[BBC]
ウォルト・ディズニー・カンパニーが20日以降、従業員10万人以上に対する給与支払いを停止することが明らかになった。
アメリカや欧州、アジア各国でテーマパークやホテルを運営する同社だが、新型コロナウイルスの影響で経営難に見舞われている。

給与が停止されるのは、「キャスト」と呼ばれる全従業員の約半数。
イギリスのフィナンシャル・タイムズによると、これによってディズニーは1カ月あたり5億ドル(約540億円)を確保することができるという。

同社は2019年10~12月にかけ、テーマパーク事業や関連製品などであわせて14億ドルの営業利益を得ていた。

ディズニーは声明で、無給休暇を取ることになる従業員の医療手当は全額支払う予定だと説明。
その上で、アメリカ国内の従業員には、連邦政府が新型ウイルス対策として発表した2兆ドル規模の景気刺激策の施策を利用し、週600ドルの休業手当に申請するよう求めている

フィナンシャル・タイムズによると、ディズニーランド・パリのスタッフ約1万7000人のほとんども、給与停止の対象となり、フランス政府による一時帰休制度の対象になる。



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給与を停止する、というのは衝撃的な決定だったが、政府の公的扶助の窓口ができたから、
個々人で申請すれば週給分600ドル(約六万四千五百円)もらえるよ、とガイダンスしたわけだ。
日本の休業補償も金額は決定しているが、まだ予算案の段階で役所に窓口がない。

でも興味深い数字もあきらかになった。

ウォルト・ディズニー本社はコロナウィルス危機以前、キャスト給与に毎月10億ドルを支払い、パーク事業でほぼ半額の5億ドル弱の黒字利益をだしている。

オヤジさんの笑顔は本物だ。
ちゃんとキャストに報酬を出している。