うちで喧嘩して、別れてから3日目。
早くも颯人から連絡が来た。
「もしもし?咲ちゃん??」
「あ~何?荷物取りに来るの?」
「いや。。。。そうじゃなくて。。。。
この前の事、ホントごめん!俺が悪かった。許してくれない??」
「あ~。。。。その事?
じゃあ、はっきりしてくれるかな?
この前の子とは一体どう言う関係だった訳?」
「あの子は。。。。。会社の子で、俺の事好きだって。。。。
でも、俺に子供が居るから、好きになったら駄目だって。
そう言われたら、俺だって悪い気はしないだろ??
で、まああんな風に毎日電話してました。。。。」
「ふ~~ん。。。。
私は颯人の為に風俗でバイトまでして借金も返したのに?
そんな事言われて、そっちに気持が動いたんだ??
私も馬鹿にされたもんやね~~」
「ホント、ごめん!俺が悪かったから!!」
「まあ、帰って来たいなら帰ってくれば?
でも、借金の話は別だから!しっかり返してもらうよ?」
「分かった!今まで通り、俺の口座の管理も任すから
そこから勝手に返済してくれれば良いから!」
「分かった。じゃあそうさせてもらうわ」
「じゃあ、迎えに来て?」
結局、こうなる事は分かっていた事だったが、たった3日で戻ってくるとは。
そして、こんなどっちつかずの男を好きな自分が情けない。
そう思いながらも、颯人が帰ってくる嬉しさでいっぱいだった。