
[日刊ゲンダイDIGITAL]4月1日
2月29日から休園している東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは、再開時期を4月20日以降とした。
少なくとも休園は51日間(2月29日~4月19日)に及ぶ。
「この間の入園料や飲食の売り上げはゼロです。両パークの昨年度の営業日数は365日。7分の1の売り上げが消失したことになります」(株式評論家の倉多慎之助氏)
年間来園者数は3255万8000人(昨年度=18年度)。
かなり乱暴だが、単純計算すると、1日平均8万9200人になる。
両パークを運営するオリエンタルランドは、今年度の客単価(来園者の1人当たりの売上高)を1万1815円と見込んでいる。
1日の売上高は約10億5000万円(8万9200人×1万1815円)だ。
「51日間だと、535億5000万円。これだけの売り上げが吹っ飛ぶことになります。営業利益ベースで200億円近い下振れ要因になるかもしれません」(証券アナリスト)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)は4月12日まで休園を決めている。
サンリオピューロランド(東京都多摩市)は4月上旬、よみうりランド(東京都稲城市)は4月5日まで休園。
ハウステンボス(長崎県佐世保市)も屋内施設を4月5日まで休止だ。
花やしき(東京・浅草)や東京ドームシティアトラクションズ(旧後楽園ゆうえんち)も休業を続けている。
人が集まる施設だけに、新型コロナの感染拡大がある程度、終息しないと営業再開は難しい。
体力勝負になってきた。
