選挙になると、必ず「〇〇します！」というような公約を耳にします。また近年では「△△を阻止（廃止）します！」も増えました。
右肩上がりの景気の良い時は、いわゆるハコモノや道路、鉄道、新幹線、空港などの建設等を掲げて当選した人が多かったことを覚えています。
ハコモノに代わる政策を「〇〇（実行）します！」と公約に掲げる候補者が増えました。しかし、結果的にそれが実行されないことも決して珍しくはありません。
一方、「△△しません！」「□□を阻止（廃止）します！」を公約に上げる候補者もいます。増税や原発、あるいは不祥事に関するものがあります。しかし、これらも結果的に実行されないことが多々あります。
原発などの国全体にかかわる大きな問題はそう簡単に決められません。廃止も継続も大きなメリット・デメリットがありますし時間もかかります。このような規模の問題はとりあえず除きます。
「〇〇します」と言って、できない（しない）のと、「△△しません」と言ってするのと、どちらがより悪いでしょうか。
前者は、大風呂敷を広げて「やっぱりできませんでした」
後者は、「増税しません」と言っておいて増税したり、「TPPに反対します」と言いながら、わが国に参加を強いてきた米国が撤退を表明したのに関わらず参加表明するようなことを指します。
私自身の思想信条は変わっていませんが、ここ10年ほどの活動で「現実」と「真実」を知ってしまうと、政党や議員に対する見方は変わらざるを得ません。
国土国民を守る意思のない政党。議員や御皇室を軽んずるような政党。保守を自称する人達の多くは保守でもなんでもなく、状況によっては平気で変節します。右も左も政治家は嘘と変節が得意です。
今回もまた、嘘を生業にする人達が多く国会に送り込まれるでしょう。
嗚呼