花江夏樹さんトークショー要旨

●6月に発売されたBlu-ray/DVDを手にした感想について。
花江さん「パッケージの手触りがとてもいいです。ちょっと和紙っぽい感じもいいですし、特典もたくさんついています。オーディオコメンタリもやりましたけれど、本来はブロックごとに出演者が決まっていたのですが、みんなが“ずっと喋らせてくれ”ということで、結局キャスト全員でコメンタリしました。」

●「最初は関係者試写。僕を含め3人くらいしかいない空間で観て、その時は衝撃ばかりで。映像もその時に初めて観たので、泣くところではないのに泣いてしまうシーンが多かった。煉獄さんが不知火の技を出した時に、涙がドバドバーっと出てきた。終わった後は、うまく立てなかったです。」

●「花江さんが『無限列車編』で一番印象に残っているシーンは?」
花江さん「めちゃめちゃありますけど、炭治郎としては大きく分けて3カ所ですね。まずは夢の中で禰豆子たちに会って、六太が追いかけてくるけど、振り切って行かなきゃ!っていうシーン。念願叶って家族と再会したのに行かなきゃいけない。演じていてもつらかったですね。次は魘夢に悪夢を見せられてブチギレるシーン。『無限列車編』は炭治郎が家族を思う気持ちが出てるシーンが多いですよね。あとは猗窩座に向かって叫ぶシーン。そこは自分でも感情を優先してお芝居しようと思っていたので、演じているときに自分がどういう声を出していて、どういう音の響きになっているか考えていませんでした」
●「ちょっとしたセリフの中にも炭治郎の思いやりを感じます。車掌さんが炭治郎のお腹を刺すシーンでは、自分が死んだら彼が人殺しになってしまう、って言いますよね。そこまで気持ちが回るところが炭治郎の優しさ。自分が働いているときや、家族と接するときに、背中を押してくれて、支えてくれるセリフが多いなと思います。」
●「花江さんが実際に劇場で『無限列車編』をご覧になったときの劇場の雰囲気はいかがでしたか? またその様子を見て、どう感じましたか?」
花江さん「劇場には4回行きました。皆さんが特典をもらってそれについて話してたり、炭治郎が、禰豆子が、と聞こえてくるのが気持ちいいというかうれしいというか。みなさん共通の話題で盛り上がってくださって、うれしかったです。」
●炭治郎が無限列車で乗り合わせる結核の青年を演じた後輩・江口拓也さんともIMAX劇場に行った花江さん。
「そのとき江口さんは緑色の髪で、身長も180何cmあるのでけっこう目立ってたんですよ。江口さんが周りにバレるんじゃないかと思って気が気がじゃなかったです(笑)」
「体感は3メートルぐらいなんですけど。江口さんがバレるんじゃないかと。3回目は(鑑賞に)身が入らなかった。。。」

●「『無限列車編』のグッズの中で花江さんのお気に入りは?」という質問。
花江さん「僕は魘夢とか猗窩座のグッズがもしかしたら出ないのかなと思っていたので、鬼のグッズが出たのがうれしいですね。」


「猗窩座の破壊殺の『羅針』で出る模様が好きなので、それをモチーフにしたグッズが出たのはよかった。」

●「花江さんの家には鬼滅グッズはどれぐらいあるんですか?」
花江さん「僕はフィギュアを主に買っていて、発売されているものは全部あると思います。でもしのぶさんと義勇さん、煉獄さんのフィギュアが発売されるようになって、ちょっと追いつかないんです。置く場所を増やさないといけないという、うれしい悩みですね」

●母娘3代にわたって「鬼滅の刃」を楽しんでいるというファンのエピソードが登場。
花江さん「世代を問わないっていうのは本当にいいですよね。」
「個人的な話になるんですが、もうじき1歳になる娘たちにいつから見せていいのかと……。けっこう血とかが出るシーンもあるので、小さいうちはどうなんだろう? ぬいぐるみとかならいいかな?とすごく悩んでます。」


●“歴史教師の煉獄さん(キメツ学園)をみて、将来の目標ができた”という高校3年生からのメッセージに。
「やりたいことがなかったのですが、『無限列車編』を見てから私も、煉獄や炭治郎のように何かがむしゃらにできるものがほしいと思うようになり、今では(『キメツ学園物語』の)煉獄先生が教えている日本史を頑張って、史学科が強い大学に入れるよう勉強しています。今と将来の目標ができました。」
花江さん「嬉しいですよね。僕も小さい頃は漫画やアニメに影響されて将来こうなりたい、こういうふうに生きたいなと元気をもらったことがあるので、それを僕が演じている作品を見てというのは凄く嬉しいですね。」
「炭治郎がいってるように、努力は日々の積み重ねなので、少しずつでもいいですから、前に進んでください。」


●最後のコメント「映画を何度も観ていただいてうれしい限りですし、僕も演じたかいがあったなと思いました。炭治郎が、煉獄さんから受け取ったものを受け継いで、(テレビシリーズの続編となる)遊郭編に……」
「遊郭編か……。遊郭編も大変なんですけどね。でも煉獄さんから受け取ったものを必ず出しきって頑張っていきたいなと思っているので、引き続き応援していただけたら。」
kakkamax※

久しぶりの映画館。
Blu-rayと段違いに違うのは音響、
特に金属音や爆発音など、映画の各部分で区切りになっているので、
映画館音響の素晴らしさを感じた。