おばあちゃん、お誕生日おめでとう。 | あたま出版ブログ 禿頭席(とくとうせき)

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11月8日。

今日は亡き祖母の誕生日です。

 

故人を偲ぶとき、一般には命日を重視して法事を執り行いますが、私は亡くなった悲しい日よりも生まれためでたい日の方を大事にしたいと考えています。


物心つく前から祖父母の下で育ててもらった私は、自他共に認める「おじいちゃん子」「おばあちゃん子」でした。
明治生まれの祖母は、小さな体で一生懸命に孫である私を祖父とともに育ててくれました。
還暦を前にして夫婦でゆっくり老後を暮らそうとしていた矢先に孫を預かり育てることになった祖母。さぞかし大変だったと思います。一緒に買い物をして甘味処であんみつを食べたり、頭を撫でてもらったり、遊んでもらったり、ぐずって困らせてしまったり、一緒に大笑いしたり。たくさんの思い出があります。


祖父が亡くなってからの約15年間は、祖母とふたり暮らし。晩年の約6年間は介護生活でしたが、しんどいながらも楽しい生活でした。

週末にはよく郊外をドライブしたものです。大阪市南東部にある自宅からは八尾・柏原方面が行きやすいので、柏原を経由して信貴山へも行きました。

柏原の山奥にある金山彦神社へもよく参拝しました。金山媛神社は急な石段なので残念ながら連れて行ってあげることは出来ませんでした。

亡くなる前の年には一緒に人生初のお伊勢さん参りをしました。境内の大きな砂利道を車椅子を押して進むのは骨が折れましたが、良い思い出です。

赤福本店でかき氷を食べさせてあげると喜んでいました。


「おおきに」

「おかげさんで」

が口癖だった祖母。


仕事と介護に疲れていても、「おおきに」「ああ嬉しい」とにニコニコほほ笑みながら言ってもらえると、疲れが吹き飛んだものです。
私が帰宅するまで何度でも布団から起きだしてはじっとこたつにあたりながら待ってくれていた祖母。

そして私が帰宅すると、「お兄ちゃんが帰って来てくれて嬉しいです」と安心してすぐに眠りに就いた祖母。


そんな祖母が亡くなり、ひとりぼっちになってしまいました。

 

そして・・・・・
帰宅するとニコニコほほ笑みながら出迎えてくれる妻。

そして、「おかえりー!」と大きな声でニコニコ笑顔でやって来る息子。

飽きることなく「たたかいごっこ」をしていた息子もいまは時々生意気なことを言ったり、かと思うと甘えてきたりします。あの頃の祖父母の気持ちが少しわかる気がします。


祖父母と私の3人暮らしから妻子と私の3人暮らしへ。

祖母は祖父と一緒にニコニコほほ笑みながら見てくれていることでしょう。


おばあちゃん、お誕生日おめでとう。

柿本あつやの常在戦場

 

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