらに、米長先生は3手詰がスラスラ解ければ有段者の棋力と説明しています。驚きましたか?これなら練習しだいで初段になれそうだと思いませんか?


「一手詰から三手詰へと入っていき、それがスラスラ解けるようになると、五手、七手と伸ばしていく。そうして九手詰の詰将棋が大体詰むというぐらいになると、誰でも絶対に有段の棋力がついているはずである。」


詰将棋でのトレーニングのコツはやさしい問題から始めることです。将棋入門コースの生徒さんがいきなり七手詰とか九手詰の問題に取り組むのはオススメできません。むずかしい詰将棋を1問考えつづけるよりも、やさしい詰将棋をたくさん解く方が何十倍も良い練習になるのです。とにかく将棋に慣れるための練習を心がけてください。そのためには、詰将棋であれば同じ問題を繰り返し解くことが効果的です。一回目よりも二回目、二回目よりも三回目の方が解く時間は短くなっていくはずで、同じ時間でより多くの問題を解くことができるようになっていくのです。最後は問題図も答えも覚えてしまうはずです。この段階まできたら、五手詰の問題に挑戦し、同じような練習でさらに上の手数の問題に挑戦していくのです。九手詰の問題がスラスラ解けるようになると、私に平手で勝てるようになるはずです。


以下、続く・・・。



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