新ＣＩＡ長官とポンペイウス・マグヌスのつながりについて。

新しいＣＩＡ長官にマイク・ポンペオさんが就任したが。

前にフランス新大統領だったマクロンさんのルーツがスコットランド旧王国の騎士階級だったことを解明したように。

ポンペオさんのルーツも気になったので、調べてみた。
古代ローマ共和制で活躍したポンペイウス・マグヌスとどうつながるのか。

POMPEOという姓はイタリアでも珍しい。
ポンペイウスの子孫、という話は聞かないが、同じ姓氏というわけ。

シチリア島のシラクサ市には、イタリア王国時代、都市貴族(男爵)POMPEO氏の記録が15世紀から存在する。

そこから、POMPEO姓のルーツはシチリアかと思ったら、そうではない。
シラクサのPOMPEO男爵は、アラブ人が支配していたシチリア島をキリスト教徒のナポリ市民軍が奪回したときに騎士だった功績で、貴族の爵位を得たので。
騎士POMPEO氏はナポリ近くのカンパーニャ地方の豪族であったようだ。

ＣＩＡ長官マイク・ポンペオさんの先祖はイタリアのカンパーニャからの移民ということになっているから、
騎士POMPEO氏の本家筋、といっていいようだ。
カンパーニャには、ヴェスビアス火山で有名なポンペイ市がある。

ポンペイウス・マグヌスとポンペイは同じ名前のようで、実は関係がない。
ポンペイ市は、ローマに征服される以前からポンペイ人(Pompeii)の都市国家で、ナポリ(ネアポリス)のギリシャ移民から分岐した人々だった。

ポンペイ市は滅亡したが、その生き残りの人々は「ポンペイ生まれ(POMPEO)」を自称して、現代まで生き延びた。

だから、ＣＩＡ長官は、あのポンペイ遺跡の悲劇からたちあがった人々の子孫、ということなのかも知れない。